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第30回放送を前に清盛第29回「滋子の結婚」をほめてみる。

『トータル・フィアーズ』の内容はアレだがカメラ使いはよかったとほめたので、清盛もほめとかないかんだろうと思った。別に誰にもつっこまれてはいない。平さんちのご一族が大広間に集まって話し合う場面は、全員が座ってるので単調になりやすい。このドラマは一族の棟梁が主人公なので、もっとも上座にいる彼の視点から庭へ向かって映す構図が多い。そればかりな回もあった。今回は、清盛の席の右から撮ってみたり、左から撮って...

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清盛第29回「滋子の婚礼」

やっと観た! 忘れてた! あのナレーションを聴くと演技力よりイケメン度を基準にキャスティングせざるを得ない日本ドラマの限界みたいなものを感じて気だるくなるもんだから・・・・・・今日の再放送のチャンネル権はないので一足先(?)にオンデマンドにて。今回は少女マンガでしたね(ノ´∀`*) 案の定というか数字は下がったようですが、御の字でしょう。男性は見ていても面白くなかったと思う。でも女心はガッチリつかんだ……で、い...

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原作つき映像作品語り。

時代に合わせて、あるいは合い過ぎないように、設定変更したら後は映像の勢いでよろしく。・・・・・・ということなのだな、と『清盛』と『トータル・フィアーズ』と『MW』を考え合わせて思っている。史実では距離を置いていた二人を大親友設定にしちゃったもんだから、「そのくせ大して協働していない」という矛盾を生んでしまった。信西が辣腕をふるっていた頃、清盛が「平家の金を使ってくれ!」と言っていれば、もっとすごいことが...

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2002年『トータル・フィアーズ』観ました。

HBO『ROME』のシーザー役で一目惚れした、キーラン・ハインズ目当て。忘れた頃に届くツ◯ヤディスカス定額予約リスト。この作品自体の評判もあらすじも原作もチェックしないで、とにかく観てみた。最近のタイトルは原題のカタカナ表記で話のあたりがつけにくいよね……と思っていたら和製英語でした。原題は『The Sum of All Fears』 恐怖の総計。でも日本語で恐怖っていうと、ホラーものみたい。日本では「総計で」を「トータルで」...

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starzドラマ『スパルタカス』第3話・第4話観ました。

昨日は暑かったですね(´・ω・`)夜も寝苦しかったので、いっそスゴイ勢いで体熱を発していそうな筋肉男たちの饗宴を拝見しました。暑い日に敢えて辛いカレーを食って汗をかくと気持ちいいみたいなもんです。さて。DVD第2巻。第3話「伝説」・第4話「奈落の底」第3話も「モチベーションは嫁」から始動。養成所での訓練の様子がまったりめに映されたので、肉体美はいっぱいです(ノ´∀`*)相変わらずスタジオ撮影にCGで雰囲気をつけ、朝...

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2002年映画『ロード・トゥ・パーディション』観ました。

観るといい映画。これは素敵。ストーリーも撮影も手が込んでおり、音楽が個性的。暴力がもつ娯楽性と銃の怖さ、ちょっとしたコメディ要素、仁義なき世界に生きる男の身のふりかたの難しさ、それでも守りたい父子の絆、しかもそれが二重三重に絡まったときの哀しさ。男泣き映画といっていいでしょう。俺と親父の地獄行き。ぼくとパパの地獄行き。俺も親父も地獄行き。Perdition て何だろうと思ったら、意味は「地獄行き」 映画中で...

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『平 清盛』第28回「友の子、友の妻」

BL系二次創作大河(ノ´∀`*)嗚呼こういうのが国民的ドラマとして放送される時代になったんだなァみたいな感慨。男同士が涙さし交わすと視聴している女性が興奮することが分かったので時代劇の新しい方向性が示されたのではないかと思ったり。どうしても「後に武士全盛の世の中になった」ことを知ってる人間(つまり現代人)の観点から、「王室と軍部と一般市民」という近代的な内乱・革命の図を当てはめて当時を解釈し、当時の人間が...

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【犬神家の一族語り】佐清だけを待っていた。

午前中は家じゅう引っくり返して大掃除。嗚呼ちかびれた。外は富士山麓。お茶栽培が盛んな辺りで湿気が多い。この一週間ほど、まるで今年の大河ドラマのように空気が常に白くガスっている。今日は風があって、戸外はある程度涼しい。なのに、家は和洋折衷の中途半端な文化住宅で風通しが悪いorz 明らかに間取りが間違っている。盛大にリフォームしたいが、まぁ先立つものはない。信州の湖畔の旧家は涼しかったのだろうなァと思い...

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【清盛語り】第28話を前に不安にかられてみる。

ばかな子ほど可愛い。何かと気になるドラマには違いない。下半期を迎えて気持ちがまとめに入っている。すでに半分過ぎちゃったわけだし。いま、今夜放送回の粗筋を確かめた。塚地信頼が終わりときいて残念に思った。好きだったらしい(笑)イケメン起用とBL風味、女性の自我が強いこと、感傷的な盛り上げによって「現代的」な「色気」のついたドラマになっているとは思う。今夜放送の「池禅尼断食の図」「義朝無念の図」も、あの...

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【清盛語り】いっぺん出してみたらいいと思う。

旧作を叩き台に今更なことをクドクド言うのは当ブログの(以下略)映画『自虐の詩』では、映画で観るかぎり、阿部ちゃん演ずる葉山の東京時代と大阪時代のファッションセンスの違い・行動のギャップについて、説明されていない(笑)長髪と黒革でゲームヒーローのように決めていたのは「辛すぎて頭に虫がわいた」ゆきえちゃんの妄想かと思われたが、そのまま続きがあったので、彼らにとってのリアルだったらしい。その男が惚れた女...

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【清盛語り】王家という言葉が人間関係の理解を妨げたと思うんだ。

旧作を叩き台に今更なことをクドクド言うのは当ブログの仕様です。念のため、王家が天皇家であってもこの場合おなじこと。ドラマ内の人間関係を理解しやすくする方便として、あえてザックリと「院の命令」なら「院の命令」で統一すればよかっただろう、という話。第1話序盤、「当時の武士は朝廷の番犬・王家の犬と呼ばれていた」「王家の命令で盗賊の討伐・捕縛にあたっていた」と下手なナレーションが流れる。これは、「今でいう...

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2007年映画『自虐の詩』観ましたー

これは贅沢な・・・・・・。いやすごい貧乏な暮らしを描いてるんだけど、それを面白く見せる工夫がすごくて、映画的に贅沢な時間を過ごすことができます。基本的な人間関係を紹介する冒頭の15分ほどで、とっくに1時間くらい経ったかと思ったほど密度が濃かった。原作は4コマ漫画だそうで、なるほど意識的な繰り返しが多かったわけです。マンガをアニメ化するとギャグのテンポが間延びして面白くないということがままありますが、これは...

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『清盛』第27回「宿命の対決」

見逃しオンデマンドでやっと観た。「源氏を滅ぼす!」摂津は関係ないです、という頼政の声が聞こえた気がしたオープニング。たぶんあのオープニングの編集が一番気が利いている。たぶんあのオープニングを今からでも遅くないから序盤の10回ぐらいに付すべきだ。清盛が状況説明を述べたのでびっくりした(笑)お利口さんになったね。すかさず念を押す盛国グッジョブ、ダメ押しの家貞はさすが備えある筆頭家人である。塚地信頼が登...

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【清盛語り】オンデマンド待ちのヒマつぶしに振り返ってみる。

遊びをーーおおせんとやーああ生まれーーけむーーーーたわむれーーええせんとやーーああ生まれーーけむーーーー遊ぶーー子供のーー声ー聴けばーー我が身ーーさえこそーー揺るがーーるれーーーー↑ さんざん文句いってるくせに毎日(脳内で)歌っている。声は松田聖子。聖子は良かったと思う。芝居がうまいかどうかはともかく、真摯に取り組んでいるという雰囲気は伝わってきた。独特の舌ったらずな語り口が、やはり女優向けではな...

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1976年映画『犬神家の一族』雑感:翁は分かってたんだよね・・・

製薬王の無茶ぶりな遺言が頭の体操みたいで面白いので考えてみた。映像作家が映像作品のみから読み取ってほしいと思ったことを読み取ったつもりになる企画、ということで、あえて76年版の映画のみを叩き台とする。ネタバレそのものなので未見のかたはご注意ください。自分の目で見て考えてみると面白い映画、また考えてみたくなる映画です(*´∀`*)☆...

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1976年『犬神家の一族』雑感。

明治十一年 放浪の孤児佐兵衛、信州那須神社神官に救わる明治十六年 神官夫妻と十七歳の犬神佐兵衛明治十九年 犬神製薬工場設立明治三十八年 工場増築大正八年 佐兵衛五十三歳 中央政財界に進出昭和十年 犬神製薬那須本社工場新築昭和二十二年二月 犬神佐兵衛死亡(↑映画序盤に表示される字幕から転載)明治三十八年はもちろん日露戦争まっ最中、大正八年はスペイン風邪の流行があった。医薬品製造はふつうに儲かっただろ...

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恐ろしい偶然です:1976年映画『犬神家の一族』

清盛の画面の暗さを指して「横溝映画っぽいかな」などとぬかしていたら、届いてしまいました。レンタルDVDを監督つながり等でポンポンと予約しておいて、忘れた頃に届くので、偶然なのです。いや……何度観てもいいですね。大野雄二の音楽がノスタルジー(*´∀`*)子供の頃は、刺激的な犯罪描写を、おびえながらも面白く鑑賞しましたが、今回は、古館弁護士役:小沢栄太郎、大山神官役:大滝秀治、橘警察署長役:加藤武、梅子役:草笛...

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清盛くんを観てると疲れるのはですね・・・

もはやバカな子ほど可愛い状態で特選ライブラリーを繰り返し視聴しております。合間にふと1976年映画『犬神家の一族』を鑑賞したのですが、石坂浩二とあおい輝彦、それから先日の『青春の殺人者』の水谷豊もあわせて考えるに、男性監督および観客に愛される若い男性俳優というのは、とくに悪でも善でもない無表情に近いスッキリした顔立ちと、おもいきって感情的な表現ができる吹っ切れ感、根の明るさ、純情さを備えているので、そ...

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『清盛』第26回「平治の乱」

チャンネル権も録画権もないのでやっとオンデマンドで観た。信西入道お疲れさまでした。お蔭様でここ何回か面白かったです。あなたは男でした。そして主役はもうミュージカルにしちゃえばいいと思います。「なぜ♪ 俺を待てなかった義朝♪ 二人の約束をーー忘れてーーしまったーーのかーー♪♪」早まるでないぞおォ! と叫びつつ上手より退場。……それより密偵を放て。死ぬ気で信西どのを発見させろ。早馬を飛ばせ。盛国に連絡をとれ...

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『清盛』第25回「見果てぬ夢」

鵺の鳴く夜は恐ろしい……サブタイトルからしてフラグ立っちゃってますが、もうなんかいろんな人が終わりに近づいている模様。「また後から言うのかーー」とも思いつつ、信西の原動力は(金を工面して)宋へ行きたい(人を遣わせたい)の一念だった、しかも上つ方は誰も他人の話を聞いちゃいない、ということがいっぺんに示された。まとまりは良かったと思う。床いっぱいの算木で信西の脳内を視覚化するのは画的にも面白く、シリーズ...

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『清盛』第24回「清盛の大一番」

内裏が白くなった(*´∀`*)清盛っちが急にお利口になった(*´∀`*)鎮西が竜宮城(*´∀`*)一見ほんわかした戦後の風景。少なくとも清盛がバカで苛々させられることはなくなったけど、鎮西のやり取りはふつうに面白かったけど、納得感はうすい(´∀`;)もう少し前半で清盛が「若いながらも大物」「ゾクのヘッド」みたいに活躍してるところを見せておけたらなァ……駆け引きの「か」の字もできずに親たちの思惑に翻弄されていたからなァ……海...

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『清盛』第23回「叔父を斬る」

念のためNHKオンデマンドはこちらです。やっとハラオチするものが観られるように(ノД`)やっと伏線が残酷なかたちで回収された(ノД`)やっと清盛くんが状況を理解した(ノД`)清盛・信西対決が終わった瞬間には心中で「ブラヴォ」を叫んだ。長うございましたな……いや確かに話は暗いよ。皮肉に満ちているよ。ってことは、先立って提示された話題を覚えておいて、解釈し直すという、ミステリを読むような息の長さと知性を要求されるよ。...

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『清盛』第22回「勝利の代償」今からでも御覧になるとようございますよ。

地を這うような、あるいは天から見降ろすような柴田演出!いい回でした。やっと、ここから先の本筋を担当する役者がそろった。と同時に前半を担当した人々が花と散る、演技力の本領発揮というべき難しい場面の連なる「戦後処理」の回。裏でサッカーの代表戦やってたので数字は底を打った日でしたが、勿体ないです。これは今からでも御覧になるといいと存じます。この回を理解するには先立つ21回を我慢して観なきゃいけないんだけど...

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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。