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個人出品者のマジョリティ性。

世の中には「サークルとは名ばかりで、実際には全員が個人的に出品しているだけだ」と、わざわざ証言したがる人もいることです。

売上金を持ち逃げされると困るから、誰も信用できなかったそうです。でも現在の現実のコミケには、今なおグループ活動している参加者も存在します。

つまり、その人自身が売上金を独占したかっただけです。では、あくまで個人資格において、原作者と話をつける覚悟があるのか?

ではなくて、そういう個人活動を称して「同人やっていた」と云うのです。

「同人やっていた」と云っておけば、顔も知らない(挨拶していない)原作者が、「同人なら仕方がない」と思って許してくれる・諦めてくれる・まとめて大目に見てくれると勝手に期待する心です。ピンポイントで自分だけが告訴されるとは思っていない。

つまり、群れにモグリ込んで安心する心です。

これは、実社会へ出れば「何々党の会員だから」「何々社の社員だから」「何々大学の出身者だから」と派閥を作り、バッジをひけらかし、特権を利用しようとする心です。マジョリティそのものです。

自分自身が売上金を独占したくて個人出品していた人を、昔ながらの漫画同好会・アニメ研究会として仲間と協力しながらやっていた先輩たちが見れば、「邪道だ」とか「最近の若い者には困ったものだ」と思って、声もかけてやりませんから、本人の周囲には自分自身と似たタイプばかりが集まるのが当然です。

その人垣に埋もれて、その向こうにいる先輩たちの姿に気づかなかった。今に至るまで、自分とは違うタイプの存在がいる可能性にさえ思い至っていない。自分=世界だと思っている。

徹頭徹尾、ただのマジョリティです。多子世代の若者だった人が、いまだに「みんなで渡れば怖くない」と思っているのです。

【性的マイノリティを自称するマジョリティ】

たまにいるのです。今日から性的マイノリティになっちゃう人。

そもそも、パロディ同人(およびその著作物のファン)が「ノンセクシュアル」を自称するのは、自分のモラトリアム性を正当化するために後からくっつけた言い訳であって、もともとノンセクシュアルという特殊な性をもって生まれて来たからBLしか読めないということではないのです。

だったらBLなんか読まなくたって、児童文学を読んでいればいいのです。風景や料理の写真を撮っていれば充分です。SNSで人気者になれます。

原因と結果を本末転倒させると、現役同人と実在ゲイのご迷惑にしかなりません。

基本的に、名指した時点で差別、レッテルを貼った時点で差別です。

精神構造が「群れにまぎれて責任逃れする」というマジョリティなのに、自分で自分を差別する人は、弱者特権だけ利用しようとしている可能性があります。

過激なことをしてみたいのに、独りでは不安で群れたがるというタイプですから、新宿二丁目へ行くにも「友達」を誘いたがります。

でも、同人界はそういう人を応援しません。男女とも「同人は人権侵害の青田だ」と思われると、ひじょうに困るからです。

【現役への復讐】

「絶対に本物を怒らせるな」という、古い時代の同人界の約束事を知っている現役出展者は、誘われても新宿二丁目へ行こうとはしませんから、他人を誘って行こうとする人は、同人の世界では相手にされなくなっちゃった人です。

作品が人気をなくして出展を中止した人。人間関係でトラブルがあって、顔を出せなくなった人。

自分自身の才能不足か、努力不足か、周囲への気遣い不足だったのに、「コミケが悪い」とか「先輩にだまされた」と責任転嫁するようだと、「復讐してやる」という気持ちが生まれます。

このパターンに落ちている人は一人ではないので、もしあなたのタイムラインで同人関係の騒ぎが持ち上がった時には、本当に現役がライバルをつぶそうとしているのか、挫折型OBが現役を丸ごとつぶそうとしているのか、よく見極めると、頭の体操になります。

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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。