女性に共感しない美輪明宏の辛口人生相談。

  17, 2016 10:20
  •  -
  •  -
「成人した娘の我がままがひどくて困る」という人生相談を受ければ「甘やかして育てたあなたが悪い」とバッサリ斬り捨てるのが美輪明宏。

某待合室で某雑誌を見ていたら、珍しいほど辛口の人生相談があったので、回答者をよく見たら美輪さんでした。

女同士は互いに「分かる~~」とか「あるある~~」という共感を求めて身の上話をするものですが、次の瞬間に口から飛び出すのは「うちの子もね~~」とか「うちのお母さんもね~~」という、自分の話です。

ゲイは女性に共感しませんから辛口です。姑からの口出しに悩むという相談に対しては「先手を取って完璧な嫁になればよい」というお答えです。女性はこれを云えません。自分がそんなに立派じゃないからです。

女同士は「愚痴を聞いてほしい自分」を許し、甘やかすのです。でもゲイは女性と馴れ合う筋合いがありませんし、おそらく気持ちわるいと思っています。ゲイですから。

彼ら(の何割か)は、自分自身のナルシシズムとして、理想の女性性を身に着けているだけであって、ダメな女を許してやりたいわけではないのです。

辛口な人生相談の文面の向こうから響いてくるのは「そんなことも云われないと分からないの? 本当に女ってダメね」という冷笑です。女性の甘え心理は、ほぼ彼らの「ネタ」にされていると思えばいいでしょう。

そこまで読んだ上で人生相談の頁が編集されてりゃ立派なものですが、そこへ投稿する女性はみずから志願して道化を演じていることになります。

美輪さん自身の「作品」の一つとして成り立つ限りにおいて、女性が道化を演じることは、彼らにとっても有難いということですが、これをギャラリー(読者)のいない場所で実演しようとしてゲイバーを訪ねることは、おそらく彼らをうんざりさせます。

もし女性が自分の口から「お母さんが過保護に育てたから私がこんなになった」と云えば、彼らは「それを口実にいつまでも自分を甘やかしているあなたが悪い」と云うでしょう。

Related Entries