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大島渚『日本の夜と霧』(1960年)再考。

映画作品の内容に直接言及いたしますので、未見の方はご注意ください。象徴主義的な風景の遠望も、物体の接写もなにもなく、会話だけで成り立っている密室劇で、ときどき回想シーンとして違う場面が挿入されるんですけれども、それも黒澤時代劇のように「アクションそのものの迫力で魅せる」ってことではなく、基本的に立ったまま・座ったままで会話してるだけなのです。カメラは、その会話を演劇の観客の目線同様に発言順に追って...

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2016年、ウシロシンジ『映画妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』

そういう展開か!原案:日野晃博 原作:レベルファイブ 脚本:日野晃博・加藤陽一 音楽:西郷憲一郎 実写パート監督:横井健司 撮影:神田創 美術:佐久嶋依里 助監督:佐伯竜一なんだこれ!? タイトルも長いですが、たいへんな力作です。実物大セット? 模型っぽいCG? 合成もしてるけど、ロケもしてるよな……? 我が目を疑い、冷や汗を覚えつつ。テレビシリーズの背景画からして、実在感が売りでしたが、最初からこれ...

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1937年8月、山中貞雄『人情紙風船』東宝

出雲の神様に縄張りァございませんからね。脚本:三村伸太郎 撮影:三村明 録音:安恵重遠 音楽:太田忠 美術考証:岩田専太郎二.二六事件の翌年に撮られた時代劇。実際の世相とも重なる明日が見えない貧乏暮らしを完全再現する手法はかなり贅沢かつ高踏的。ときに監督、二十八歳。町人パワー炸裂する長屋描写は大掛かりなセットを活かしたスーパーリアリズム。ちょっと珍しい角度から狙った、ドキッとするような構図がいっぱ...

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1949年3月、木下恵介『お嬢さん乾杯』松竹

愛してるなんて、そんなお上品なことじゃ惚れたにゃなりませんよ。脚本:新藤兼人 撮影:楠田浩之 音楽:木下忠司 照明:豊島良二 美術:小島基司 賛助:八州自動車株式会社 特別出演:大日本拳闘協会 特別出演:市村襄次夫妻(ガルデニアサークル)・貝谷八百子バレー団 主題歌:灰田勝彦わずか1時間29分ながら、最高の心の贅沢。話法の熟練ぶりに加え、戦争が終わった喜びに満ちております。「Fantaisie-Impromptu」(...

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1949年7月、木下恵介『新釈 四谷怪談』松竹

一人で獄門にさらされるのァ、寂しゅうござんすぜ。原作:鶴屋南北 脚本:久坂栄二郎・新藤兼人 撮影:楠田浩之 照明:寺田重雄 録音:高橋太朗 美術:本木勇 音楽:木下忠司上原謙、滝沢修、佐田啓二。まさかの美男ぞろいによる木下恵介流四谷界隈グランドホテル形式サスペンスはなかなかにハードボイルド。なによりも田中絹江(絹代です。訂正してお詫び申し上げます)の二役の見事さが怖い。女の意気地と男の独善性と、す...

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1950年4月、黒澤明『醜聞』松竹

おい、オヤジ! 人生は涙ぐましいな!脚本:黒澤明・菊島隆三 撮影:生方敏夫 調音:大村三郎 美術:濱田辰雄 照明:加藤政雄 音楽:早坂文雄黒沢・三船が大都会の仮面を暴く鮮烈巨弾!(公開当時のポスターより)米軍憲兵司令部による道路標識が出ていた頃。「写真版と活字」が良くも悪くも生き生きしていた頃。カメラはライカ。オートバイはキャブトン。人々は当時から「来年から本気出す」的なことを言っていました。はら...

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1957年9月、黒澤明『どん底』東宝

あたしだって、いろんなこと考えて、ほんとにそんなことになるの待ってんのよ。原作:ゴーリキー『どん底』脚本:小國英雄・黒澤明 撮影:山崎市雄 美術:村木興四郎 録音:矢野口文雄 照明:森茂 音楽:佐藤勝 昭和三十二年度芸術祭参加作品。こいつァ春から演技がいい、ベテランメンバーによるスーパー貧乏暮らし。黒澤さんのミュージカル好みもここまで来ました。目も当てられないようなビンボーのずんどこですが、どうも...

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1958年12月、黒澤明『隠し砦の三悪人』東宝

真壁六郎太! 男ぶりが一段と上がったぞ!脚本:菊島隆三・小國英雄・橋本忍・黒澤明 撮影:山崎市雄 美術:村木興四郎 録音:矢野口文雄・下永尚 照明:猪原一郎 音楽:佐藤勝 美術鑑修:江崎孝坪 香取神道流:杉野嘉男 大日本弓馬会武田流:金子家教・遠藤茂 振付:県洋二でこぼこ水掛け漫才と男のロマン溢れるアクション巨編をシェイクして、能楽を小匙一杯、コンテンポラリーダンスを一振り、仕上げにリボンの騎士風...

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1953年3月、溝口健二『雨月物語』大映

でも、もう、あなたは私のものになりました。原作:上田秋成 脚本:川口松太郎・依田義賢 作詞:吉井勇 撮影:宮川一夫 録音:大谷巌 照明:岡本健一 美術:伊藤喜朔 音楽:早坂文雄 音楽補佐:斉藤一郎 風俗考証:甲斐庄楠音 能楽按舞:小寺金七 陶技指導:永楽善五郎 和楽:望月太明吉社中 琵琶:梅原旭涛王者大映がその真価を全世界に問う最大の野心巨篇。(予告篇より)1953年度イタリーヴェニス国際映画コンクー...

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1961年11月、鈴木英夫『黒い画集 第二話 寒流』東宝

男と女の違いはあるが、事業のセンスは僕より奥さんのほうが上かもしれないな。原作:松本清張(週刊朝日連載)脚本:若尾徳平 撮影:逢沢譲 美術:河東安英 照明:猪原一郎 音楽:斉藤一郎1959年前後に発表された松本清張の短編集『黒い画集』所収の作品を映像化する企画のようです。今回は池部良と平田昭彦のツーショットが眼福な銀行内幕劇。序盤は編集が凡庸に思われますが、じわじわ来ます。池部良は、いわゆる滑舌があん...

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1978年9月、横溝正史シリーズⅡ『黒猫亭事件』TBS系

こんな女に、誰がした。脚本:安倍徹郎 撮影:渡辺貢 照明:山下礼次郎 美術:西岡義信 音楽:真鍋理一郎 監督:渡辺祐介我が輩はクロである。かたきは必ず取る。昭和二十二年、晩秋。1978年4月から10月に放映された、角川春樹事務所と毎日放送と大映京都によるテレビドラマシリーズの第7話。今回唐突に第7話なのは、タイトルに惹かれたからですニャン。1時間番組2本による前・後篇。テレビサイズを活かした接写が印象的...

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1943年7月、木下恵介『花咲く港』松竹

潜水艦におどかされてしりごみしたとあっちゃ、日本の漁師の名折れじゃ。原作:菊田一夫(情報局委嘱国民演劇脚本) 脚色:津路嘉郎 撮影:楠田浩之 美術:本木勇 音楽:安部盛 演奏:大東亜交響楽団 編集:杉原よし 照明:長島猛 大道具:矢萩太郎 小道具:島田信男名優ぞろいの名コメディ。完成度マックスの上を行く、初監督作品。東山千栄子が大活躍。色男趣味もすでに確立していたもよう。九州の小島。風の強い海浜、...

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1981年10月、篠田正浩『悪霊島』

現代人の失っているもの。それは静かで激しい拒絶だ。製作:角川春樹 原作:横溝正史 撮影:宮川一夫 脚本:清水邦夫 美術:朝倉摂 照明:佐野武治 音楽監督:湯浅譲二 挿入歌作詞・作曲:ジョン・レノン/ポール・マッカートニー前時代的父権に翻弄される女性の悲劇を戦後の知性である金田一が「神」の視点から解明する市川路線に乗っかって、嫁さん撮らせたら世界一な人をひっぱり出したら、懐かしい既視感たっぷりな篠田...

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1994年6月、ローレンス・カスダン『ワイアット・アープ』

勇気のある奴は前へ出ろ。全員道連れだ。人海戦術的リアル西部劇。ワイアット・アープさんがワイアット・アープさんになるまでを真正面から描いた一代記。堂々の2枚組み。かつて米国において、銃とは無法の象徴であり、法の象徴でもあったのです。いやたぶん今でも。町が若すぎて葬式を出すのが初めてだというほどの西部の黎明期に、人々は血の絆だけを信じて身を寄せ合わざるを得ず、争いごとを解決する方法は、その血を流すこと...

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1952年4月、溝口健二『西鶴一代女』児井プロ・新東宝

身分などというものがなくなって、誰でも自由に恋のできる世の中が来ますように!原作:井原西鶴『好色一代女』 構成:溝口健二 脚本:依田義賢 監修:吉井勇 撮影:平野好美 照明:藤林甲 美術監督:水谷浩 音楽:斉藤一郎 特別出演:文楽座 三ツ和会 人形:桐竹紋十郎 太夫:竹本源太夫 三味線:豊沢猿次郎 振付:井上八千代 琴:萩原正吟観客の目線とともになめらかに人物を追う溝口流カメラワークによって、封建...

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1956年10月、市川崑『日本橋』大映

芸者の操。あなたお笑いなさいまし。製作:永田雅一 企画:土井逸雄 原作:泉鏡花 脚本:和田夏十 撮影:渡辺公夫 色彩指導:岩田専太郎 照明:柴田恒吉 美術:柴田篤二 音楽:宅孝二 助監督:増村保造春で朧で御縁日。映画は大映。昭和31年度芸術祭参加作品。淡島千景、絶好調。山本富士子・若尾文子そろい踏みの美女ドラマ。楽しい仕事だったにちがいない監督、41歳。1956年という制作年が信じがたいほど美しい「大映カ...

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1978年5月『横溝正史シリーズⅡ 真珠郎』TBS系

金田一の腹具合はともかく、それから間もなく彼の予感は見事に的中した。脚本:安藤日出男 撮影:森田富士郎 照明:中岡源権 美術:西岡善信 音楽:真鍋理一郎 監督:大洲斉真珠郎は、どこにいる? アタックのきいた前衛的なチェロ音楽が魅力的です。自転車に乗る前にはブレーキのきき具合を点検しましょう。お断り:この原作には、金田一耕助は出ていませんが、原作者の了解をえて、登場させています。(字幕より)TBS系...

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1936年10月、溝口健二『祇園の姉妹』第一映画

男はんていう男はん、みんなあてらの敵や。原作:溝口健二 脚色:依田義賢 撮影:三木稔 録音:加瀬久充実した1時間10分。オープニングBGMがまさかのビッグバンドジャズで、のっけからワンシーン・ワンカット。溝口健二恐るべし。ドキュメンタリーと見紛う名優ぞろい、華やかな京都の社交界の裏側を描く超絶リアリズム。わざと同じ構図をくりかえすとか、自動車の車内から「カーブを曲がる」という表現(車窓外の合成画の工...

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1953年6月、木下恵介『日本の悲劇』松竹

子どもをえらくしようと思うと、ほんとに骨が折れますねェ。製作:小出孝・桑田良太郎 脚本:木下恵介 撮影:楠田浩之 企画提供:新映株式会社 美術:中村公彦 録音:大野久男 照明:豊島良三 音楽:木下忠司 監督助手:川頭義郎伊豆の山々、月淡く。国は敗れて、草木深く、政治は貧し。日本に近代市民などない!(色川大吉)これはまたある意味大胆な、登場人物の目線の高さに、ガンとカメラを据えて撮りに撮ったり、ワン...

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1960年9月、黒澤明『悪い奴ほどよく眠る』東宝・黒澤プロ

あくまでもあなたを信頼しているから、よろしく。脚本:小國英雄・久坂栄二郎・黒澤明・菊島隆三・橋本忍 撮影:逢澤譲 美術:村木興四郎 録音:矢野口文雄・下永尚 照明:猪原一郎 音楽:佐藤勝 監督助手:森谷司郎昭和三十五年度芸術祭参加作品。スタッフおよびキャストの勢ぞろい感。ロケハンは今日も絶好調。いつにも増して長回しによる視線移動の妙味の中に短いショットを差し挟む編集の冴えを見せ、同じ構図をくりかえ...

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1959年6月、市川崑『鍵』大映

人間の老衰現象は、十歳から始まるそうです。製作:永田雅一 企画:藤井浩明 原作:谷崎潤一郎 脚本:和田夏十・長谷部慶治・市川崑 撮影:宮川一夫 録音:西井憲一 美術:下河原友雄 照明:伊藤幸夫 色彩技術:田中省三 音楽:芥川也寸志映画は大映。愛欲描写の凄まじさに映画化不可能を叫ばしめ、日本中に賛否の嵐を呼んだ谷崎文学を最高の適役で描く。(予告篇より)クルボアジェを装備して臨みたいですが予算不足につ...

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1960年5月、衣笠貞之助『歌行燈』大映

中途半端な芸事は、身を滅ぼしますよ。製作:永田雅一 原作:泉鏡花 脚本:衣笠貞之助・相良準 撮影:渡辺公夫 録音:橋本国雄 照明:泉正蔵 美術:下河原友雄 音楽:斉藤一郎 能楽:木原康次 色彩技術:渡辺静郎明治三十年頃、伊勢山田から始まるお話。女形だった監督が描く究極の女性美と日本の自然美と建築美。全篇に渡って謡曲を堪能できる映画というのも珍しいわけでございまして、後味の美しさからいっても一度は御...

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1951年10月、小津安二郎『麦秋』松竹

みんな大きくなっていくよ。脚本:野田高梧・小津安二郎 撮影:厚田雄春 美術:濱田辰雄 録音:妹尾芳三郎 照明:高下逸男 音楽:伊藤冝ニ 巧藝品考証:澤村陶哉 監督助手:山本浩三 撮影助手:川又昂いちめんのむぎのほ いちめんのむぎのほ いちめんのむぎのほ。淡島千景つながり。原節子と二人でキャッキャウフフしております。なんだこの小津さんがうらやましい感じ。昭和26年度芸術祭参加作品。1951年と聞いて「新し...

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1944年11月、山本嘉次郎『雷撃隊出動』東宝

貴様。早まるなよ。情報局国民映画。企画:大本営海軍報道部 後援:海軍省(海軍省検閲済第100号) 特殊技術監督:円谷英二空征かば散華する屍は永遠に弔わるべく、実際の英霊の勇気と、日本映画人の良心に万丈の尊敬を籠めて敬礼を送りましょう。(小旗を振るほうが庶民らしいかな)緻密かつ凄絶な航空戦描写は、時間にすると短いのですが、投入された特技・撮影・編集テクニックの数々と、俳優陣の気迫に圧倒されます。作中に...

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1954年9月、木下恵介『二十四の瞳』松竹

ああ、意気地なしでもええ。誰にもほめてもらわんでもええ。製作:桑田良太郎 原作:壺井栄(光文社版) 脚色:木下恵介 撮影:楠田浩之 美術:中村公彦 録音:大野久男 照明:豊島良三 音楽:木下忠司 監督助手:川頭義郎昭和29年度芸術祭参加作品。文部省特選映画。優秀映画鑑賞会第一回特選作品。ハンカチーフのご用意はよろしゅうございますか?絵で語ることにかけては抜群のセンスを誇る木下さん。割烹着姿の婦人たち...

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1961年4月、黒澤明『用心棒』東宝・黒沢プロ

俺を買わんか。製作:田中友幸・菊島隆三 脚本:菊島隆三・黒澤明 撮影:宮川一夫(大映) 美術:村木与四郎 録音:三上長七郎・下永尚 照明:石井長四郎 音楽:佐藤勝 監督助手:森谷司郎 剣道指導:杉野嘉男 剣技:久世竜 振付:金須宏買ったッと叫びたくなる口元を押さえつつ。西部劇ふうのBGMに乗って、弁当も持たんと懐手で一人歩きする三船敏郎、41歳。岡本喜八さんとこでは端役だったり主役だったり忙しかった...

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1963年5月、古澤憲吾『青島要塞爆撃命令』東宝

飛行機も補給隊も、どちらか一方が失敗しても、この作戦は成り立たない。脚本:須崎勝弥 撮影:小泉福造 美術:北猛夫 録音:伴利也 照明:金子光男 音楽:松井八郎 特技監督:円谷英二1914年。難攻不落のビスマルク砲台。日本男児ここにあり。痛快無比の冒険活劇巨編。(予告篇より)こちらは1960年代の航空映画の金字塔と申してよいかもしれません。企画としては『ナヴァロンの要塞』(1961年)準拠でしょうが、撃墜した敵...

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1965年4月、黒澤明『赤ひげ』東宝・黒澤プロ

不味い食べ物でも、よく噛んでおれば味がでてくる。製作:田中友幸・菊島隆三 原作:山本周五郎『赤ひげ診療譚』より 脚本:井手雅人・小国英雄・菊島隆三・黒澤明 撮影:中井朝一・斉藤孝雄 美術:村木与四郎 録音:渡会伴 照明:森弘充 音楽:佐藤勝 監督助手:森谷司郎 地球はめぐり、大気は動き、老いは逝き、若きは育つ。黒澤映画で印象的なのは、いつも風の音。たぶん諸行無常の象徴なのです。豪華キャストでお送り...

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1963年1月、松林宗恵・円谷英二『太平洋の翼』東宝

無理を言うぞ。最後まで生き抜いて戦ってくれ。製作:田中友幸・田実泰良 脚本:須崎勝弥 撮影:鈴木武 美術:北猛夫 録音:渡会伸 照明:石井長四郎 音楽:団伊玖磨 資料提供:新明和工業株式会社 特殊技術:有川貞昌・冨岡素敬 光学撮影:幸隆生・真野田幸雄・徳政義行 美術:渡辺明 照明:岸田九一郎 合成:向山宏空の青と海の青が観客の眼を洗うトーホースコープ。敵機が見えると、撃ち落としたくなりませんか?(...

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1955年8月、木下恵介『遠い雲』松竹

姉ちゃんはそれだけでいいの? そうやって歳とってもいいの?製作:久保光三 脚本:木下恵介・松山善三 撮影:楠田浩之 美術:平高主計 録音:大野久男 照明:豊島良三 音楽:木下忠司 監督助手:大槻義一 協力:高山市もはや「戦後」ではなくなりつつあった頃。伝統と革新。貞節と純情。打算か? 恩愛か。小さな町の中に終始したお話であって、『二十四の瞳』の大作ぶりに較べると小粒ですが、そのぶんギュッと濃縮した...

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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。