01, 2016
2014年、北村龍平『ルパン三世』

レンタルDVDで拝見しました。小栗旬の役作りがお見事でした。浅野さんは楽しそうでしたね。二人の誇張した演技は云うまでもなくアニメ声優の遺業に負っているわけですが、対するに黒木不二子が女性声優に寄りかかったものでないのが印象的でした。とくに冒頭の彼女の天井から逆さづりになった美しさは刺激的で、「フィルム・ノワール監督の皆さん見てますか?」と呼びかけたいようです。あなた方に憧れた日本映画界がここまで来...

2014年、北村龍平『ルパン三世』

 01, 2016   -

 16, 2016
『300』のメイキング風景。

クロマキマキマキ。ブルーシートの上に裸のお兄さんがいっぱい。変な現場だなァ……でも、あの肉体美が本物であることがよく分かります。あと、機材でいっぱいのすごく狭い空間で殺陣を演じている。細かく撮って、ていねいにつなぎ合わせるですね。先立って、原作コミックに基づくストーリーボード(絵コンテ)が入念に描かれているのでしょう。テレビのトーク番組(ダウンタウンがホスト役)で、志村けんと坂上忍が現代のテレビ撮影...

『300』のメイキング風景。

 16, 2016   -

 14, 2016
1953年、阿部豊『戦艦大和』

総指揮:田邊宗英監督:阿部豊原作:吉田満『戦艦大和の最期』(創元社)脚本:八住利雄教導:能村次郎(元「大和」副長)美術:進藤誠吾音楽:芥川也寸志出演:藤田進、舟橋元、高田稔、佐々木孝丸守るも攻むるも黒鐵の、浮かべる城ぞ頼みなる。浮かべるその城、日の本の皇國の四方を守るべし。九州徳之島の西方、二十浬。水深、四百三十メートル。昭和二十年四月七日、午後二時二十分。戦艦大和、ここに轟沈す。緊密な1時間40分4...

1953年、阿部豊『戦艦大和』

 14, 2016   -

 15, 2016
1977年、ジョージ・ルーカス『スターウォーズ』

ピーター・カッシングとアレック・ギネスを直接対決させたかった……。ライトセイバーは一振り欲しいですが、撮影現場には日本から殺陣師を送り込みたいです。『さらば宇宙戦艦ヤマト』が公開された年(1978年)の配給収入第一位(四十四億円)がこの作品なのだそうで、劇場公開を観た記憶もあるので思い入れはあるんですが、あらためて観てみると荒っぽいですなァ!セットと特撮とCGがすごいから観ていられるんですが、もし見慣れ...

1977年、ジョージ・ルーカス『スターウォーズ』

 15, 2016   -

 17, 2016
1977年、スティーヴン・スピルバーグ『未知との遭遇』

『さらば宇宙戦艦ヤマト』が洋画・邦画を問わず配給収入を比較して第5位だった1978年の、第2位。真っ暗な画面に不安な音楽が流れる冒頭からして大作の雰囲気。砂嵐を突いて次々と現れる自動車、いわくありげな男たち。「スピルバーグって奴ァセンスいいなァ!」と思ったことです。基本にあるのは、カントリーな暮らしを長い息遣いで丁寧に撮るヒューマンドラマと、ひたひたと緊迫感を増していくサイコ・ホラーの手法で、こちらは...

1977年、スティーヴン・スピルバーグ『未知との遭遇』

 17, 2016   -

 18, 2016
1939年、溝口健二『残菊物語』

原作:村松梢風出演:花柳章太郎、森赫子、高田浩吉監督:溝口健二これが溝口作品かァ……。清冽な余韻にひたることしばし。役者を信じた長廻し、やや窃視的な斜めからの構図、フェードアウトによる上品な場面転換。梨園の御曹司と下働きの女性との身分違いの恋が、哀切ながらもややご都合主義なエンディングを迎えるメロドラマですが、撮り方の見事さに「締まりが良い」と感じました。溝口自身が父親を当てにできず、芸者となった姉...

1939年、溝口健二『残菊物語』

 18, 2016   -

 22, 2016
1915年、D.W.グリフィス『國民の創生』

美しい女性は美しい少年に似ていると云ったのは稲垣足穂なんですが、リリアン・ギッシュの妖艶さが却って崇高な天使に見えます。ドナテッロやレオナルドに見せてやりたかった。近所のホームセンターで買いました。株式会社コスミック出版から500円。何よりも、リリアン・ギッシュ主演の文字に惹かれました。堂々3時間5分。サイレント。映像の合間に黒地に白い文字で説明書きが表示される式です。日本語字幕が良い出来です。翻訳...

1915年、D.W.グリフィス『國民の創生』

 22, 2016   -

 23, 2016
1916年、D.W.グリフィス『イントレランス』

Out of the cradle endlessly rocking.不寛容と闘う愛の物語。今では撮れない映画って一杯あるんでしょうけれども、これは……! 『國民の創生』とは別の意味で、筆頭に挙げるべきかもしれない。バビロンもすごかったけど、「暗黒の木曜日」を経験する前のアメリカもすごかった。高さ90メートルの壁に囲まれた宏大な中庭を一望する絵をどうやって撮ったんだ!? 呆然とすることしばし。淀川長治の解説映像つきのDVDで、まずは自分...

1916年、D.W.グリフィス『イントレランス』

 23, 2016   -

 25, 2016
1925年、エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン』

兄弟よ! 誰を撃つのか!おかげさまで100円レンタルで映画を観て幸せです。庶民が安価に芸術に触れられることこそ真の革命ではないかと思われます。わずか1時間14分ほどですが、映像美術としての密度がものっっすごく濃いです。グリフィス作品のカメラは基本的に長廻しで、俳優の動きにまかせており、まだ『イントレランス』でも接写の挿入の間合いに難があったんですけれども、こちらはたいへん意図的に「カット割り」と編集作業...

1925年、エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン』

 25, 2016   -

 08, 2016
1977年、ルイス・ギルバート『007 私を愛したスパイ』

むかーーし、ソ連という国があったのです。マイクロソフトではなく、マイクロフィルムの時代でした。いま、レーニンの遺体はどうなってるんでしょう。『さらば宇宙戦艦ヤマト』が公開された1978年の洋画・邦画合わせた配給収入ランキング第3位。約32億円。SF全盛時代に、七つの海の覇者が意地と洒落っけを見せました。デタント時代のソヴィエト・アングロ・コーポレイション。見せ場盛り沢山で飽きない2時間5分。ショーン・コネ...

1977年、ルイス・ギルバート『007 私を愛したスパイ』

 08, 2016   -