記事一覧

同人くずれの、にわかフェミ。~学生運動ごっこ

まず学生運動を、すごくドライに見てみましょう。運動によって同級生が怪我をしても、自分では手当てもできません。建造物などが損傷しても、自分では修復する技術もありません。運動に加わらずに医師・看護師・教員・技術者などとして社会に出て、次世代の出産・育成・環境改善に手を貸した者が、ほんとうに庶民を勇気づけ、次世代の意識を改革し、社会を変えることに成功したということができます。では運動に加わって逮捕された...

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そろそろ、2020年以降を考えて、お行儀よくしましょう。その1

1950年代に生まれて、1975年には既に成人しており、初開催に際して各サークルの代表として責任的な立場にあったという人々が、コミケ第一世代。1960年代に生まれて、1970年代に十代の少年少女として二十四年組の活躍に触発され、美少年趣味の漫画または小説を自主制作するようになった人々が第二世代。1970年頃に生まれて、1985年頃に15歳前後の少年少女として「アニパロ」に夢中になったというのが第三世代。この第三世代(の少な...

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うまくやるとは? ~2020年以降のために、その2

「著作権者が『うまくやってくれ』と言ってるから二次創作してもいいんだ♪」じゃないです。著作権者が「うまくやってくれ」と言うのは「俺に迷惑かけるな」という意味です。「口が裂けても俺の名前を出すな。氏んでも『原作者に大目に見てもらってる』とか言うな」です。「俺んとこへ『本当ですか?』とか『早く告訴しろ』とかいう電話が来るのは迷惑なんだよ。仕事の邪魔なんだよ!」です。「やっていい」なんて言ってません。隠...

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同人誌即売会を続けたい人々が忘れてはいけないこと。

二次創作は許可されたのではありません。「あんまり著作権者の迷惑にならないそうだから、そんなに厳しく取り締まらないことにしてやりました」というだけです。逆にいえば、迷惑になるようなら、やっぱり取り締まることになるのです。重要なのは、アニメ関連イベントから同人を切り離すことは可能であることです。もともと漫画同人どうしの切磋琢磨を意図した「コミック」マーケットが、別名「同人誌即売会」を名乗ったために、ア...

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「どこにあるの!? クワスチカ」「襟の裏よ。ルパンはいつもそこに隠すわ」

数十年前の市販雑誌『月刊OUT』に掲載されていた読者投稿の一例。ふたつのアニメ作品中の台詞を組み合わせてジョークにしているのです。こんなもん、元ネタを知らなきゃ面白いのかどうかの判断もつきませんな。クワスチカってのは超古代の大秘宝かなにかで(詳しい人に訊いてみましょう)、いかにアルセーヌ・ルパンの3代目とかいうこそ泥といえども、とても襟の裏に隠せるような代物じゃない(と思われる)ので、ジョークにな...

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もと同人の本音は「みんな売れなくなればいい」

もと同人の戦法は、肉を切らせて骨を断つ。まず自分自身が「ひじょうに態度の悪い同人の例」として自己露出し、世間様に「同人ってのはとんでもない連中だ。早く規制したほうがいい」と思わせる。本人は、すでに出展を諦めている(過去に「売れなくなった」という経験をしたので再挑戦しないことに決めている)から、いまさら規制法案が制定・施行されたからって痛くもかゆくもないわけです。真の本音は「みんな売れなくなればいい...

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許せないのは、自称性的マイノリティが若い人の多様性を否定すること。

右を向いても左を見ても、せちがらい世の中でござんすから、たまには極端な創作の世界へ逃避したくなるのは構わないのです。「私は二次創作BLしか読めない変わった女性ですが、よかったらお友達になってください。私の新作を読んでみてください」というなら、仁義お受けしないでもないです。「最近の若い人からは純愛路線の復活希望のような声もありますね」と聞いたら「そうですね。私たちの頃とはずいぶん変わったものです」と...

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そもそも、なぜ「同人」というのか? ~集団主義の功罪

もともとは本当に同人会の形態で活動していたからです。つまり複数の会員によって構成される団体。漫画家集団CLAMPは今でもその形を維持していますね。典型的には中学・高校の同級生として知り合った人々が、部活動またはその延長の自主活動として、部室や自宅の一室に集まって、文章の清書(手書き)や、漫画原稿の消しゴムかけや、ベタ塗りを分担していたのです。けれども、だんだん形骸化して、即売イベントへも個人的に参...

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知らないなら知らないと認めましょう。

「同人とは個人だ」といって怒る人がうるさいので「昔は本当にサークルだったのに個人化したのはなぜだ」って訊いてみました。はい権力争いタイプの相手してしまいましたごめんなさい。答えは「売上金を持ち逃げしたやつがいたからね!」だそうです。とすると、サークルCLAMPではそういう問題が起きなかったということですね? ほかのサークルには必ず一人ずつ悪人が含まれていたということですか? 同人って、そういう人が...

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二十四年組と二次創作BLは、別です。~不幸自慢は自分のブログで言いましょう

「1970年代のプロの話ばかりしちゃって何さ。あんたが詳しいとは思えない。もっと同人にも目を向けろ」とか言って来た同人さんがいたわけですよ。オリジナル派が「私の新作を読んでください」といって声を掛けて来たならまだしも、二次創作同人が著作権問題を抱えていることを忘れて自己露出するというのは考えがたいのです。おおかた、いい中年になったのに、まだ「女の子だから大目に見てもらえる」などと高をくくっているのでし...

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30年前の名古屋のお客様を、差別してはいけません。

現代の読者から「BLにエロは要らない」とか「原作重視の二次創作が読みたい」という声が挙がっているわけです。だから「1980年代前半まではそういう同人誌もありましたよ」という話です。アニパロだから、二次創作だからといって、原作を無視して「エロ」を書かなければならないなんて決まっていません。すべての同人は平等です。誰からも「何々を書かないなんて遅れてる」とか「そんなものを出展しても売れない」とか言われて笑...

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BL論最大の問題。

日本は、有史以来大陸文化の影響下にありました。牽牛織女伝説も、五色の短冊という美意識も、大陸由来のものです。申し上げるまでもありませんね。黒船が来航してからは、欧米列強に対して「後進国」という位置づけになってしまいました。対抗上、近代化に出遅れた大陸に対して優越感を主張したので、その後がややこしくなっているのです。その日本が連合国に敗れて、誇りも自信もなくしてしまい、つねに自嘲ぎみになった挙句に、...

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なぜ、あなたはフェミの言いぐさを信じているのですか?

「じゅうぶん可愛い顔したヒロインが『どうせ私なんか』とか言っちゃって、自意識過剰の裏返しの自己憐憫に浸った挙句に、女よりきれいな顔した男に言い寄られるなんて、ほんとうに少女漫画はくだらないわ。生活の苦労を知らない小娘が描いた嘘っぱちなんて感情移入できないわ」という女性は必ずいるのです。「だからって、どうして私が男同士の話なんて読まなきゃならないの? きもち悪いこと言わないでちょうだいッ」ってのが普...

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しょせんこの世は男と男。~フェミの誤算

「どうせ華々しい人生劇場は男の独擅場なんでしょ。女性をキャスティングしてくれるつもりはないんでしょ。一生シャドウワークしてろってことでしょ。だったら性的娯楽も男性が担当すればよろしいわ。花魁道中も男の子にやらせたらいかが?」ってのは、ひじょうに単純な女性から男性への皮肉なのです、確かに。ただし、それを読みたいかどうかは別の問題です。もともとBLの発想の根本にあるのは「昔のお殿様だったら自分の興味の...

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フェミは男性編集長を、かばったのです。

外見的麗質ばかりでなく、豊かな芸術的才能を備え、一人前の男性として花開くはずだった若者の人生を、女性の真似をさせることによって頓挫させてしまう。あるいは吸血鬼の犠牲とすることによって中断させてしまう。それは女性が男性中心社会で生きることの苦しみの代償として必要な逃避的創作表現である。新時代の女性社会は、才能豊かな女性によって描かれたそれを共有する必要がある。そこまではいいです。次に来るのは「だから...

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BLの鑑賞ポイントと、規制論の論点。

まず、BLの鑑賞ポイントは「女役を演じる男の魅力が分かるようになった」以外にあり得ないのです。暴露話じゃなくて論理的帰結。だって、女性キャラクターに感情移入できないからって、男性キャラクターに感情移入できるとはかぎりませんね? 「男同士なんてきもち悪い」とか「少年が可哀想」と思った瞬間にアウトです。また自分自身が性的な「トラウマ」を抱えており、男性の肉体を想像した(絵に描かれたものを見た)だけで発...

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あなたが固定観念にとらわれているうちに、読者が成長するのです。

同人誌即売会に通い慣れた人は、鑑賞眼が肥えて行きます。最初に「私の同人誌を買いに来てね」と誘ってくれた人よりも上手い同人さんが大勢いることに気づくのです。コスプレが上手なカッコいい人が結構いることにも気づく。オタ芸を見るのも面白いと思う。声優ファン・歌い手ファンのお友達も増えた……必ずしも二次創作だけが目当てではなくなるのです。それに自分で働くようになれば、おカネの使い方も考えるようになります。もう...

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二次元コンプレックスが増えれば、二次創作BLに反対する女性は増えます。

現実の男の子ではなく、二次元の男の子に恋してしまったという女性が増えれば、正比例して、二次創作BLに反対する女性も増えます。彼女たちは単純に自分自身の信念・利害として「私の大事なナントカくんを他の男に取られてたまるもんですか! 変な漫画を見せないでちょうだい!」と思うわけです。なにも一般的な少年漫画ファンの男性にモテようと思って、カワイコぶっているわけではありません。彼女たちにとっても一般的な実在...

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研究者の怠慢と、出版人の裏切り。

当ブログにおけるBL論は「1970年代に発表された二十四年組などの有名プロ作品を精読したところ、いわゆる二次創作BLとは直接の関連性がないことが分かった」というものです。関連性がないにもかかわらず、両者がおなじ隠語で呼ばれることによって混同され、プロまで作品を公開するにあたって自虐していたという冤罪が着せられていることを憂慮し、そのような先入観に基づく社会学研究は間違いであると指摘するものです。したが...

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創作物と現実を混同しない約束。

仁侠映画も時代劇も探偵小説も「犯罪行為を真似しない」約束で、一時的な娯楽として鑑賞することを認められているものです。認められると申しますか、正確には禁止されていないものです。国民は基本的に自由であって、いちいち政府に「こういうのどうですか?」とお伺いを立てなくてよい(検閲を拒否する権利がある)んですが、ひじょうに危険なものだけ、国家権力によって制止するのです。だから、あまりにも模倣犯が多ければ創作...

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独身フェミニストが夢見た、新たな階級差別社会。

『リボンの騎士』というのは、少女向け読みものに少年向け同様の冒険活劇の要素を取り入れたものですが、それはもともと女性がハムレットを演じるという少女歌劇で行われていたことですね。まだ少女向け長篇漫画が盛んではなかった1940年代に若い女性が白タイツ着用でハムレットを演じる姿は、映画『破れ太鼓』(1949年12月、木下恵介)に示されています。微笑ましいです。そういう少女歌劇の観客というのは、貸本漫画とはちがって...

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永遠の中学生同人。~失われた若さを求めて

アニパロというのは確かにSFアニメの流行にともなって生まれました。女性の場合は「永遠の美少年」という吸血鬼物語から入った人もあります。もともとSFとゴシックロマンは地続きで、発生時期も近く、現実世界では起こり得ない奇抜な物語を展開するものです。いっぽう、女性にとって永遠の若さは永遠の憧れです。実際の加齢を感じれば感じるほど、その思いは強まるものです。「BLさえ読んでいれば少女を自称していられる」「...

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フェミはBLの役に立つが、BLはフェミの役に立たない。

意外に思われるかもしれませんが、丁寧にご説明いたしますので、ゆっくりおつきあいください。BLは、一見すると、女性から女性性をひっぺがして男性にくっつけたものなので、ジェンダー論っぽいのです。けれども、よ~~く考えるとおかしいのです。たとえば、女形の男性が頭脳プレー担当で、女義賊や馬を乗りこなすお姫様が白兵戦担当で、悪い男に連れて行かれたお母様を助け出すとか、そういう話の時には逆転劇がきれいに成立し...

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寄る年波を感じたので、負け犬よりマシって言いたかった人の件。

2006年に「腐女子」の思想を解説すると称する書籍が発行されたことがあって、内容が浅はかだったので強い批判を浴びたんですけれども、あれ書いた人は要するに「負け犬よりマシ」のひとことを言いたかったんですね。それまで自由に生きて来たつもりだった(二次創作)BLファンが、急に寄る年波を感じたので、自己弁護したくなったのです。「私はBLが好きですが、差別しないでください」というなら被害者の主張です。人間は平等...

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非婚の権利。

日本国憲法において「結婚は両性の合意のみに基づく」とされているのは、親の命令や借金のかたなどという理由で嫌いな男と結婚させられることはない、ということです。男性は、もともと暴力ずくで嫌いな女性のものにされてしまったということが少ないものです。だから、これは女性の人権を守るための措置なのです。御存知の通り、GHQの憲法起草メンバーは左傾しており、若い女性も参加していたそうです。また日本が男性中心・武...

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同人バブルの崩壊を理解できない人の件。

まず、当方の同人・BL論の意図は、1980年代に生じたプロ作品と「アニパロ」の混同を解消し、プロ作品の価値を再評価して、正しく次世代に継承することです。ご賛同いただければ幸いです。また「BLはポルノだと思われたくない」という若い人々が古い作品を知って「こういうのが読みたかった!」とか「あ、これでいいんだ。これなら自信もって書ける」と思ってくれるといいと思っております。1970年代の作品には、性的な意味で露...

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本当の目的を言っちゃう同人は、学校秀才。

「女性キャラに感情移入できないからといって、男性キャラに感情移入できるとは限らない」というと、「本当の目的はただのエロです!」と言っちゃう人は、けっこういるのです。おそらく学校の成績がよかったタイプです。先生から問題を投げかけられたら手を挙げて発表しなければならないと思っている。「それを聞いてどうしようってんだ?」と疑問に思わない。「滅多なことでは言質を取られるようなことは言わないぞ」と警戒するこ...

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区別したうえで共存するのが多様性の尊重です。

共存を拒む人は、一方の価値観に他方を従わせようとするのです。卑近な例でいうと「BLってゆぅのはみんなエロに決まってるのよ!」って言っちゃう人は、エロくないBLという価値観との共存を拒む人です。その発想は、全体主義であり、マジョリティの横暴です。それを主張する本人が「私もマイノリティだから弱者の連帯できるじゃないですか~~」じゃ困るのです。しかも性的マイノリティ中の最大マジョリティであるゲイにすり寄...

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同人に反感を持っているのは、バブル崩壊後に成長した若者たちです。

今の時代に同人に反感を持ち、ロリショタはキモい・同人怖いというのは、サブカルに理解のない年寄りではありません。バブル崩壊後に成長した若者たちです。1993年に中学1年生または早生まれの2年生として満13歳を迎えた人がいちばん年上と思えばいいです。1980年生まれ。ちょうどバブル同人(当時18歳前後の出展者だった人々)の10歳下です。今年37歳。それ以下の年齢の人々が、バブル組の優越感と、そのやり方に便乗して「自分...

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BLは、不思議な成長をしたのです。

1978年創刊のBL専門誌『JUNE』は、小説主体の比較的薄い雑誌で、始めから終わりまで漫画だけが載っているという雑誌ではなかったのです。逆にいうと、少女向け小説専門誌ってものもなかったのです。かつては『少女クラブ』などの雑誌が小説を載せていたわけですが、『リボンの騎士』以来漫画の分量が多くなって、廃刊となり、違う題号を持った漫画専門誌として仕切り直したわけですね。その少女向け漫画専門誌のいくつかにおいて...

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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験・就活を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

映画評は、アップロードする以上は「下げる」ようなことは言わないことにしております。あらすじもあまり申し上げませんので、楽しみに御覧になってください。記事冒頭の色つき文字は映画中の台詞・挿入歌の歌詞からの引用です。

なお、取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・分割・削除しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。