診察せずに治療する心理療法士の自己矛盾。

  13, 2017 11:04
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心理療法士を名乗る者が、若い異性につきまといたいからといって、しつこく話しかけた挙句に相手から「もう結構です」と言われた場合、決して「なんだよ! 心配してやったのに!」と怒鳴りつけてはいけません。

とくに、自分自身がまた別の他人に向かって「あなたは自分自身の『心配してやった』という気持ちを押し売りしたいだけです。私の人生に介入しないでください」と言っている場合は尚更です。若者の人生に介入してはいけません。

世の中には、言ってることとやってることが矛盾してる人もいるのです。精神病かなぁとも思うんですけれども、それを言うと本人が「心神喪失により不起訴」を主張できると思って喜んでしまい、図に乗ってしまうので、あんまり言いたくないのです。

すでに「自分は母親がトラウマになっているので、リビドーが口唇愛期に固着しているから、異性に噛みついて怪我をさせるのは仕方がない」と主張している場合は尚更です。

問題は、これが「カウンセラーではなくセラピーだ」と主張することです。それは診察せずに治療するという意味になります。ということは「このテキストの通りに質問に答えて行けば、誰でも心の病気なんかす~~ぐ治っちゃうのよ♪」と本人が信じているということです。

暗示的な文言を連ねて解脱に導くという新興宗教がかった自己啓発セミナー。

アクエリアン・エイジ(※)という言葉が流行った時代から、アメリカでキリスト教に代わる新しい価値観として叢生したものですけれども、おそらく、そのような布教者の言うことを鵜呑みにしているのでしょう。

けれども、それが全く効果が無いことが、本人によって証明されているというわけです。

もし、こういう人物が、急に「母親のトラウマを自分で克服した!」と言い出した時は、誰かに矛盾を指摘されて「まずい」と思ったのです。

とくに、LGBTは、親の育て方のせいでも、本人の気の持ちようでもないこと(性的志向、性別自認)で差別され、たいへん苦労しているので、親に責任転嫁する発言にはたいへん厳しいです。

また、事実として、彼(女)らの中には本物の医師も弁護士も教員もいます。「それで俺たちの何を治療してくれようっていうんだ?」と、鼻で笑われておしまいです。

(※アクエリアン・エイジとは: 大人気トレーディングカードゲームの謂ではもちろんなく、文字通り、宝瓶宮の時代。ヒッピー文化全盛の頃に流行ったオカルト思想の一種)


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