二次著作物とは。

  11, 2017 11:02
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二次著作物があまりにも原著作物(一次著作物)から乖離しており、もはや独立別個の作品という時は、二次著作物とは認められません。

つまり原作者が告訴しても、裁判長が「これは二次でさえない」という可能性は、あります。この場合、原告敗訴というか、取り下げです。

だからこそ「なぜ、あえてそのキャラクターを使うのか?」という問題が発生します。

逆にいえば、わざわざ「二次」創作と言っている以上、自費出版者のほうで、他に対する依拠性を認めていることになります。

だから本当いうと「これは二次創作です」といって売っていることはないのです。だからこそ隠語を使用したのです。(昔の社会学者は空気読めなかったのです)

念のため、国民誰しも「自分に不利な証言を、わざわざしなくてよい」ことになっています。

それを見てしまったとき、原作者が「これは俺の作品とは関係ない」と思うか、キャラクター商品化権を侵害されたと思うか? 原作者の胸一つです。

どの法律に基づいて、何の侵害として告訴するか? 意匠権? 商標権? 著作権? そもそもキャラクターとは何か? 人は何をもってキャラクターを「あのキャラクターだ」と認知するのか? 深く追求すれば、大脳生理学者や心理学者や哲学者まで証人として連れて来なければならない大問題です。

名前は分かりやすい指標ですが、個々のキャラクター名をすべて商標登録してあるということは少ないものです。

にもかかわらず、もし、わざと原作者に他人の自費出版物を見せようとする人があれば、原作者の心に「侵害された」という気持ちを起こさせることを狙った。すなわち告訴を強制したという意味に取られる可能性もあります。業務妨害、脅迫、迷惑防止条例などが適用されるかもしれません。

だから、何が侵害されたといって、誰が誰を訴えるのか、かならずしも一様ではないのです。「侵害されたと思っているが大目に見てくれている」のではありません。考え方です。

国家が、個々の国民の人権を尊重するならば、個々の国民の判断力を信じ、個々の国民の考え方を尊重するのが正しいです。

にもかかわらず「これからは著作権者ではなく警察が判断する」という話になりかけたのを、水際で食い止めたというのが、最近起きたことですね。

だからこそ、著作権者は依然として著作権者です。彼(女)が個人的に判断することが禁止されたわけではありません。

二次創作者のほうから「先生のお考えを聞かせてください」とか「商品化権の問題だとは考えないでください!」と言えば、もちろん、やぶ蛇です。

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