記事一覧

ジェリー・ブラッカイマーのローン・レンジャー・:*:・(*´∀`*)・:*:・

先日ポータルサイトで「意味のわからない昭和の流行語」っていう記事を拝見しました。1位はキモサベでした。私も昭和の子ですが知りませんでした。ローン・レンジャーのお友達のトントが使った言葉だそうですね。その記事で、ついでにジョニー・デップ主演でリメイクされるって読んだのですが、我が家には映画『ヴェロニカ・ゲリン』つながりで借りた映画『キング・アーサー』のDVDが郵送で届きまして。視聴前に改めてブラッカイ...

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2004年『キング・アーサー』

「客を笑わせよう」という意識が無いのは爽やかでいい。撮影地はイギリスとアイルランド。俳優もそちらの人ばかりで、ハリウッドの皆さんと違ってなじみが少なく、一見すると地味なテレビドラマのような雰囲気だが、そこがいい。俳優は男も女も若者も中高年も、みな良い面構えをしている。泣かせる男の友情と、活目すべき女の勇気があって、魔法はない。 アーサーを帝政ローマ末期に実在し、苦悩しつつ離反した外人部隊隊長として...

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2008年『パニッシャー:ウォー・ゾーン』

これはいい(・∀・)マフィアの造形が安っぽくて怒りっぽくて、そこがいい。老ボスのしゃがれ声はドン・コルレオーネへのオマージュだ♪ と言っていいよね。アクションでスリラーでやや猟奇的、その代わりエロと中途半端なギャグはない。ある意味さわやかに、安心して観られる。あえて言えば『イベント・ホライゾン』に似ている。個人的にはもう明らかにレイ・スティーヴンソン目当てで借りている。(ずいぶん前に予約したので届いた...

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1958年東宝『無法松の一生』

一の谷の戦やぶれ討たれし平家の公達哀れ暁寒き須磨の嵐に聞こえしはこれか 青葉の笛更くる夜半に門を敲き我が師に託せし言の葉哀れ今際の際まで持ちし箙に残れるは 花や今宵の歌……若くして討たれた公達の歌を子供の声で聞くと、また真に迫って泣けますな(´;ω;`)ブワッいや、平家つながりではなく。運動会つながりで借りました(*´∀`) シーズンだったので「確か徒競走の場面があったよな」と思い出して。冒頭、俯瞰から屋根越...

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1998年『リプレイスメント・キラー』

かっこいいなぁ(*´∀`*)『キング・アーサー』から、フークア監督つながりでさかのぼりました。チョウ・ユンファ主演なのでキャッキャして見ました。キャッキャッ♪公開が1998年だから撮影はその前年のはずで、監督は31歳。若い勢いとアイディアが詰まってると思います。はるか低いところから睨め上げるようなカメラの動き、どこから撮ってるんだ!?∑(゚Д゚)と言いたいような大胆な構図、フェチっぽい極端な接写、銃器の機構の描写のか...

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ミュージック・クリップみたいな映画。

『リプレイスメント・キラー』の感想、その2。「物」の大胆な接写は、TVコマーシャルを連想させる。CMはもちろん商品を大写しにする。また、セリフのない長いアクション描写は、「MTV」みたいだ。音楽プロモーション用ビデオは、当然、新曲を聞かせなければならないから、ドラマ仕立てでもセリフもナレーションもない。ひと目みて状況が分かるように悪役は悪役らしい顔つき・衣装をしている。演技はパントマイム的に派手だ...

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1949年松竹『破れ太鼓』

見てよかった(*´∀`*)無法松つながりで阪妻めあて。美しい……! 映画は、唐突に長台詞をまくしたてる文学座女優の演技から始まる。不自然この上ない。ああ、この頃は舞台劇をそのまま撮ったようなところがあったなァとじゃっかん引いた気分で「古い映画はここが我慢のしどころ」と進展に付き合うと、カメラがずーーっとブレている。『安城家の舞踏会』でも「酔う(-_-;)」と思ったけど、70年代のドキュメンタリータッチの演出とは違...

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1992年『パトリオット・ゲーム』

リチャード・ハリスかっこええ……!(まずそこ)アメリカの核家族は豪華なおうちに住んでいる。もしも我が家にロイヤルファミリーを迎えても、どんな料理を出したらいいかも分からないし、立派なカットグラスのセットも銀のティーポットもないや(次はそこ)萌えたり憧れたり恐怖してみたり。面白かったです。『トータル・フィアーズ』がアレだったんで、さかのぼってみました(ノ´∀`*)冬のロンドン。ベルファストの昔話。海辺の一軒...

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1967年『冒険者たち』

公開年には、監督アンリコ36歳、主演ドロン32歳。ヴァンチュラ48歳。シムカス24歳。いいバランスですな!DVDに収録された予告編には「TRES PROCHAINEMENT」とある。生き急ぐ三人、て意味だと思う。複葉機の曲乗り、バカッ早いクルマのエンジン、女だてらにガスバーナー。自由と冒険を求めて刹那的に生きる若者たち……なんて言えば煽り文句によくありそうだけど、狂騒的なように見えて、自暴自棄ではない。人生をまともに楽...

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1977年『戦争のはらわた』

なんでこんなゾンビ映画みたいなタイトルになっちゃったんだ……(・e・)なぜ正月から戦争映画かというと去年の大河のせいでサム・ペキンパー作品を観たくなった(たぶん間違ってない)のでオンラインレンタルに予約しておいたのが順に消化されてやっと届いたというだけで、このタイミングで戦争映画である意味は特にない。ああ面白かった!……と、まずは言っておくべきだろうと思う。負けの込んだ戦場で見られる(であろう)様々な場...

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1974年 『タワーリング・インフェルノ』

黄金の門を開けよ、サンフランシスコ。爽快な空撮オープニングと錚々たるキャスティングがかき立てる大作感。終わってビックリ。2時間45分が短く感じた! 手に汗にぎるとはこのことだ。“地獄の高層ビル”の特撮がややご愛嬌で、消防車総出動シーンのカッコ良さは怪獣映画のようにワクワクします。タイトルロゴの70年代っぽさからいっても、もっと娯楽色の強いにぎやかなパニック・ムービーだと思ってましたごめんなさい。静かに...

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1963年『大脱走』

充実の2時間52分。なんて有能な男たち (*´∀`*) 女子キャラ皆無。モブのみ。正調・男祭り。マックイーン33歳、ガーナー35歳、アッテンボロー40歳、ブロンソン42歳、レイトン24歳、マッカラム30歳、プレザンス43歳、コバーン35歳、アルベルティ30歳。(公開時)嗚呼男盛り。そして軍服。萌え発動用意。金髪のお三方(レイトン、マッカラム、アルベルティ)は髪もお肌も輝くよう。ブロンソンが苦みばしった頬...

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2000年オーストラリア『エンド・オブ・ザ・ワールド』

原題『オン・ザ・ビーチ』のほう。堂々の3時間半。よかったと思う。1950年代のモノクロ映画版のリメイクというよりは、同じアイディア(原作)による渾身の新作といってもいいと思う。ストーリーに救いがないのは原作がそうだからで、あとは“どこをどう映像化して見せるか”っていう勝負になる。やたらと人物のアップが多くて「テレビドラマみたいだな」と思っていたら本当にテレビドラマだった。オーストラリア作品なので知った名...

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1996年『ドラゴンハート』

テレビでジブリ映画などを放映するときは、夜9時からだと子供たちが待ちきれなくて非常に眠そう。月イチか長期休暇の間だけでもいいので、夜7時頃から親子で安心して見られる映画を放映してくれる枠があるといいと思う。……というわけで微笑ましい作品です^^1990年代には中世を舞台にしたファンタジー映画、中世をイメージした未来を舞台にした擬似SFがいろいろあったような気がしますが、その中でもアクション要素と笑いどころ...

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『エンド・オブ・ザ・ワールド』追記

高層ビルの谷間を黒煙をあげて疾走する蒸気機関車!……という描写がもつ“ギャップ萌え”がすごかったです。これは映像マジックといっていいと思う。言っておきたかったです。...

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1953年『乱暴者』(あばれもの)

大物すぎて敬遠していたマーロン・ブラント、やっと辿り着きました。先にプレスリーやディーンを知っておいて、かえって良かったと思ってます。先にブラントを知っていたら彼らを見て「なんだ、二番煎じか」と鼻で笑っておしまいにした可能性なきにしもあらず。後から事情を知って「彼らもブラントに憧れたんだ、鏡の前でポーズを真似してみたりしたのかな」と想像を逞しゅうするほうが微笑ましいってもんです。それにしてもカッコ...

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1979年『さらば青春の光』

邦題をなんとかしたほうがいいと思う。なぜ素直に『四重人格』にしなかったのかが悔やまれる。音楽がカッコいいので救われているが、音楽がカッコいいのは当たり前といえば当たり前……「そしてファーストシーンに戻る」という構成になっているので、2回見るといいです。プログレ・バンド(でいいよね)ザ・フーのコンセプト・アルバムの映像化なので、特に終盤で歌詞と映像がぴったりシンクロしており、“地謡”みたいで面白かったで...

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2005年『ヒストリー・オブ・バイオレンス』

いいよ、これ……。出だしの怪しさ(妖しさ)から一転、ホームドラマから一転、二転……。ピリッと効いた暴力描写と、郷愁満点の風景描写、実力派俳優の演技を待つタイプのじっくりしたカメラ、静かなBGM。大人のための一本。嫁さんのキャラクターや、息子の学校でのエピソードなど小技もきいており、一見まったりしてますが高い緊張感と先行きへの興味を持続させ、飽きさせません。『ロード・トゥ・パーディション』に似た雰囲気で...

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2008年『セントアンナの奇跡』

流血をともなう戦争映画を娯楽のうちと思って観る腹がくくれていれば、おすすめです! ドイツ将校の肩章・勲章などと、ルガーがアップで見られます。キャラクター描写、伏線の回収ぶり、名台詞の数々。脚本と演出の工夫が効いており、緊張感は非常に高く、そう言っちゃなんですが、面白いです。スパイク・リー監督はアメリカの人ですけども、序盤のアメリカ国内描写から既に欧州映画、単館上映系の雰囲気があるのは不思議でした。...

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1957年『OK牧場の決斗』

髪型が好きだと言ってくれた男にいきなりタカられた!∑(゚д゚lll)OKコラルの決闘、じつは保安官と無頼漢の武装解除をめぐるちょっとした路上の銃撃戦、本当は30秒くらいで終わった……そうですが、ともかく結果は分かってる話をいかに面白く見せるのかというと、俳優の魅力でみせるわけなのですね。前半はいかにワイアットとドクが仲良くなったか。場面転換を兼ねた「道行」があって、後半が決闘の起こる街での人間模様。二人はすで...

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2008年『レスラー』

まずこれはプロレスの商業主義を告発し、こんな残酷な娯楽は廃止しなければならないと訴える映画じゃないです。こんなことに命を賭ける馬鹿がいるから皆で応援してやろうぜって映画です。楽屋におけるレスラー同士の友情が泣かせます。てっきり「とっくに引退したレスラーが一念発起して復活、家族との絆も取り戻す」って話だと思ってましたが真逆でした。堕ちていく一方(・∀・)でも落ちていけるのは高いところにいたからで、20...

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1965年 『怪談』

お暑うございます。カンヌとローマで賞を取ったのもうなづける華麗で美的な怪談映画でございます。怖くないです。もっともふさわしい形容詞は「色っぽい」ではないかと思います。ピーター・グリーナウェイが描こうと思ったら何かズレてしまった日本的なエロティシズムの、本来の姿とでもいうかな……すべてスタジオ内での撮影というのは一目瞭然で、そのセットの壮大さにまず打たれます。一本目の『黒髪』における平安時代の武家屋敷...

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2009年 『アレクサンドリア』

これもまずは美術に酔いしれたい。『怪談』の真逆で、セット以外の背景は当然CGですが、臨場感たっぷり。行った気分。しかも衛星画像を使って「はるか高み」から人間の営みを見る、という視点が効いてます。現在の中東から逆算したような、当時の民俗の表現にうなります。さすがスペインというか現地調達というか……ハリウッドでエキストラをそろえたらこうはいかなかったというモブ俳優の顔がいいです。そして石投げの刑が怖い。...

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2012年 『シュガー・ラッシュ』

街頭ポスターで見かけた黒髪の幼女の生意気な笑顔が可愛くて、ずっと気になっていましたが、買って良かったブルーレイ(・∀・)参りました、というところでしょう。ゲームの中には独自の現実があるというアイディア自体は、デジモンか? いや、それ以前にポケモンか? いずれにしても元ネタは日本じゃないかと思うのですが、それをよくもここまでやってくれやがったなというか面白いです。電源ケーブルの中を電車に乗って移動する...

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2012年 『テッド』

80年代から抜け出せない(;´∀`)まずは「どーやって撮ってるんだ」と。アニメと実写の合成というとエスター・ウィリアムズとトム&ジェリー以来いろいろあったでしょうが、ここまで違和感なくなる日が来たのかァ。眉毛(?)が「ハ」の字になってるところがたまらんです。思わずぬいぐるみ付きの限定版を買ってしまいました。ちっちゃい(高さ15センチ)けど、再現度たかいです。フラッシュ・ゴードンは好きだったので楽しませ...

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1956年 『ビルマの竪琴』

日本人が大事な話をする時は正座するんだ。監督:市川崑 主演:安井昌二・三國連太郎 音楽:伊福部昭見て良かったです。泣きました。男たちの単純さが愛しいです。もっと(演出が)重いのかと思ってましたが、ややコメディ入った緊張感、きびきびした語り口、各俳優の持ち味、音楽の使いどころ、砲撃の迫力、絶妙なタイミングで人語を喋るオウム、異国情緒など、映画的な工夫・創作物の「嘘」の面白さに溢れておりました。切迫し...

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1954年 『七人の侍』

菊千代13歳、色気ありすぎ。(笑)これはもういろいろ言わなくても良さそうな作品だし裏話はすごく面白いけど他サイトから写しても仕方がないので個人的感想をネタバレ全開で。1920年生まれの三船は撮影時には33歳。監督につくづく愛されてますな。「尺」の取り方が彼のためのプロモーションビデオみたいです。まだ若々しい生足が拝めるのはありがたいですが、あれ何故なのかよく考えてみると「はかま」を穿いてないからなので...

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1956年 新東宝『四谷怪談』

素晴らしい! いろんな意味で面白いです。この恨み、晴らさずにおくべきか。お岩さんの物語。を、伊右衛門の視点で。出生のコンプレックスから転落していく武士の悲痛な心理劇になっており、『雄呂血』と同じ戦前ヒーローの型を踏んでいます。若山富三郎27歳(公開時)の見せ場満載!黒澤が『七人の侍』を撮った後ですが、こちらもセットはかなり凝っており、リアリズムたっぷりです。脚本はやや荒いところがありますが、これはま...

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2005年『Calvaire』(放題「変態村」)

邦題もひどいけど映画もひどい。これで映画賞を獲れるんなら日本からBLのOVAを出品するぞ(゚Д゚)ゴルァ!!……ダメダメ映画にあえて突っ込む企画……清盛のときもそうだったけど、ダメなところをはっきりさせておくと、後々ほかの作品を鑑賞するときの足しになりますしね。これは「女ひでりのストレート男ばかりの村にストレート男が迷いこんで、やられちゃったらやばいよねwww」という話で、LGBT映画ではないです。「狂っちゃ...

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1986年『カラヴァッジオ』

やっと見た(*´∀`*) 80年代には、こういう単館上映系にはほぞを噛まされることが多かったのですが有難い世の中です。冒頭から部屋の隅を利用した構図にドキッとさせられます。天井の映らない密閉感がまさにカラヴァッジオの絵画そのもので、全編を通してその手法が続くので、活人画の再現ぶりの素晴らしさとあわせて、彼の絵のファンとしては、お腹いっぱい良い気持ち(^^)です。これを制作した映画人たちは、じつに楽しかったので...

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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。