Misha's Casket

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女性が『薔薇族』に文句言う筋合いではありません。

1975年のコミケ初開催に15歳で参加した人は、1980年には成人します。

人によっては実家を出て、一人暮らしを始める。すると親に気兼ねせずに成人向け雑誌を講読できるようになるわけです。すると、女性が『薔薇族』の内容に難癖つけることも起きる。

……いや、だから。なぜそこでクレームする!?

ツイッターなどの無かった時代ですから、わざわざ手紙を書いて編集部へ投書したか、わざわざゲイバーへ押しかけて直談判したですな。そら怒りますわ、当事者が。

ようするに『薔薇族』に出てくる男は可愛くない・あたし達の趣味に合わないって、わざわざ言いに行った人々がいたんだそうです。なんじゃそりゃ。

このなんというか、女性の自己中心性ね。自分が正しいと信じている。言えば聞いてもらえると思っている。なに様のつもりか? 甘やかされて育った人々です。1960年頃に生まれたとすれば、今年57歳前後。

現代のBL女子は、ゲイが「女が描くものはきもち悪い」とか言って来たら、自分たちの先輩のほうが先に手を出したことを思い出しましょう。

いや、もしかしたらフェミな人々だったのかもしれません。同人が書いた「男同士は異常だ」という台詞へのクレームに対して、勝手に同人の代理人になって「男性が女性の書いたものを検閲してはいけません!」って言い返した人々。

女は男の表現の自由を検閲し、可愛くないとか文句言ってもいいと思っているのです。57歳前後だとすると現役の大学教員などの可能性があります。

「女性が搾取される姿を面白おかしく描いてはいけない」というならまだしも、他人の趣味にケチつけちゃいけません。もともと女性に見せるつもりじゃないんだから、彼らが女性の機嫌を取る必要はないのです。

つまり、女性からのクレームは「ほんものの美少年の画像が拝めると思ったのに、カネ返せ」っていう意味だったのです。男性の行動だとしても、下の下です。

これに同人が危機感を覚えたなら「BL(または同人)はフェミとは別」と言うのは当然です。

ゲイコミュニティに向かって「趣味悪い」って文句いってくる女がいたから、ゲイ側が対抗意識に駆られて「俺たちもBLに文句言ってやる」と思っちゃうようだと、同人・プロBL創作家、ついでに出版社は困るわけです。

趣味悪いよというクレームそのものは「ご意見無用」で突っぱねてもいいですけれども、ゲイ側から物言いがついたという対立の構図そのものが、同人・プロBL創作家および出版社には困るわけです。

ゲイのほうが弱者ですから、人権保護の名目で規制を受けるとしたら同人・BLのほうだからです。

何度でも申しますが、女性が結婚しない自由は日本国憲法において自己決定権として認められています。ゲイが結婚する自由は認められていません。彼らのほうが弱者です。

なるほど「子育てしないのに結婚させる意味はない」とも言える。では結婚したけれども子どもができなかったという男女は社会が離婚させるべきなのか? 扶養を認めないのか? 

少なくとも同性志向当事者が「なるほど人口再生産につながらない結婚は無意味だから結婚という制度にこだわることをやめる」と言わないかぎり、社会のほうから結婚させないと言うことは、やはり差別です。

堅気に迷惑かけないという「仁義」は、誰よりも自分を守るための約束です。

女性が自分よりも差別されている人々の「アジール」に乗り込んで、自己満足しようとするのは控えましょう。百歩ゆずって「テレビを観て来た」という人を同人の問題として制止する筋合いはありません。けれどもBL読者・同人やっていた人だけでも遠慮しましょう。同人がフェミの真似して「女の弱者特権だから」と言って新宿二丁目で目立ちたがるのは良いことではありません。

それやってるかぎり、口先だけで「同人はフェミとは別よ」と言っても説得力ありません。

どちら様も、もし、ゲイボーイズトークの内容や、彼らが演じるショーの内容が自分の好みに合わないと感じたら「女の子に配慮してほしい」などと甘ったれたことを言っていないで、さっさと帰って来ましょう。



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