頭がおかしいの意味が違う。~挫折した優等生

  19, 2017 11:02
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世の中「頭がおかしいならいいじゃん」と言っちゃう人もいます。

例えば「車の調子がおかしい」とか「喉の調子がおかしい」とか言えば、一時的に不具合が出たということで、修理に出せば(受診して正しく服薬すれば)直るわけです。

それを「おかしいなんて気持ち悪い」と差別せずに、おかしいなら声が出なくても仕方がないね、早く良くなってねお大事に……と温かい眼で見守ってやればいいじゃんというのです。

けれども「私、あんたの話を聞いていたら劣等感を感じさせられちゃったわ! あんた、私に向かって自慢してるのね!」という人には困るのです。

「なぜ私が好きな漫画の話をしてくれないの!? わざと私を無視してるのね! マジョリティの横暴ですよ!」って人にも困るのです。

「意見を押しつけないでほしい!」って人にも困るのです。

頭がおかしいの意味が違う。

クレームして来るくらいですから、大脳そのものに他人の存在を認識するために必要な神経回路が構築されていないとか、事故によって言語野が欠損したとか、てんかん発作や多重人格によって記憶が中断したとか、そういう医療の対象として把握できる範囲における異常じゃなくて、心がひがんでいるのです。常に「自慢された、無視された、押しつけられた」と受身なのです。

当方だけではなく、誰に対しても、特定個人に向けられたのではない発言に絡みついて「いま、私に向かって言ったわね!」と、自分からステージに飛び上がって来るのです。つまり、被害者役を演じることを生きがいにしてしまっているのです。

そういう人が「頭がおかしいならいいじゃん」と自己弁護したつもりになっているのです。

でも、古い漫画を熱く語る人があるなら「私は1970年代じゃなくて1980年代の漫画の話をしてやるわ! 新しいブログを開設したから皆さん読みに来てください!」と言えばいいのです。

他人の店をつぶそうとすれば、ヤクザ映画に出てくるチンピラのいやがらせですが、自分の店を開いて客を奪うなら合法です。

そこへ『WINGS』への恨みでも、プロデビューした同人への恨みでも、叩きつければいいのです。

じつは、それによって自分が批判されるリスクを取りたくないのですね。

だから「あんたの口から言ってくれるのを期待して、ずっと待っていたのに、なぜ言ってくれないの!? なぜ私に気を使ってくれないの!? なぜ私を無視するの!? なぜ私に劣等感を感じさせるの!?」となってしまうのです。

勝手に「自分だけ特別に気を使ってもらえる」と決められても困るのです。これはやっぱり、相当大事にされて育った人なのです。

じつは、心がおかしい人、すなわち劣等感に駆られやすい人というのは、もともと優越感が強かった人です。

大学に合格するまでは、親の言うことをよく聞いて勉強していたので成績がよかった。それなりに自尊心も高かったという人が、実社会に出て挫折を感じると陥りやすい症状です。

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