「壮大なコスプレ」の逆説。

  24, 2017 11:05
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映画というのは「原作のタイトルの権利だけ買う」ってことができるんだそうで、中味は別ものってことはよくあります。

ミステリーの犯人が違うとか、結末が違うなど、決定的な要素が変更されていて、タイトルが物語を象徴する機能を喪失してしまっていることさえもありますね。

いっぽう、コスプレというのは勝手にデザインを変更してしまうと、なんのコスプレだか分からなくなってしまうので、完全再現が基本です。

著作者人格権というのは、著作権者の名においてなんでも命令できる権利ではありません。端的には自分自身の「名前」を勝手に使われない権利です。

じつは著作権裁判というのはたくさん起きていて、ペンネームの無断利用は明らかに違法ですが、内容の流用・変更については、裁判に訴えた挙句に原告敗訴という例もあります。

けれども、おなじ創作道の仁義として、原作者の意向は最大限に尊重されるものです。原作者が書類をそろえて刑事告訴しなくても、いわゆる二次創作の「ジャンル」が停止することがあるのは、これによります。

だから、もし、実写映画化に際して原作漫画家が「あれは壮大なコスプレ」と言ったなら、「コスプレやるならちゃんとやれ」という意向を示したのかもしれません。

(念のため申し添えますが、「かも」ですよ)



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