記事一覧

同人さんは、あなたのママではありません。

絵師さんだか字書きさんだかに対して「私はそのカップリングが好きではない」って、わざわざ自己主張して来る人がいるんだそうです。カップリング論争ってのは昔からあったんですけども。他人を説得しなくても、自分で好きなように書いていいんですよ。書けないと思っても、特定の同人さんに粘着する必要はありません。自分の好きなキャラクターまたはカップリングを探して、旅に出ましょう。具体的にいうと、他のサークルさんを訪...

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すべての同人は平等です。他人を笑いものにする人は早く帰りましょう。

同人誌即売会に出展するサークルのほとんどは、昔は本当に同人会(複数の会員によるグループ活動)でした。その会報だから同人誌。俳句などの同人会と同じです。本来、コミケに出展する人々というのは「漫画同人」なのです。最近はゲーム同人、音楽同人も多いですね。で、古い時代の同人誌というのは、複数の会員(=同人)の作品をまとめた合同誌でした。オリジナル漫画専門誌が本来の形ですが、一冊の中にオリジナルもパロディも...

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時代劇と、時代もの。

時代劇は「劇」ですから、舞台の上かカメラの前で演じられるお芝居のことですね。「劇をしよう」と言えば、自分たちで演技をしようという意味です。いっぽう、小説・漫画は登場人物が「昔の人の劇をしている」という意識ではなく、その時代に生きている当事者として描かれている。だから理屈としては、こっちは時代劇ではなく、現代の読者にとっての「時代もの」です。だから、もし漫画家などが「今回は時代劇にしてみました」と言...

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女性が美しい日本を称賛するとき気をつけるべきこと。

女性が紳士的かつ体力旺盛な若者に憧れるのは当然ですが、軍国調を称賛するとき気をつけるべきことは、自分は守られる側だと決め込んでいる可能性です。現代では、戦前とちがって、女性も自衛隊の訓練を受けることができます。災害救助の現場を考えてみると、女性隊員もいたほうがいいですよね。これからの時代を考えると、外国語ができる隊員も大勢いたほうがいいので「私は高学歴だから現場に出る必要はない」ということもないで...

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美しい日本と、武士の世。

時代劇映画を拝見するたびに思うんですけれども「刃渡り90センチ、重さ約1キロの凶器を携行した集団が市内を自由に移動中」だったんですよ。……怖いっすよ!そりゃもう「そういう連中とすれ違う時は目を合わすな。ひそひそ話もするな。できれば道を変えろ。店舗の前で騒いでると寄って来るから、静かに出入りしろ」とかいうふうになりますわ。また、武士どうしも「できるだけ上司・同僚の機嫌を損ねないように」という方針になるで...

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もしも漫画家が江戸時代にタイムスリップしたら。

蔦重が出版を引き受けてくれたことだろうと思います。そして、あっという間に工房が成立したことでしょう。人物・背景・仕上げの分業体制。(今と同じじゃん)浮世絵師たちは、コマ割り・フキダシの発想を知らなかっただけですから、現代人の原稿を一読すれば、たちどころにコツをつかみ、再生産を始めたに違いありません。金属の職人にペン先を見せれば量産体制を整えたでしょうし、スクリーントーンも似たようなものを発明した可...

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日本人はもう増えないので、BLも工夫が必要です。~二次創作解禁時代に

現代のBLは、ゲイコミュニティとトラブルにならないように、工夫が必要です。1970年代に、いまで言うBLの基礎を築いた二十四年組などのプロ作品には「男同士は異常だ」という台詞はありませんでした。それでも小学館漫画賞を受賞するほどの傑作を仕上げることができたのです。現代の皆さんも、他人を不快にせず、自分も楽しいというお話を作ることができるように、工夫してみてください。日本人がいま以上に増えることは、もう...

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オトコのロマン、オトメのロマン。~BLクラスタが考えておくべきこと。

二次創作BLというのは、SFアニメが提供する「オトコのロマン」に対して「オトメのロマン」なわけで、ちゃんと韻を踏んでいるのです。うまく出来てるのです。それが乙女のロマンなのは「男性は読みたがらない」という消極的理由によるものです。逆にいえば、すべての乙女が読みたがるからではないです。狭義の腐女子とは、実際に自費出版してイベント出展する二次創作BL同人のことですが、この人たちが頼んでもいないのに「負...

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「同人はフェミとは別」とは言っちゃいられない時代に。

思い起こせば(もはや回想録)、清盛が放映されていたのと同じ頃に、某テレビアニメ番組の権利者が二次創作許可を出したということがあって、小説投稿サイトやブログランキングが似たような投稿作品で占拠され、一般利用者から苦情が挙がったのです。当時はまだ「二次創作BL」という呼び方がなくて、「腐向け」というタグを他人が打つということがあったもんですから、その決して良い意味ではなく、二次創作BLに対する反感を示...

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1990年代のBL論は、最初から成り立っていないのです。

1978年創刊以来の専門誌『JUNE』の連載陣が、自己弁護的な解説書を発行したのは、1990年代に集中しています。当時、ゲイコミュニティが「少女のうちから読ませるな。差別意識を助長するから」という弱者の声を挙げていました。だから、栗本薫=中島梓などのプロ作家陣は「なぜ少女のうちから読ませる必要があったのか。どういう思いで、私自身は少女のうちから読んだり書いたりしていたのか」を意見陳述したのです。ただし、1990年...

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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験・就活を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

映画評は、アップロードする以上は「下げる」ようなことは言わないことにしております。あらすじもあまり申し上げませんので、楽しみに御覧になってください。記事冒頭の色つき文字は映画中の台詞・挿入歌の歌詞からの引用です。

なお、取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・分割・削除しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。