2017/03/09

第三の性からの訴えには「私から言っておきます」が正解です。

1990年代半ば、ゲイコミュニティは「若い女性がぼくらに失礼なことを言うのを自粛させてくれ」と言って来たのです。

それに対して大人の女性が答えるべきは「私からよく言っておきます」です。

「クレームしてはいけません!」ではありません。被害者が声を挙げてはいけないというなら「女も黙って家事をしろ」ということです。

「社会には加害者である男と、被害者である女しかいない」という考え方は、我々を無視しているから差別である。

ゲイはこう指摘して来たのです。女性は「被害者である男性」という存在を忘れていたのです。

いわば、東西冷戦に夢中で、第三世界を忘れていたみたいなものです。そして「第三の性」がそのような声を挙げた時代というのは、まさに冷戦体制が崩壊した直後だったのです。

これに社会学者が気づかなかったとしたら、なんとしても黒星なのです。

【女のホモソーシャルじゃ解決にならない】

明治四十二年の「少年」も、昭和八年の「ユース」も同じことで、男の学校ではそういうことが行われている、と。

読んだ女生徒が気づくわけです。「本当ですか? お姉さま」

「そうよ。だからわたくし達は、こんな男たちにだまされて家事労働のドレイにさせられてはいけないことよ」
「分かりましたわ、お姉さま」

なるほど、これは女のホモソーシャルです。トランスゲイのホモソーシャルではありません。しかし何の解決にもなりません。

ゲイコミュニティは「女同士で何をやってもいいが、わざわざゲイバーまで来て、ぼくらに下品な質問をするな」と言って来たのだからです。

20年も前です。いまだに解決していない。何やってるんですか、フェミニスト。それでも人権運動家ですか? って話です。

18歳になったばかりの教養学部生に教室の中で性的な小説を読ませるなんて授業をするより、もう少し真面目に社会問題に取り組むといいです。

女性は社会に適応できないんですか? 女性は「基本的人権」や「プライバシー」という概念を理解できないんですか? 女性は想像と現実を区別できないんですか? 女性の脳には障碍があるんですか?

だったら、社会進出させる前に特別教育が必要なはずです。

同人界は、遅くも1980年代初頭以来「ぜったいに本物を怒らせるな。ホモという言葉を使うな」という約束です。古い人ほど守ってます。当方は、わざと古い話をしています。

対立の構図は単純ではありません。

どこの業界もおなじように、古い約束を知っている人々と、勘違いしたまま我も我もと乗り込んできてしまった「にわか」中学生と、その言いぐさを真に受けた間抜けな記者・評論家たちです。

本来、ゲイコミュニティは「かやの外」で安心してお酒を召し上がっていたはずなんですが、1980年代の「にわか」ちゃんが1990年代に成人すると新宿二丁目まで押しかけてバカ騒ぎしたので、巻き込まれてしまいました。

ようするに、そういうことです。女権運動にあおられた娘たちが暴徒化したのです。それを「フェミ」の先生たちが話をごまかし、正当化しようとして来たのです。

けれども、理解の遅い子どもには、くりかえし教えるのが本当です。それが本当の人権運動であるはずです。他人も自分も幸せになる道です。

社会学者にこういう発想がないなら、若い学生を教導する身でありながら、教育界との連携が取れていないという、縦割り学問のせいなのかもしれません。

社会学者は、日本の社会学自体の歴史を研究するといいです。

若い同人のみなさんは「自分は誰の真似をするか」を考えてください。

マナーが守れる人間として、末長く同人の世界で活躍したいですか? ゲイをからかって来たことを自慢し、「こいつヤバイ」と思われて孤立したいですか? お母さんのトラウマのせいにして逃げますか? 決めるのは、あなたです。



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