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2014年6月、本木克英『超高速!参勤交代』松竹

いかにも、田舎侍にござる。製作総指揮:大角正 脚本:土橋彰宏 撮影:江原祥二 照明:林利夫 音楽:周防義和 美術:倉田智子 録音:山本研二 助監督:石田和彦 殺陣:中村健人 操演:羽鳥博幸 「観てよかった」と思う映画ナンバーワン! 貧乏つらき2014年の世に問う、磐城の気骨とは。パッケージからドリフのコントみたいのを連想していたわけですが、参りました御免なさい。いや確かにそういう要素もあるわけですが。...

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2006年10月、ライアン・マーフィー『ハサミを持って突っ走る』トライスター

I want rule and boundaries.原作:オーガステン・バロウズ 脚本:ライアン・マーフィー 撮影:クリストファー・バッファ 美術:リチャード・シャーマン 編集:バイロン・スミス 音楽:ジェイムズ・S・レヴァイン原題:Running with Scissors。全米ベストセラー小説を完全映画化。だ、そうですが……小説じゃないんですよ。自伝なのです。えええええっ。アメリカ社会の事実は小説よりも奇なようでございます。パッケージによる...

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1997年10月、池田敏春『鍵』東映東京

性欲を描かないで、人間は、描けないんだ。製作:黒澤満・植村徹 原作:谷崎潤一郎 脚本:白鳥あかね・香川まさひと・池田敏春 音楽:本多俊之 撮影:前田米造 照明:加藤松作 美術:桑名忠之 編集:川島章正 助監督:中嶋竹彦 ドザッパーンと始まる谷崎潤一郎。東映だってやれば出来ます成人向け。丁寧なロケ地選択、華麗な洋風背景美術、執拗に繰り返される主題曲、クローズアップの多い1990年代的話法で堂々の耽美派芸...

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1974年5月、神代辰巳『鍵』日活

そして木村は、ジョン・レノンに似ている。原作:谷崎潤一郎 脚本:神代辰巳 撮影:姫田眞左久 照明:直井勝正 録音:秋野能伸 美術:横尾嘉良 編集:鈴木暁 助監督:鴨田好史 家庭内の娯楽が少なかった時代の女の偽善、男の偽善。原作の時点で「猥褻か、芸術か」って言われたらしいんですけれども、書いたものであり演じたものである以上、猥褻も芸のうちでございます。思わず原作本を引っ張り出したくなるオープニング、...

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1951年10月、市川崑『ブンガワンソロ』新東宝

ヒロインの美しさにまず瞠目させられます。マレー方面を描いた映画もいろいろありますが、この発想はなかった。戦前に流行したミュージカル映画の一つではあって、本来の民族意識からいうと御都合主義なのでしょうが、映画としての見応えは高いです。いわくつきの作品のようですが、脚本が市川夫妻であることには違いなく、ロマンスらしさに至るまでの戦争諷刺描写は骨太です。クライマックスも豪快です。しかも女性に優しい清潔さ...

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話が廻っちゃって困る時は、そのループから一歩出てみましょう。

当方の目的は、当初から一貫して、無駄な議論と、拙速な表現規制と、実在被害の防止です。具体的には「基本的知識を共有していただくことによって、無駄な喧嘩を防ぐこと」です。端的にはSNS炎上の防止です。「なんでBLって何々なの?」という疑問の形式を取ったいやがらせは、BLのもともとの形を知ることによって抑止することができるのです。【女性性】たとえば、なぜキャラクターが女性的なのか?それは現実のホモがきも...

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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。