風呂場の鏡でボディチェックしそうな男性を批判する女性。

  10, 2016 10:20
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芸能人などを話題に、さも気持ち悪そうに「やってそう~~」と言う女性。

実際にそのようにしている映像が放映されてしまったのを受けて、「あんなもの見せることないじゃない」と批判しているのではないのです。勝手に想像をふくらませて、勝手に批判している。

男性ナルシシズムを嘲笑してやったつもりで、自分の脳内をさらしてしまうことになるので気をつけましょう。

これ、立場を反対にしてみると簡単に分かるので、「ああいう女って自分の裸を鏡に映してそう」という男性がいたら、彼自身が「なに考えてんのよ!」って叱られるはずです。

女性は自分を棚に挙げて、女の口から男性を批判しても叱られないと思い込んでいることがあります。

【女性ナルシシズム。】

芸能人であれば、ボディチェックは仕事のうちです。古代をテーマにした映画・演劇の役をもらえるかもしれないし、サプリやエステの広告が来るかもしれない。

そういうふうに考えて「仕事に前向き」と高評価するのではなく、「自分に酔っている。もっと女性に興味を持ってくれなければダメよ」と批判するのであれば、要するに「私を構ってほしい」という女性ナルシシズムの表現です。

特にインタビュアーが女性だと、答えるほうもついつい「ガールズトーク」をしている気分になりがちです。

が、インタビューを企画したプロデューサー・放送作家といった人々は男性が多いですから、女どもの赤裸々なガールズトークを聞いてみたいという好奇心、およびそれを利用して「数字」をかせごうという野心があると思えばよいでしょう。

インタビュー結果だって、面白くないものは採用されないわけで、わざわざ採用されたなら「こっちの思惑通りの発言をしてくれる女がいたぜ」ってことです。つまり、男性を批判してやったつもりで、女性のほうがネタにされているわけです。

思い起こせば1970年代、ベトナム帰還兵を風刺的に描いた『タクシードライバー』などの映画によって、男性自身が「男の自己顕示欲ってのは厄介なものだ」と批判するようになったのでした。

1980年代には、女性がそれを露骨に真似するようになった。「男って単純よね! 男ってナルシストよね! 男って自分勝手よね!」

でも、そういうわけで諸刃の剣です。

もっとも、女性のほうにも「女がガールズトークするのは当たり前じゃないの。遠慮することはないわ。聞かせてやればいいのよ!」という達観した意見があるかもしれません。

自分と同じ意見が全国放送から聞こえてきて喜ぶ女性も実際にいるでしょう。この場合、あとになって「男のくせにガールズトークに首つっこんじゃダメよ」とは言えません。

イケメンを紹介するテレビ番組というのは、本当にネタにされているのは、女性の性欲です。

了解したうえで「男性が聞きたがっていることを聞かせてあげる」というサービス精神を発揮できるなら、大人の対応といえるでしょうが……

聞かせ過ぎると、番組自体が男女双方から見放されることになります。テレビ視聴者は、性的な話題を好む人ばかりではないからです。

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