MISHA'S CASKET

-・別 201505 1/2

五十万人が百円ずつ寄付すると少女が助かるかもしれないです。

渡米・心臓移植手術を必要とする日本人少女がいるそうです。小学1年生、ただいま入院中。渡航・手術費用、総額2億7千万円。今月中に1億5千万円相当をアメリカの病院へ振り込まなければならないそうです。アメリカは手付金も大きいです。差し当たって5千万円、足りないらしいです。まだまだその先もあるんですが……私の計算が確かならば、五十万人が百円ずつ寄付すると、五千万円になるはずです。世の中には被害妄想ぎみな人が...

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ネットしても一人。

決済といえば、少し前に「若い人はクレジットカードを持っていないので、デジタル書籍をダウンロード購入できない」という話がありました。ここで重要なのは、クレジットカードの不便な点をあげつらって、アンチクレカ派とクレカ派に分かれて論争する、といったことではありません。好き嫌いを基準に対立が発生し、議論の争点がずれていくといったことは、日本に限りません。(いま読んでるのは、ミュシャンブレッド『近代人の誕生...

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【ペーパーホワイト依存症とはいわない。】

日本経済新聞によると、中国でもスマホが売れなくなっちゃったらしいです。もちろん普及したからです。買い替えも一巡して落ち着いちゃったらしいです。いろいろなサイトが、この一年くらいでスマホ(タブレット)用にデザインを一新しちゃった気がします。世界的に「スマホ依存症」が取り沙汰される時代が来たのでしょうが……たとえば、電車に100人乗っているとして、100人とも違うサイト、サービスを利用しているんじゃないかって...

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【そもそも大学生とは。】

モラトリアムではありません。大学とは、近い将来(国家試験や公務員試験)のために猛勉強するところです。国家試験や公務員試験といったものが、中卒・高卒では合格できないレベルに設定されているものならば、大学生というのは、理念的に全員が国家試験受験生です。日本の大学には、卒業のための厳しい試験がありませんが、就職のための厳しい試験は存在するわけです。国家試験に合格できず、公務員試験に合格できず、教員課程の...

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【挫折する同人。】

数冊の「同人誌」を読んだだけで、「だいたい分かった。要するにエロじゃん」と早飲み込みするタイプ。早飲み込みするくらいだから、頭の回転はあるていど良いので、自分でも似たようなものを難なく書き上げますが、「同人誌=アニパロ=エロ」という偏見を前提にしているので……ワンパターンしか書くことができず、天井の見えるのが早いです。なんとなく売れなくなってきたと思った頃には、就職活動の時期となりますが、同人活動に...

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同人・BL関連記事の意図と、用語の確認。

当ブログにおける、耽美・BL・同人・LGBTに関わる記事は、面白おかしい暴露話ではありません。すでに普及してしまっている偏見について苦言を呈するという性質のものです。だいぶ辛口に感じられると思います。創作物の作例については、ひじょうに有名と思われるプロ作品のみ題号を引用しました。一般読者様が内容を確認しやすいからです。いわゆる「同人誌即売会」に販路を限定した自費出版物は、バックナンバーを入手しにく...

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【性的マイノリティをからかうことは女性の特権ではありません。】

東京五輪には、性マイノリティチームとその応援団も来日します。東京で差別されたという情報が「インターネット」で拡散されるようでは、おもてなしの国の名折れです。ボーイズラブという創作分野を好む女性は子どもだから、どこへ押しかけて何を言っても許されるという偏見は、昔の社会学者が広めてしまった経緯があり、痛恨のミスだったと思います。ボーイズラブとは、女性が「男同士」という表象を、エロティックな情趣を生む嗜...

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【つり橋理論をゲイに問うときの正しい形。】

「つり橋理論によって同性愛に目覚めることはあり得るか?」これをゲイに問うことは失礼です。つり橋理論というのは、ストレート男女なら互いに惹かれるのが当然という前提のもとに「危険を共有することが良いきっかけになる」と考えるものです。ゲイであれば、危険を共有した男性に強い愛着を感じるのは当然です。レズビアンが女性に対したときも同様です。ただし、相手も同性愛者である確率が(統計的に)低いので、カップルが成...

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【らせんの素描。】

1980年代の映画です。まだ洋画による美化されたイメージが生きており、AIDSの発生を背景にしたバッシングも強かった頃に、勇気をもってカミングアウトしたゲイ男性たちの日常を伝えるドキュメンタリー。金髪でも、美少年でもない、ふつーの日本のお兄ちゃん・おっさん達の穏やかな表情を静かに映し出した良作です。お芝居をしたり、詩を朗読したり、歌を唄ったり。のびのびと自己表現したいだけ。好きな人と一緒に暮らしたいだけ。...

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【同人の密度。】

東京は、出生率のもんげー低い自治体です。若い住人の多くは、上京組です。数年前まで地元の高校に通っていました。56万人が集まるイベントがあります。何割かは外国からのお客様です。便宜的に、47万人を日本在住者としましょう。彼らに、出身高校ごとに分かれて頂きましょう。便宜的に、一万人ずつの47グループができたとしましょう。一つの県に20の市があるとすると、一万人は、500人ずつの20グループに分かれます。一つの市に...

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【菊の御紋を葵の紋どころに例えてしまう。】

16日の朝に見た、テレビのワイドショーの話題。むかしむかし、東慶寺に駆けこんだ女性から、菊紋の入った箱を用いて所在を知らせてやると、夫が恐れ入って離縁状を書いてくれた、という話。離縁状などの実物が、お寺に残されているようで、見学させて頂きながら、リポーターが(菊紋の箔押しされた箱には)「水戸黄門の印籠のような効果があったんですね」って。逆です。まァ仕方ないんですが。葵の紋どころに威力があるのは、その...

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【パパって新聞よんで、パイプをくわえる人なのよ。】

宮崎駿脚本『パンダコパンダ』中の台詞。子どもが小さいうちは、親もまだ若いのです。森鴎外『ヴィタ・セクスアリス』では、旧制高校を卒業まもなく見合いの話があって、若者の一人は実際に結婚し、マスオさんになります。山本鈴美香『エースをねらえ!』に登場する竜崎氏は素敵なロマンスグレーですが、娘が高校生なので、ご本人まだ45歳くらいのはずです……遅くなってからのお子さんでしょうか。竹宮恵子『風と木の詩』は、20世紀...

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【日本人の二項対立好き。】

冷戦時代の日本人の意識の奥底をつねに支配していたのは「座して核弾頭の到着を待つか、徴兵制か」「アメリカか、ソ連か」という二者択一だったでしょう。アメリカへ亡命するということは、ソ連を捨てることであり、ソ連へ逆亡命するということは「西側」に訣別するということでした。実際には、どちらも大きな経済システムの中にいるに過ぎないことが理解されたのは、壁が崩れてからでした。「究極の選択」というクイズのようなも...

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【のび太の成績が伸びないわけ。】

保護者が「勉強しなさい」しか言わないからです。「また零点取ったわね」しか言わないからです。勉強の「やりかた」を教えてやらないからです。どうすれば百点取れるか、一緒に考えてやらないからです。少年スポーツ団の成績が伸び悩んでいるようなら、監督が「ばか野郎、ミスするな」しか言わないからです。なぜ今のプレーはミスになったのか? 顔の向きが悪かったからか? 腕の角度が甘かったからか?その場で欠点を分析して直...

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【男は見栄っ張りなので。】

嫁さんの実家に同居した男は、嫁・姑の争いに巻き込まれないので気楽。いつだかのアンケート結果だそうです。当たり前です。でも男性は見栄っ張りなので、「じつは俺のほうが大変なんですよ~~」という弱音を吐きません。アンケートというのは、質問を設定する時点で、あるていど答えを予想しているものです。誘導尋問の危険をつねにはらんでいるのが、アンケートという形式です。回答者は「自分に該当する選択肢がない」と感じる...

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【独身女性がゲイに慰めてもらうことはできないです。】

日本のゲイコミュニティには何十年もの歴史があります。あるところにはあるのです。彼らは何十年も前から正式に結婚したがっています。いわゆるカミングアウト済みで、ある程度の年齢に達したゲイには、ステディがいると思えば良いです。ゲイタウンへ来ているのも、男女のフルムーン夫婦と同じように、「たまには外食しよう」ということで、パートナーと差し向かいでお酒を楽しんでいることでしょう。そこへ女性が首をつっこんで「...

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【男同士はポルノに限らないです。】

世の中には、わざわざGLBT人権集会へ出席しておいて「ゲイってポルノのことしか考えてないんですか?」って質問する女性もいるそうです。その人自身が、人権集会へ出席するにあたって、解放運動の歴史や、その弾圧の恐るべき歴史について一冊も読まずに、ポルノ雑誌ばかり眺めてきただけですね?そもそも彼らが人権集会を開いている時点で、ポルノ以外のことも考えていることは明白です。自分が何を言っているか分かっていない...

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【裏目に出たトランスゲイ説。】

榊原が「やおいトランスゲイ説」を発表したのは、「やおい少女」に関する詮索も終盤、1998年です。それまでに「奇妙な創作物を消費する少女は、母親との人間関係による“トラウマ”を抱えている」という説が流布されていました。もし摂食障害から逃れるためにBLという嗜好品の大量購入を必要とするのであれば、これは依存症を意味します。必要なのは、さらなる嗜好品の大量消費ではなく、それが異常行動であることの自覚であり、受...

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【少女の早熟さを強調したい大人の女性。】

人間は「まねぶ」生き物です。子どもが大人に憧れるのは当たり前です。小さな男児だって、大人の運動選手に憧れるから、野球やサッカーを始めるわけです。でも小さな野球選手を見て「男の子は早熟ね。うふふ」っていう大人はいません。でも小さな女児が大人の女性に憧れると「女の子は早熟ね。うふふ」って言いたがります。少女とは性的に早熟で危険な存在であるというイメージを広めたがる大人の女性がいるのです。腹の底では「色...

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【こだわり女子論は無用です。】

一般に、タイプ別分析ごっこは危険です。読んだ人の自己暗示を生むからです。人間は「まねぶ」生き物であり、「○○とは、こういう人々である」という類型が与えられると、それに従って振舞おうとします。「ボーイズラブを読む女性は、子どもである」という定義を与えられると、それに従って、子どもらしく振舞おうとします。実際には成人向け創作物を消費しているにもかかわらず。少し前に「女性キャラクターに感情移入できない女性...

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【会田誠展クレームにおける混同。】

すでに懐かしいような話題ですが……「子どもに見せなければ何を描いてもいいですけど」というのと、「女性差別を助長しないように、男性の自由な創作を制限または禁止しろ」というのでは、話が違います。ごちゃ混ぜに書くから「18歳未満閲覧禁止というゾーニングを施したのに、まだクレームがつくのは何でやねん」ということになるわけです。あえてクレーム側へ戦略をご提案すれば、案件ごとに別の人物を立てるのがよろしいです。ま...

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【BLアジール説の矛盾と会田誠展。】

もし、BLであることを弁護するつもりで、「じつは元々わたしのほうが社会の被害者で」と言い訳すれば、どうなるでしょうか。すでに自分が意趣返しとしての悪事を働いたことを認めたことになります。すなわち、BLは「悪いこと」であると認めたことになります。また、被害がなくなればBLもなくなるはずである、という逆転の予想が立ってしまいます。「BLは男性中心社会の横暴が生んだ女心の病変です。親愛なる男性の皆さん。...

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【フランス人アニメファンは独立します。】

『美少女戦士セーラームーン』といえば、フランスでも大人気だそうですが……日本人は、ドヌーヴなどの映画女優のせいで勘違いしていますが、ふつうのフランス人はブルネットです。彼らも金髪には憧れているのです。で、ジャポニズムというのは、ポスト印象派が浮世絵を完全に消化したことに意味があるのです。フランスは、もともと風刺漫画が盛んな国です。高校生がまともな政治活動を行って、国会へ乗り込むお国柄です。いつまでも...

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【二十五年後のコミケ。】

高齢者の総人口に占める割合が過去最高だそうです。それでもまだ四分の一くらいです。いまの四十代が六十五歳以上に達する頃には、過半数を占めることになるでしょう。去年生まれた赤ちゃんの人数は、これから発表されますが、百万人を割っている可能性もあります。満期算には新暦で約九ヶ月を要します。すでに五月も終わろうとしていますから、今年生まれる赤ちゃんの人数は、昨年来発行された母子手帳の冊数と、ほぼ同じです。報...

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【ヤマトの不運、進撃の中年。】

先日、ジグソーパズルを買いに行ったら『ヤマトガールズ』という絵柄を発見しました。「ヤマトのエヴァ化に何の意味があったのか」としみじみした次第です。いわゆる同人活動の出発点になったと伝えられる作品が、そのセンスでリメイクされて総決算の観を呈したのは、感慨深いとは言えるのかもしれません。【若者の誇り。】満を持して再発進したかに見えた宇宙戦艦の不運は、巨人の進撃と重なったことでした。比べてしまうと、ヤマ...

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【二次創作は金目と言えない訳。】

敗戦国がエコノミックアニマルと呼ばれて勇気を取り戻したので、日本人には「売れる」といえば許されると思う傾向があります。とくに「同人」というのは若い人の文化なので、大人社会の戯画という要素があります。つまり「売れる」といえば、大人が恐れ入ってくれると思う人もあります。が、著作権という言葉が今ほど国民に意識された時代はありません。ピカソの絵が、次の競売に何百億円スタートで出品されても構いません。盗品で...

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【BLにおける著作権と主題の混同。】

著作権上の不透明性による過剰防衛意識と、主題の特殊性による過剰防衛意識は混同されやすく……包括貿易法案を意識した「なぜ二次創作なのか」という話なのに、「女がエロを書いて何が悪いんですか!? うちの女子校はみんなやおいでしたよ!」と叫んでしまう人もあります。一緒にしないでほしいと思っている同級生が大勢いることだろうと思います。まずは落ち着きましょう。著作権的に不透明であることと、非当事者による創作物であ...

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【同人が先祖を否定する心。】

念のため、同人の「一部」と、先に申し添えます。いわゆる即売会も、今年で40周年です。夏冬2回で年間100万人超の人出を誇る大イベントです。昔はそれほどでもなかったにしても、40年分となれば、関係者は数千万人に及ぶでしょう。その全員が、同じ人間性であろうはずがありません。さて……世の中には、漫画全体の歴史と、自分史を混同してしまう人もいます。「1970年代の女流漫画には、明治時代の文芸の素養が認められる」ってい...

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【トラウマは他人を傷つける口実ではないです。】

フロイトは「同じ動作をくりかえす」ことによって、当時では狂人と見なされ、精神病院の片隅で拘束衣を着せられて一生を終わるはずだった人々を「原因のはっきりした病気だから、治すことができるはずだ」と見抜くことによって、救ったのです。会話を通じて患者の過去へ立ち戻り、一つ一つ証拠を拾い集めることによって、何が起きたのか推理したのです。同じ時代にミステリという創作物の流行が始まったのも偶然ではなく、たったひ...

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【アダルトチルドレンはループします。】

「私がアダルトチルドレンみたいなブログを書くのは、もともと私がアダルトチルドレンだから当たり前ですよね! だから私がアダルトチルドレンみたいなブログ(以下くりかえし)」うかつに専門家の使う学説のようなものを取り入れると、こういう状態を生みます。人間は「まねぶ」生き物であり、アダルトチルドレンとは何か? という書籍を読んで勉強すればするほど、そのように振舞うという下降スパイラルを描くことは充分あり得...

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