記事一覧

海軍式敬礼の虚実。

艦内がせまいので、肘を張らずに脇を締めて敬礼する型が海軍には存在した、という説。

いわゆる海軍式敬礼は、個人的視聴の範囲内では、実際の戦時中に撮影された映画では見られず、1950年代以降の映画で見られるようになったと思います。

潜水艦や航空機の中はいかにもせまいので、そういうこともあったかもしれません。が、巨大戦艦や空母の広大な甲板、航空隊の拠点などでは必要なさそうに思われます。

壇上から訓示を述べる司令官なら、両側がふさがれているということはあり得ません。

この件は、インターネット上で言い争いになっているのを見かけたことがあるのですが、個人的には「両方存在した」のではないかと思います。

それは海軍らしい臨機応変さということで良いのではないかと。

事実として、現場を御存知の将兵の多くが内地へ帰投なさいませんでした。1945年の人口ピラミッドという統計図には慄然と致します。復員なさった方々も敗戦について多くを語りたがりませんでした。

また、一般論としても、自分が配属された部署以外のことは知らないのが当然です。つまり、証言が限られているのです。

そこから「一を聞いて十を知った気になる」というのは、島国の悪い癖でもありますが、世界共通の「マジョリティの横暴」というものでもあります。

海軍式敬礼は「絶対にあった」というのも「絶対になかった」というのも、思考のパターンとしては同じことです。

Related Entries

SEARCH

Profile & Caution

Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。