BL女子が「新宿二丁目を見物すれば自分は結婚しなくてよい」と勘違いするわけ。

  25, 2017 11:03
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女性が家事・育児と職業の両立で苦労することについて、ゲイには特に言ってやれることがありません。彼らが愛する人と家事を分担することは、たんに「男と男の約束」であって、だからもう女性は家事・育児しなくてよいという意味にはならないからです。

それはちょうど、軍隊などの男社会では誰かが飯作りを担当するというのと同じです。でもそれぞれの銃後の家庭ではやっぱり嫁さんが家事・育児してるわけです。

BLは、もともとそういう「男が女の仕事をする」ことを女性が面白がる心理に根ざしており、それを我がことのように応援したり、よく似合うなどといってからかったりすることの芸術的(創作的)表現です。

それを読みふけることによって、女性が自分は女の仕事をしなくてよいように思い込んでしまうのですが、じつはそれはあくまで母親の労働に支えられていたのであって、コミケへ乗り込む朝もママが作ってくれた朝ごはんを食って来たのです。腹が減っては戦ができませんからね。

その「母親に頼っていた」という肝心な部分を忘れて、成人としての恋愛・結婚という問題にスライドさせ、「ゲイの恋愛を見物していれば自分は恋愛しなくてよい」と思ってしまうのですが、もちろん大きな勘違いですから、ゲイ側では驚き呆れ、ひじょうにいやがるのです。

これは女性において「恋愛=性交=結婚=家事労働」がひとつながりのワンピースになっているので、「BLを読んでいる(未婚者として母親の世話になっている)間は自分では家事労働しなくてよい」ということを、「自分では恋愛(性交)しなくてよい」にスライドさせてしまいやすいという、まったくもって女性に特有の事情から来ているのです。

ゲイにとっては無関係だし、ほとんど理解不能なのです。女性が恋愛・結婚したがらないことは、たんに女性の勝手なのに、他人の恋愛を見物する必然的関連性が分からないのです。そりゃそうです。

たんに女性のほうがBLの読みすぎで関係あるような気分になっちゃってるだけなのです。

彼らにしてみりゃ本当に図々しくて、いやらしくて、きもち悪いとしか感じられないのです。

そのゲイ心理を理解していない者が「弱者の連帯」などといっても説得力はないのです。

彼らがストレート男性に対して「女性を家事・育児から解放してやってください」と口添えする義理も、とくにありません。いままで女性は彼らのために何もして来てやっていないからです。

それどころか、何十年も前から「わざわざゲイバーまで来て下品な質問をするな」という苦情を発し続けているのに、ガン無視して来やがったからです。ゲイに言わせりゃこういうことです。二次創作BL同人がゲイバーで歓迎してもらえると思うことがおかしいです。

なお、同人に限らず一般論として、ストレート女性が「私たちを家事・育児から解放してくれたら、あんた達の同性婚を認める法案を通過させてやるわよ」という取引を持ちかけるのであれば、弱者の連帯ではありません。人数の多さにものを言わせた脅迫です。

同性愛者の希望は「ストレート女性が積極的に子どもを産んで立派な納税者に育て上げ、少子化問題を解決してくれれば、ぼくらは安心してDINKSライフを満喫できる」ということでしかありません。

女性は彼らの数千年来の願いを叶えてやった上で、もともと人数の少ない彼らからの助力はほとんど望めないというのが、たった一つの真実です。

「表面的には女性もゲイバーに行くようになって新宿二丁目がにぎわっているのに、女性の人権運動はちっとも進まない。おかしい」と感じられるとしたら、こういうことです。

自分に都合よくゲイリブ運動を利用してやろうと思っていたフェミニストさん・自称ノンセクシュアルさんは、分かりましたか?


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