『マイ・ブラザー』と『向かいの窓』私感。

  27, 2012 07:33
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【ご注意】 ネタバレしないと話ができないのでネタバレバレです。



ブロークバックからジェイク・ギレンホールつながりで思い出す『マイ・ブラザー』、どっちもギレンホールという役者の誘惑的な妖しい色気で成り立ってる。

マイ・ブラザーは原題を『Brothers』といい、「兄弟」といいながらも実は兄ちゃんのの物語。
いや勿論テーマは観る人それぞれに受け取っていいんだけれども、ここでは2003年イタリア映画『向かいの窓』との共通点に言及する。

マイ・ブラザーは2009年末にアメリカで公開された映画だけど、リメイク品で、リメイク元は2004年の女性監督作品。つまり『向かいの窓』と時期的に非常に近い。

どっちも「子育てしながら旦那を待つことに疲れた主婦が、身近に現れた若くてきれいな男と不倫にハマリかけるが気を取り直す」というエピソードを主軸とする。

'70年代に『エマニュエル夫人』を通じて「同性愛にも挑戦して自由に生きるといいよ!」と言われた女性たちは、
'80年代には「リフトしてくれる男性なんかいなくたって、独りで踊れるわ」と言い出し(『フラッシュダンス』)、
'90年代には逆に男性を鑑賞するようになって、男性側もそれを逆手にとって不景気の時代を楽しく暮らそうと思い始めた(『フル・モンティ』)。

'00年代に入ると、女性たちは「自分で選んだ相手に責任をもつべきだ」と言い始めた(女性監督)、または男性監督から言われるようになった、というわけだと思う。

実は『ブロークバック』と『向かいの窓』にも共通項はあって、
「同性愛の男は好きに生きることができなかった、愛する人を指名して結婚し、一緒に暮らすということができなかった。その分も女性たちは自由に生きればいいし、自分で選んだ人生は責任をもって全うするべきだ」
というテーマだ。

そして'10年代に入ってブレイクしたのが『glee』だったというわけで、
これからは女性が男性、とくにその中の同性愛の人に協力したり、「勉強させて頂きました」と恩返しをする時代なんだと思う。

なわけで「ホモと目にするだけで嫌な気分になるからやめてくれ」と言われたら「そうですか失礼しました」と受けとめて引っ込めればいいと思うし、

29日の東京レインボープライド2012のご成功・ご盛況をお祈りいたします。
晴れてほしいです。



……ていいながら多角関係メロドラマを書いているのはリアルと物語が「完全に一致」する必要はないと思うからで、ここはお許し頂けると有難いです……
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