2003年映画『カレンダー・ガールズ』観ました♪

  08, 2012 09:57
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あたしジョージ・クルーニーよりキーラン・ハインズを旦那にもってるほうがいいなァ!!(*´∀`*)

男優萌えで借りたらすごく可愛らしい女性映画でした。ちょっと泣ける。ちょっと笑える。だいぶウットリできる。
ああ、ロケハンて大事。
国土が美しいって大事。
人が許しあうって大事。

キーランは今回は北ヨークシャーの片田舎で花屋をいとなむ冴えないオッサンとして登場しました。よき旦那、よきパパ。「Congratulation, it's CALENDAR」と言われた時の呆然とした顔は忘れられません(笑)

以下、ネタバレ含みます。
「私もう53歳よ。いま脱がなくて、いつ脱ぐの?」

1999年ごろに起きた実話。イギリス北部、静かな田舎町の「女性連盟」の会員たち。急進フェミニストの勉強会だったらしいんだけど、田舎の支部では現実の活動は手作り菓子の品評会とか「ブロッコリーの育て方」の講義とか。のんびりとお上品な年配女性たちの社交場。そのチャリティカレンダーは毎年お城や教会、夕焼けとか。
「たまにはあたし達がモデルになりたいわね」
冗談だったのが、会員の一人の旦那様の急逝をきっかけに実現。たぶん世界初の素人中高年女性ヌードカレンダー。英米で50万ポンドを売り上げて、地元病院に寄付。

映画では、アイディア豊富な愛嬌ある女性クリスの、主婦暮らしに退屈してちょっとはじけてみたい野心をバネに、急展開することになってます。もちろん最初はしりごみする仲間たちがその気になっていく過程が見どころ。
似たストーリーをもつ『フル・モンティ』と同じ、家族愛中心の明るく暖かいコメディです。

『フル・モンティ』がステージ成功で終わりだったのと違って、カレンダーができ上がってからの心理ドラマが丁寧に描かれています。うまくいくかも不安だけど、うまくいった後もなんだか不安なもの。

男が「やるぞ」と言えば女たちが応援するというのと違って、女性ならではの立場の難しさが「やっぱりね(溜息)」というお約束感を交えつつ、でもひどく手痛い感じではなく、穏やかにきれいに映されています。監督のナイジェル・コールは特典映像でお見かけしたところ、理知的なダンディでした。

旦那や子供の理解・不理解。息子と娘のちがい。それぞれの立場。洋の東西を問わない話題に共感しきりです。微笑ましさと切なさが、雄大かつ実り多い自然と、ハリウッドの豪華で空虚なセットを背景に、柔らかな旋律のようになめらかに、しかもテンポよく奏でられるのでした。

DVDなので特典映像があり、オリジナルのカレンダーを見ることができました。実際の「ガールズ」の一人の旦那さまがアート・ディレクターだったそうで、その「30年も前」の杵柄で場面設定され、撮られた写真がそもそも素晴らしかった。勿論これなくして成功も映画化もあり得ない。

田舎の中年女性が「バイクにまたがってセクシーポーズ」みたいにプレイガールの真似をしてもどうにもならない。というか困る。どうする。

お菓子作り、果実酒づくり、毛糸編み、ピアノ演奏。いつもの仕草を、ニュードで。(「ネイキッド」=裸、ではなく「芸術的な nude 」だって繰り返し主張するのです)色調はセピア一色で。
これが「人は着るものによって判断されない」みたいな感動を与えるのですーー イギリスのアマチュア芸術、レベル高いですーー

(映画では)彼女たちにインスピレーションを与えたのは、アニーのなくなった旦那様の遺した「女性はいくつになっても花と咲く」という詩でした。つねに太陽に向かうひまわりは、実際にカレンダー・ガールズのシンボルになりました。

優しい気分になれる映画として、心に(可能なら棚にも)持っておくといいと作品だと思います。
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