記事一覧

1.愛国の同人。

コミケと日本の未来のために、最も重要なこと。帝国主義の拡大のために徴兵した若者たちを鉄拳制裁で鍛え上げる。そういう資本主義的全体主義から、共産主義的全体主義へ移行しても、じつはあんまり違いがない。ほんとうは、全体主義の対岸に「消費生活優先的個人主義」というのがあるはずなのです。資本主義と共産主義がほんとうは同じ枠組の中にいる兄弟のようなものだというのは、ベルリンの壁が落ちた頃にやっと(大きな声で)...

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萩尾望都を読んでも、アニパロは生まれないのです。

同じ名前で呼んだことによって、漫画と小説が混同されているというお話。【1.漫画とアニメの混同】漫画を読んで感動した人は、漫画のパロディを描けば良いことです。萩尾望都『ポーの一族』を読んで、エドガーとメリーベルとアランの3点バランスではなく、エドガーとアランが恋人同士だったら、なお一層「印象的」だな、と思って構いません。本人の発想の自由です。でも、アニメキャラクターを利用するのは、また別のアイディア...

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漫画同人会と個人の混同。

漫画と小説を同じ名前で呼んで混同することによって、同人が将来の道を踏み誤ってしまう、というお話。漫画家になりたい人は漫画を描きましょう。「漫画を原作とするテレビアニメを素材とするパロディ作品という特殊な創作物を同人誌即売会という催事に出品する」という活動は、ひとつ決定的な弊害を生みました。いえ、著作権問題ではありません。それは話し合いで解決が可能です。社会問題として、もっと重要なのは「小説を出品す...

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二次創作に親しんでも、構成の勉強にはならないのです。

「組み合わせ」だけではお話が進まない、というお話。プロになりたい人は気をつけましょう。2012年度のNHK大河ドラマ『平清盛』は、その前年の夏から撮影に入っていますから、企画が練られ、脚本に着手されたのは、その数か月前の春。つまり東日本大震災がスタッフにも巨大な精神的インパクトを与えた中で制作されたのです。誰もが「自分はなぜ生きているのか。ドラマやってていいのか」と思い悩み、苦しんだことでしょう。その...

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同人活動を自慢したがる人には困るのです。

同人はライバルが増えやすいので、脊髄反射クレームしないように気をつけましょうというお話。男性の同人さんも気をつけましょう。同人誌即売会というところは、出展に当たって資格審査がありません。でも会場のキャパシティには限りがあるので、出展希望者が多ければ抽選となります。したがって、注目されればされるほど、個々の出展機会が減ります。だから昔の参加者は、若い人に向かって「足が洗えなくなるからやめておけ」と云...

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フェミからゲイへ、奇妙な逆クレーム。

1994年、ゲイコミュニティは「若い女性がゲイバーまで来て、我々に向かって無礼な質問を乱発するので困る」というクレーム文書を発しました。その際に、彼らはそのような女性を総称して「やおい」という呼称を用いました。そのクレーム文書を受け取ったのが「フェミニズム」を研究する女性たちだったんだそうで、彼女たちは「『やおい』は私たちのものです。男が読んではいけません!」と返答しました。会話がおかしいですよね?ゲ...

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二次創作BL同人の心得。

「二十四年組に責任転嫁しない」「実在ゲイに甘えない」「一般読者よりえらいと思わない」以上3点。これをわきまえずに新宿二丁目へ押しかけて、吊橋理論とか云って騒いでる人は、同人やっていたうちに入りません。昔の同人誌即売会は、本当に同人会の集まりでしたから、サークルの先輩から後輩へ「絶対に本物を怒らせるな」という上意下達があったものです。が、1980年代後半から、手前勝手に個人参加するタイプが増えちゃったの...

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二次創作BL同人の心得(2) ~本物に甘えない。

ところで、なぜ1980年代の中学生は、プロとパロを混同したのでしょうか? 「こういうの」とは、どういうのでしょうか?コミックマーケットは、アニメ関連同人の増大に耐えかねて、1980年代初頭に分裂を経験しており、これ以降は事実上「アニパロ・マーケット」となりました。この時期にお買い物したという自称ライターが、2006年に「同人誌とはアニパロです!」と書いた自称解説書を発行しちゃった通りです。つまり、1970年代以来...

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二次創作BL同人の心得(3) ~本物に甘えない。

【創作物が生む偏見】ここで最初にBLの話題を出したのは、竹宮恵子『風と木の詩』が「少年愛は切ない」という言葉で紹介されているのを読んだのがきっかけです。ゲイ差別との混同を避けたいと思いました。「男同士って禁断の愛だから切ないですよね。なのに、いつからホモになったんですか? 美しい少年に出会ってしまったからですか?」という人がいると、困るのです。ゲイコミュニティは「男子校でいたずらされたからホモにな...

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ものの名前を疑ってみましょう。

たとえば「スパゲティ・ナポリタン」というものを頂きながら「なぜナポリタンって云うの? 誰が決めたの? いつから日本にあるの? 江戸時代にはなかったよね?」と考える人と……「そんなことどうでもいいの! 昔からそう決まってるの! みんなそう云ってるの! 文句いわずに食べればいいの! 私のいうことが聞けないの!?」と、なっちゃう人がいるですな。知らないなら知らないって云えばいいのに、「口答えされたわ! 私の...

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1980年代の話を強制するクレーマーさん。

1978年、アニメ映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』は、『野生の証明』についで年間ランキング第5位という破格の配給収入を挙げました。後者は角川春樹が佐藤純彌・高倉健という黄金コンビを起用、アメリカロケ敢行、桁違いの宣伝費を投じるという映画界の常識破りの戦略を取ったもので、逆にいうとそれが奏功しただけのことですから、制作期間わずか4ヶ月のアニメ映画が、他の邦画を抑えたことのほうが、むしろ驚くべき...

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2.TPPが問題視したのは商業的規模の違反です。

でも日本では「コスプレもやばいのか!?」「インターネットから好きな作品が削除されてしまうのか!?」と心配する声が挙がってしまった。背景には「サブカル」全体への反感があって、「今度こそダメだな」と揶揄する雰囲気があったからです。もし本当に非親告罪ということになれば、慣れない人には独創作品とパロディ作品の見分けがつかない。「どうせ日本の漫画・アニメはみんな似たような大きな眼をしている」「どうせ全部コピーの...

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個人出品者のマジョリティ性。

世の中には「サークルとは名ばかりで、実際には全員が個人的に出品しているだけだ」と、わざわざ証言したがる人もいることです。売上金を持ち逃げされると困るから、誰も信用できなかったそうです。でも現在の現実のコミケには、今なおグループ活動している参加者も存在します。つまり、その人自身が売上金を独占したかっただけです。では、あくまで個人資格において、原作者と話をつける覚悟があるのか?ではなくて、そういう個人...

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3.子どもなら再教育が必要です。

そろそろ「モラトリアム」を超えましょうというお話。子どもの非行は本人の責任ではなく、社会全体の責任であるというのは、1980年代以降顕著になった考え方ですね。でも、社会が子ども自身の責任を問わないことは「悪いことを続けさせてやりましょう」という意味ではありません。「よく云って聞かせれば分かるはずの子ですから、同級生から引き離して収監するなんて可哀想なことをする必要はありません」という意味で、再教育と保...

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乗り越えたのは、お母様の影ではありません。

もし、ふたこと目には「母親がトラウマだから~~」と云っていた人が、急に「母親のトラウマを自分で乗り越えた!」と奇妙なことを云い出した時には、べつに勘違いではなく、セラピーの誤用でもありません。そう云わざるを得ないことに気づいたということです。新宿二丁目へ乗り込み、我こそは男性中心社会(の強権を代行する母親)の被害者という顔をして、人権運動してやるつもりだったストレートが、自分の甘さに気づいたという...

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ノンセクシュアル同人がなすべきこと。

日本で最初のホームページが作られたのは、1995年です。もし本当にアニパロ小説をビジネスとして確立するつもりなら、コミケ準備委員会の厚意に依存せず、自分で「ノベル・マーケット」を立ち上げることもできた。「まんだらけ」のような店を開くこともできた。いち早くパソコンの勉強をして、通販体制を整えることもできたのです。せっかく大学へ行きながら、なにも勉強しなかったというのは、ひとえに自分の責任です。母親が自分...

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寺山修司の勘違いと、社会学者の自己満足。

まず、ここでいう「フェミニズム」とは誰のことかというと「私のことかしら?」と思う方です。より良い未来に向けて、それぞれに考えてくださればよろしいので、あわてて言い訳クレームなさる必要はございません。さて。【寺山修司の勘違い】かつて、寺山修司が竹宮恵子『風と木の詩』を一読して「少女の内面を表している」と評した。端的には、これによって、いまで云うBLを読むのは少女に限られるというステレオタイプが成立し...

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パロディ同人が自虐した意味を理解しましょう。

パロディ同人が自虐したのは著作権問題を隠蔽するためです。まず最初に使われた言葉は「ヤマもオチもイミもない」を縮めたものでした。けれども、1998年以来、それが「トランスゲイである」という誤解が流布したために忌避されるようになりました。入れ違うように登場した新しい造語は、PCのキーボード誤変換(の発想)に基づくものでした。当時はちょうど「Windows98」の普及期に当たっていたのです。字義通りには確かに「傷ん...

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自分の都合と、社会問題を区別しましょう。

実写映画でも同人漫画でも、自分が見たり読んだり描いたりするぶんには「エロが目的」でもいいわけです。でも、それを論評したり出版したりした時に「女のくせにこんなものを見るな」とか、「どうせ何を描いても下手なんだから、さっさと嫁に行け」とか云われたら?「女だから何だって云うんですか!」とか、「結婚は女の義務ではありません!」というフェミニズム運動が発生するわけですね。また、女性がアニメ雑誌を持って歩いて...

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他人の商売をつぶしたがるよりも、本物の弱者に配慮しましょう。

まず、世の中には、本当に性的な創作物が苦手で、BLも読めないという人がいます。PTSDを刺激され、頭痛・めまい・嘔吐感に悩まされるという人が、本当にいます。でも彼(女)たちだって、好きなアニメキャラクターの登場する二次創作を読んでみたいと思ってもいいですし、美少年が大勢登場するお話を読んでみたいと思ってもよいことです。美少年・美青年は好きだが、下半身の話は困るという人は、本当にいるのです。女性とは...

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BLは今でもジェンダー論です。

「BLはジェンダーとか関係なくって、ただのビジネスよ」という声があります。そう云ってしまう女性が現れたということ自体が研究材料になり得るということは、分かっていないようです。【購読者が存在する理由】男性中心企業が「BLを売ってやるぜ」と思うことができるのは、買ってくれる女性が存在するからです。つまり女性がお金を持っているからです。なぜでしょうか? 女性が社会進出できたからです。女性が社会進出できた...

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他人の人権運動に便乗するのはやめましょう。

【1.自由とは他人に依存しないことです】身体障碍者が「私は『この何々め』と怒鳴られながら、ひどく殴られました。名指した時点で差別です。差別心を助長・増長させるような単語は、もう誰も使わないでください」と要望している横で、「当事者が差別用語を使ってるから、私たちも『ホモ』ってゆってもいいじゃないですか~~!」というのは、ぜんぜん筋が違います。目的も違います。「自分が面白がりたいから」という理由で使っ...

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編集のチェックを頼る同人。

【1.正当なクレーム】1994年。ゲイコミュニティは「創作物に『男同士は異常だ』と書くことは我々に対して失礼だ」というクレームを発しました。女流作品にそのような台詞があるという指摘です。それも悪役が主人公たちに対していやがらせをしてそう云うのではなく、当人たちが自分自身を差別しているというのです。これに対して「1980年代までのプロ作品にはそのような台詞はありませんでした」と答えることができます。とくに二...

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トランスゲイの迷惑。

【1.女を捨てる】一人暮らしする中年女性は、自分を「男になった」と思っていることがあります。女が一人で生きていくためには「女を捨てる」必要がある、という古い価値観を引きずっているせいです。1972・73年に大ヒットした池田理代子『ベルサイユのばら』には、男装のヒロインが父親から「職業軍人を引退して嫁に行け」と云われ、今までの苦労はなんだったんだとショックを受ける場面があります。で、彼女の出した結論は「男...

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同人は出版社の恩人ではありません。(1983年頃からの勘違い)

【1.インベーダー襲来】総務省が発表している出生数の折れ線グラフを見ると分かるのですが、第二次ベビーブームの終了は1974年。翌1975年との間には、すごい落差があります。映画『スターウォーズ』『未知との遭遇』の発表は1977年。日本公開は1978年です。同年「インベーダーゲーム」も発表され、社会問題視されるほど大流行しました。あのタイプのゲームは、画面の動きに合わせてボタンを押すだけですから、未就学児にも可能で...

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コミック有害図書指定と、アニパロ小説の敗退。(1990年頃の勘違い)

【1.コミックとは漫画です】1990年代初頭。市販コミックの有害図書指定運動が起きたのは事実です。そのせいで自分の発行していたアニパロ小説同人誌が売れなくなった(PTAへの恨みを忘れない)という声がありますので、検討してみましょう。まず「コミック」とは漫画です。小説ではありません。また、指定されたのは市販品です。PTAご一行様が同人誌即売会を抜き打ち検査し、同人誌を押収して積み上げ、同人たちが泣き崩れ...

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群れたがる同人。

【1.私たちのほうが売れていた】「一生懸命にオリジナル設定を考えて書いたプロ作家個人よりも、他人のキャラクターを無断利用した私たちのほうが売れていた」という自慢話は許容範囲を超えています。人数がアンフェアです。発想が根本的にマジョリティです。じつは、群れたがる人というのは孤立を恐れる人なわけで、なぜかというと、自分自身が群れに属して、孤立している人をイジメていたからです。逆の立場になることを恐れる...

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バブル同人の甘えの象徴。

意外なようですが、パロディ同人が自虐したのは、男性同士を描いたからではないのです。男性の原作者がBL化をいやがるので禁止されやすいからでさえないのです。これは証明問題の一種と思ってもらえばいいです。プロによる少年趣味作品と混同され、社会学者・メディアから注目され、テレビ局の取材が入ったり、一般読者の見物(ひやかし)が増えれば、困るのはパロディ同人のほうです。親告されなければ問題ないはずのものが、著...

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40代の人は、よく知らないのです。

今年49歳になる人は、1967年生まれです。さすがに小学生の内から、保護者が娘だけで上京することを許すとは思えないので、女子だけでイベントに参加できるようになったとすれば、中学校へ入学してから。すなわち(遅生まれなら)満13歳になる年です。1967+13=1980すごく単純な足し算です。今年で40代最後の歳を迎える人は、コミケ(に準じる同人誌即売会)に参加できるようになった時、すでに1980年代に入っていたので、1979年以...

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消去法的BL理解。

【1.無理に買う必要はありません】「男女の話がつまらないからBL」とか、「男女の話が恥ずかしいからBL」など、いろいろな説明があります。けれども、「確かに最近の少女漫画はつまらないけど、男同士の話なんてもっとつまらないわよ!」と思う人は、BLを買わないはずです。例えばの話、バニラ味に飽きたからといって、好きでもないチョコ味に無理してカネを出す必要はありません。チョコも食わなきゃいいだけです。なにが...

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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。