同性婚は伝統的な家族のありかたを変えません。

  18, 2016 10:20
  •  -
  •  -

だって、一夫一夫制(または一婦一婦制)で、一生のあいだ離婚せず、二児を育て上げれば、「伝統的な家族」と比べて、なんの変わりもありません。

変わるのは、ストレート男女が「ホモが結婚するくらいなら、私が浮気したっていいよね」と思った時です。社会がこれを防ぎたければ「異性愛者も引き続き一夫一婦制を維持しなさい」と教えればいいです。

また「GLBTを自分の逸脱行動の口実に利用してはいけません。彼らのご迷惑です」と、はっきり教えればいいです。

【ゲイは結婚したいのです】

女性が「結婚しない仲間だから寂しい心を分かち合うことができる」と思って実在ゲイに近づいていくことは、彼らの同性婚を認めない、すなわち差別を助長するという意味になります。

これはかつての女権論者も勘違いしたところで、女性が自分の非婚と彼らの結婚を混同すると、彼らのご迷惑となります。彼らは「同性婚を認めると少子化が加速する」と思って反対する人々と闘っているわけです。

でも彼らはもともと産むべき人数に入っていないので、彼ら同士が幸せをつかんだとしても社会は変化しません。社会が変化するのは、産むべき人数に計上されている人々が、彼らのついでに自由になろうと思って、出産を断念した時です。

トランスが簡単に手術を受けられないのも、軽い気持ちで「じゃあ私も子宮を切除したいわ」という人が増えると、少子化するからです。

逆にいえば、産むべき人数に計上されている人々がどんどん産んで、社会制度維持に充分な出生数を確保すれば、彼らは安心して彼ら同士の幸せをつかむことができる。

この発想の逆転は、いわゆるフェミニズムの中からは生まれてきませんでした。むしろゲイの人権運動に便乗しようとした自称人権運動家も多かったのです。

ゲイと共闘できるつもりで、新宿二丁目まで押しかけて「私が味方になってあげるから、早くカミングアウトしなさいよ」と説教しては付きまとう。そのほうがよっぽど人権侵害だということを起こした人もいたわけです。

【個人主義の独立】

今さら申すまでもなく、実際には「どんどん産む」ということは難しい。

現代だからではなく、もう千年の昔から、女性は苦労することが分かっていて嫁に行くことをいやがり、子どもの世話で自分のやりたいことが出来ないというのをいやがって来たのです。貴人が自分では子どもの世話をしないことも、洋の東西を問いません。

女の幸せのつもりで出産したけれども、その後の体調不良に悩み続ける人もいる。命を落とす人もいる。

男性が国防という名の帝国主義に命を捧げることを強制された時代には、「女も命がけで産め」と命令することができたのです。

でも、それはあくまでストレート社会の都合。それを「もういやだ」というのは女性の個人主義。さらに個人主義と育児を両立したい人にとっては社会整備がなかなか進まないからという問題であって、GLBTのついでではない。

この一線だけは、きっちり引いておく必要があります。

(※ 2月24日追記: コピペの不手際で記事が二重投稿のようになっておりまして、読みにくかったことと存じます。ご迷惑をおかけ致しました。修正のご報告と、お詫びを申し上げます。)

Related Entries