Misha's Casket

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新宿二丁目を騒がせる現象を分析すると、対策できるようになります。

まず、当方の同人・BL論の目的は、プロ創作家の名誉回復と、新宿二丁目の被害軽減です。

同人の悪口を言うことでもなければ、BLはいかに「エロ」いかという宣伝をすることでもありません。下品な自己アピールばかりしたがるクレーマーさんがいると困りますので、ご遠慮ください。

何度も申しますが、プロが男同士を描いたからといって、自虐したことはありません。プロ作品を売り出す出版社が、キャッチコピーとしてパロディ同人の使う隠語を用いたこともありません。

「プロまでパロディ同人と一緒になって自虐した」というのは、一部の研究者・評論家による証拠の捏造であり、歴史の歪曲であり、無用なレッテル貼りであり、差別意識の表れです。

また、創作と現実を混同して新宿二丁目(に多いとされるゲイバー)へ乗り込み、下品な質問をする読者がいるというのは、例えていうと、任侠映画を観たからといって、実際の暴力団事務所へ押しかけ「本当に人を斬ったことありますか~~!? 刑務所に入ったことありますか~~!? なんちゃって~~!」と騒ぐのと同じことです。

あるいは、ミステリーが好きだからといって、自分も名刑事になったつもりで警察車両に乗り込もうとする女がいたら? あるいは「ドラえもんが秘密道具を出してくれないので仕事ができない」と本気で言うOLがいたら?

明らかに、その人自身がおかしいだけですよね? 漫画家のせいじゃないですよね?

【分析すると対策できます】

もし、プロ創作家自身が新宿二丁目へ乗り込んで、下品な質問をして廻っているなら、記者会見でも開かせればいいです。新聞・週刊誌の記者が鋭いインタビューをしてもいいです。「どういうつもりですか?」って。

もし、市販されているプロ作品の購読者が新宿(中略)なら、出版社がお客様に自制を呼びかければいいです。酒・煙草・パチンコの業界が既にやっていることです。それによって急に被害がゼロになることはないでしょうが、出版社としては責任を果たすことができます。

もし、アニパロ同人誌の出展者が、コミケが閉幕したあと新宿二丁目へ乗り込んで「私たちを店に入れろ! カネならある!」と騒いでいるなら、同人どうしで注意し合えばいいです。

もし、アニパロ同人誌の購読オンリーな人が、コミケが閉幕したあと新宿二丁目へ乗り込んで「吊橋理論で同性愛が芽生えるって本当ですか!?」と騒いでいるなら、同人からお客様へ向かって「創作と現実を区別してください。区別できない人のほうが多いようだと同人誌が規制されちゃうんです。私たち生きていけなくなっちゃうんです。困るんです。お願いしますお願いしますお願いしますお願いします」と言えばいいです。

「刑法不遡及」ですから、実際に騒いだ人・不適切な質問をした人を今から検挙する必要はありません。目的は予防です。

ここまで対策しても、実在の同性志向者に対する加害行為が止まないなら、テレビか観光ガイドブックで余計な知識をつけた人が当事者である可能性が高まります。とすれば、テレビ局か観光ガイドブックの出版社が視聴者・読者に自制を呼びかければいいです。

【混同すると、クレームが無駄になります】

1980年代初頭以来、パロディ同人の世界では「絶対に本物を怒らせるな。ホモという言葉を使うな。本物のいる店へ行くな」という通達が廻っています。同人誌即売会の参加者も増えたので、全員に行き渡っているとはいえませんが、ベテランなら守ってます。

それが自分たちの「表現の自由」を守ることであるのを知っているからです。華やかに見える自由の裏には、苦しい犠牲と責任があるのです。なお、同人誌即売会は、同人誌を即売する会ですから、あるていど利潤動機なのは当たり前です。つまり、同人にしてみりゃ生活がかかっている。

それを他の町からのクレームによって規制されては困るのです。マジで困るのです。これが同人の本音です。

したがいまして、ゲイ・レズビアン側が迷惑客を「なんとか少女・なんとか女子」というレッテルで総称してしまうと、それは自分たちのことを排他的に示す業界用語だと思っているパロディ同人たちから「私たちはそちらへお邪魔したことはありません。濡れ衣を着せないでください」という厳しいクレーム返しがつくのです。

すると、ゲイ・レズビアンのほうが恐縮して「ブログ記事を削除しました」とか「訂正してお詫びします」とか言ってしまう。これが繰り返されてきたわけです。最終的には「ゲイ・レズビアンの言うことは信用ならない」という結論になって、誰もクレームを聞いてくれなくなります。

敗因は、余計なレッテルを用いたことです。残念ながら、ゲイ・レズビアンも隠語・略語・業界用語を用いるのが好きな人々です。さらに人間は、ずれた場所で復讐しようとする傾向があります。

自分自身が「ホモ」などと呼ばれて差別されたので、ストレート女性に対しても何か下品なレッテルを貼り返してやりたいと思ってしまうのです。そして自分の足元をすくうのです。残念な次第です。

冷静に現象を見極め、混同を排除し、シンプルにクレームしましょう。

さしあたっては、全国新聞などのマスメディアに対して「ゲイバーで下品な質問をするストレート女性がいるので困っています」と、事実をありのままに述べることに努めましょう。「我々はそういう女性を何々と呼んでいます」というレッテル貼りは不要です。

とくに、キーボード誤変換言葉は口頭で発音しても無意味ですから、もともとインターネット・スラングです。すると中高年が「俺だって若者の流行に詳しい」というところを見せたくて、ブログなどで無駄に使ってしまうことがあります。それで結局ご自分の損になるんじゃ意味ありません。気をつけましょう。

なお、ストレートな皆様のために申し上げますと、新宿二丁目が長年にわたる被害を人権問題として正式に発表していないのは、まがりなりにもカクテルを飲みに来てくださるお客様を告発するということをしたくないからです。彼らは「お水」の仁義を守っているのです。

それに甘えずに遠慮してやることが大人の優しさなら、大人になりたくないという「少女」の自分優先行動は、はたして情状酌量してやれることなのかどうか?


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