Misha's Casket

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ゲイがチョコを作るから、女はもう作らなくていいのではありません。

「バレンタインデーが近いけど、全国のネコはチョコを作ってるのかな?」
「チョコを作るのは女の役目だと思ってるんだね」

実在LGBTの会話の一例だそうです。新聞で読みました。ネコとは性愛の場面における女役のことです。それが男役にチョコを渡すべきだと決まっているわけではない、という話です。ここで女性は喜んでしまってはいけません。

これは「男役がチョコを作ったっていいじゃん」という話であって、「リアル女性はもう作らなくていいよ」という話ではないからです。

ゲイは「女の子が家事をしたくない気持ちを分かってるくれる男の人」ではありません。

彼ら自身が彼らの愛する男のために家事をしてやってもいいと思っているだけであって、女の代わりの家政夫ではありません。

「今年は俺もチョコを作るぜ」という彼らに対して、女性が「でも私には愛する人がいないのよ!」と言えば、彼らは「知らねェよ」と答えるだけです。

彼が彼にチョコをあげた後、ふたり水いらずで何をしたのか、あなたが聞きたがる必要もありません。ふたりの間に邪魔者が入らないから「水いらず」というのです。

【ジェンダーフリーの陥穽】

「伝統的に女性の仕事だと思われていることを男がやる」というと、ジェンダーフリーで女性にとっても良い話のように聞こえます。が、注意が必要です。

ゲイはストレート男性ではないのです。彼らが愛する男と家事を分担することは、たんに彼ら同士の話し合いの結果であって「だからもう女は家事をしなくてよい」という意味にはなりません。

ストレート男性に言わせりゃ「俺はホモじゃねェ。奴らの人生は俺には関係ねェ。うちではてめェが飯を作るのが当たり前だ。女のくせに自分もホモになったと勘違いしてんじゃねェ」というのが続くのです。

女性は、あくまで自分の問題として、自分の職場や家庭において、ストレート男性を説得しなければならないだけです。

ゲイ側の言い分としても、彼らがストレート男性に頭を下げて「もう女性に家事をさせないでやってください」とか「手伝ってやってください」とか言う筋合いはないのです。

女性はまだ彼らに何もしてやっていないからです。

女性のほうが長生きなので、総人口の過半数は女性です。過半数が「同性婚に賛成」といえば、彼らの望みは一瞬で叶うのです。

その後なら、なるほど彼らは「ねえさん達には義理がある」と言ってくれるでしょう。

でも、まだです。

まず、あなた自身が他の女性に向かって「彼らの味方してあげて」と頭を下げるのが先です。

そもそも「女が男とおなじ仕事ができる」ことは、「男はもう男の仕事をしなくてよい」ことを意味しません。

殿方には、ひきつづき、重い武器弾薬を携行したり運搬したりして、国防に励んでいただかなければなりません。道路工事・電気工事の現場を希望する女性も少ないものです。

だから女性も「できる範囲で男とおなじ仕事に励みつつ、男とおなじスポーツを楽しみつつ、愛する人ができたらゲイに負けずにチョコも作る」というだけです。

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