ゲイに非婚を理解してもらうことはできません。

  07, 2016 10:20
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彼らは何十年も前から結婚したがっています。育児もしたいと思っています。

彼らに云わせりゃ「自分が結婚したくない女が彼らの同性婚も認めてくれないから彼らに春が来ない」ということでしかありません。

女性が彼らを指さして「私の他にも子育てしてない人がいるじゃないですか~~」というのは、責任転嫁でしかありません。

また「産めない体」と云われることは、彼らにとって最も傷つく言葉です。

「産める体だが産みたくない」というのは、女性の自分勝手でしかありません。

社会に向かって「女性の自由です」とか「職場環境が悪いからです」と主張する権利はありますが、ゲイの陰に隠れることはできません。

彼らは少子化の原因として迫害されることが多いので、「ストレートは文句云わずに、さっさと子どもを増やしてほしい」と思っているだけです。

女性がわざわざ彼らの所まで押しかけて「私だけ産まなくてもいいでしょ?」と特別扱いを求めても、彼らが「いいよ」と許可をくれることはありません。その権限もありません。

「勝手にしろ。自分で責任を取れ。こっちへ話を振るな」と思うだけです。

基本的に、彼らはふつうの男です。しかも女性に関心がないのですから、女性に夢やロマンを抱くこともなく、彼らに甘える女を「妹みたいで可愛いな」と勘違いしてくれることは絶対にありません。「ふざけるな」と思うだけです。

「ゲイは優しい男だから、女の気持ちを分かってくれる」というのは、女性自身に都合のよい勘違いです。観光ガイドやテレビ芸能人の話を鵜呑みにした「おのぼりさん」は、赤っ恥でしかありません。

「彼らより私のほうが可哀想だから、同情させてやろう」という自己憐憫は、「いつでもどこでも私が一番」という強い自己愛のもう一つの顔にすぎません。

「彼らは女に負けてホモになった男だから、女に逆らうはずがない。女に尽くしてくれるはず」と思っているなら、偏見です。

偏見に基づいて、自分の優越感の満足のために他人を利用することを「差別」といいます。

新宿二丁目へ突入してしまう前に、ここまでイメージすることが出来なかった人は、彼らを自分の都合に合わせて利用しようとしていただけです。

なお、まことに残念ながら、アニメキャラクターを自分の都合に合わせて利用していた人は、実在ゲイ男性についても「黙って利用されてくれるはず」と勝手に期待してしまうことがあります。

【ノンセクシュアルの人生設計】

若い時から「私は生まれつきノンセクシュアル。でも育児もしてみたい」という自覚があれば、保育士や看護師の資格を取ることができます。

自分の仕事に出てしまう保護者よりも、むしろ子どもと過ごす時間は長く、与える影響も大きいです。

残念ながら、そのように考えることができなかったのに、後から取ってつけたように「じつはノンセクシュアル」と主張しても、説得力はありません。

なお、ゲイは先天性です。彼らは「親の育て方が悪かったからホモになった」と思われることを、ひじょうに恐れています。

だから「親がトラウマでノンセクシュアルになった」と主張する人がゲイと弱者同士の連帯したがることは、彼らにとって致命的な迷惑となる可能性があります。

【非婚の理解者】

じつは、自分に子どもがいる人です。

「私も仕事を辞めなければならなかったし、出産の時に死ぬ思いをしたから、自分の娘にも、よそのお嬢さんにも、無理強いはできないわ」と云ってくれるのは、ゲイではなく、母なる人です。

敵と味方を間違えてはいけません。

他人の育児の話を聞いて、自分に当てこすりを云われているかのように被害妄想を抱き、わざと母性をおとしめるようなことを云っても、誰も「あなたに不快な思いをさせてご免なさい」とは云ってくれません。

「可哀想に」と云われるだけです。

また、ゲイにも母親がいます。彼らもごく普通に就職を求めて都会へ出て来ているだけであって、実家との折り合いが悪くて家出してきた・実の親から差別されて勘当されたとは限りません。

今では親御さんの会も発足しています。親子協力して人権運動なさっているご家庭もあるでしょう。ごく当たり前にご両親とメールをやり取りしたり、支援物資を受け取ったりしているかもしれません。

彼らが、自分の母親の悪口を云う女性を見て、共感してくれるとは限りません。

気をつけましょう。

【創作と現実】

こういう勘違いの起きる原因のひとつは、女性が自分の頭の中でストーリーを描いてしまっていることですね。

みんなが私の悪口を云っている。自慢話をして、私にいやがらせをしている。

でも、ゲイは親に理解されずに家出してきた可哀想な人々。私にめぐり会って「理解者を得た」と感動し、一生私を愛してくれる、とか。

とくに創作物を自費出版していたという人は、もともと想像力豊かな傾向があるわけですから、この罠に落ちる可能性は高いです。

教育関係者には、長年の実感として「女子はファンタジーに入りやすい」というのがあるようです。

この場合のファンタジーに入るとは、トールキンの作品に詳しいという意味ではなく、自分の想像におぼれて、現実との区別ができなくなるという意味です。

創作クラスタは自戒してください。

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