2010年ドラマ『スパルタカス』観ましたー

  22, 2012 13:59
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Welcome to the brotherhood!

レンタルDVDにて第1話「赤蛇の紋章」第2話「剣闘士の誓い」
珍しく新作♪
18禁エログロ歴史スーパーアクションちょっとヒューマン連続テレビドラマ(爆) 大人になってから楽しもうね!

……アメリカの有料放送はスゴイことになってますな……
CGが美しい! とまず言うべきか。
男優の肉体美がなまめかしい! と先に言うべきか。

政治家同士、その夫人同士の駆け引きを、短い台詞のやり取りから理解させる脚本がうまいと言うべきか。
第1話の密度はすごかったです。序盤30分間ほど動悸がして息苦しいほどでした。

リドリー・スコットの『グラディエーター』の屈辱感を高めて、刺激を増した物語。
チャンバラを面白く見せる『300』のスローモーション、ストップモーションの踏襲。

テレビには違いなく、主要人物の演技は、人工照明によるスタジオ撮影。流血描写は明らかに実写アクション映像の上にレイヤー重ねて描いたもの。闘技場の埋め尽くす観客も一部実写、あとコピー。

……なのは一見して分かるんだけど、描き方がうまいのと、その背景に、CGによる遠景がきれいに合成されて奥行きを出し、全体をセピア調のトーンで覆って、見事リアルな一枚絵に見せている。
いい時代ですねぇ。
2000年『グラディエーター』で「5年前ならできなかった」と言っていたCGによる表現が、10年経たない(ドラマ撮影は2009年)うちにここまで来た、と。

古地図からCGによる風景に入り、そこへ俳優の演技が重なる素早い場面転換、
また、
人物の周囲に、CGによる炎が描かれ、そこから短いショットをつなげて混濁した意識を表す、
という手の込んだ演出が面白かったです。

建物の屋根の上までカメラが一気にまわりこんで、屋根の中央から中庭へ降りていく、というのは、『トゥームレイダー』などのゲームを思い出しました。実写映画なら撮影が大変すぎて思いつきもしなかった構図が、フルCGによるゲーム画面の開発中に案出され、それが映画表現に影響を与えたってことが、あったのでしょうねぇ。

古代ローマ式宴会の豊満な乱脈ぶりと、そこへ入場する有名剣闘士たちの筋肉美、またトラキア人虜囚の「ウェザリング」の対比による生々しい色気といったらもうたまりません。

男の長髪は、女々しいものではなく、戦場の風になびくカッコいいものとして描かれるようになったのですね。
殴り合いから男の友情が始まるのはお約束ですか。
金髪女は今でも「おバカ」扱いなのですねw

剣闘士養成所の指導教官である、個性的な面差しと良い声をもった黒人俳優にものすごい既視感があって、ずっと悩みながら後半を観たのですが、『300』で居丈高に登場した使者さんでした。

主役のモチベーションが愛国心でも男の友情でもなく「嫁!」なのは現代的でしょうか。時おり見せる泣き虫な表情が可愛くてよかったです。男にも女にもアピールするように、うまく出来てるねェ、アメリカのドラマ。

脚本もおしゃれ。新入り剣闘士が訓練段階で先輩に倒されて、投資が無駄になったのを嘆く貴族夫婦の会話。
Not every venture ends in climax. 「イクとは限らんさ」
A fact known well to every woman. 「女はみんな存じてますわ」

みごと訓練を乗り越えた剣闘士(=主人公)には、
Welcome to the brotherhood!
歓迎の印は焼きゴテ(;´∀`)

両方にアピールといえば、男女両方のなまめかしい動きといい顔が等分に映し出されるエロス描写は非常に濃く、また正に体当たり演技な俳優の肉体美がものすごいので「いいものを見せて頂きました」と拝みたいような。
大抜擢だった主演俳優が、これを遺して早世したというのが、切なくも鮮烈です。合掌。
全13話、楽しみに拝見させて頂きますーー
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