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女性の編集者に責任があると言いたいなら、先輩と一緒に謝りましょう。

1970年代に、二十四年組による特殊な少年漫画を少女向け全国誌で公開することを決定したのは当時の編集長。成人男性です。高い確率でストレート。

そのヒットを受けて、1978年にBL専門誌の草分け『JUNE』を創刊したのも成人男性です。

同年に連載開始した『パタリロ!』の作者も担当編集者も男性です。当時の白泉社の社長も男性だったことでしょう。

1990年代に「ボーイズラブ」という和製英語を考案したのも出版社の社長であるところの成人男性とされています。

ということは、もしゲイコミュニティが「創作物から影響を受けやすく偏見を持ちやすい未成年者に同性愛の話を読ませるな」と言って来た場合、「それは俺が決めたことだ。責任は俺が取る」と言うべきは、男性編集長たちです。

もし、あなたがこの話を否定して「でも女性の編集者もいるんですよ! 女性の活躍を無視しないでください!」と言いたいなら?

それは、女性の編集者の責任で、ゲイの受ける人権被害が増えたということです。女性の平社員が全社を代表してゲイコミュニティに謝罪しますか? 

もし、あなたが「BLはジェンダー論っていうよりビジネスなのよ」と言うなら、男女平等にビジネスの責任を取って謝罪するべきだということです。

「女性は立場が弱いから責任も弱い」と言って、男性編集長の陰に隠れることはできないということです。

どうしますか? 「女性の権利を無視しないでください! 女性の活躍を認めてください!」と叫ぶということは、責任も取れるということですね?

華やかに見える自由の裏には、苦しい犠牲と責任があることを知れ。(1946年映画『わが青春に悔いなし』)

他人がなんの話をしているのか、よく確認しないで、やたらと被害者ぶってクレームすると、自分が困ることになります。気をつけましょう。


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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。