それは弱者の連帯の押しつけです。~BLの本質

  23, 2017 11:02
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「私は社会の被害者だからゲイと連帯できるのよ」と自分から申し立てて、ゲイコミュニティ側が返事する前にゲイバーへ突入すれば?

それは「私の連帯したい心をゲイ側が認めて迎え入れてくれるのが当たり前」という態度ですから、連帯の押し売りなのです。

正しくは「絶対少数派であるぼくらが国会で意見を通すためには、総人口の過半数を占める女性の助力を必要とするので、弱者の連帯して頂けませんか」と彼らのほうから言って来た場合に、つつしんでご協力いたしますってのが順序です。

(女性のほうが平均寿命的に長生きなので、総人口の過半数は女性なのです)

逆にいえば「私はゲイと連帯できる」と称してゲイバーや人権集会に突入しちゃった人が、彼らから「俺らはべつに連帯したいって言ってないぜ?」と言われる可能性は充分にあります。

女性は被害者役を演じてしまうことが得意で、自分の加害性に気づかないということがあるのです。

が、自分から連帯できると言えば連帯してもらえるという思い込みは「俺はお前が好きだから一発やらせろ」という理屈と同じです。相手の都合を考えていないのです。

とくに加害型BLを読んだり書いたりしていた人は、この「俺はお前が好きだから」という理屈で相手をイジメたり襲ったりしているうちに「暴力が愛に変わる」という展開に慣れてしまっていることがあります。

もともと「好きな男の子をからかってやりたい、かまってやりたい」という気持ちの極端な表現がBLです。その際に自分ではできないことを男にやらせるというマクベス夫人みたいのがBLです。

だから、その愛の刺客であるところの能動型があまりにも魅力的なので、受身のほうが抵抗できず、心が負ける(愛を感じる)という展開が面白く感じられるのは当然なのです。

それを女性が「やっぱり自分でやる」ということは肉体の構造上できないので「女は実行できないからいいじゃん」と思ってしまいがちなんですが、そもそもの根本動機である「かまってやりたいから、かまってやる」という部分を女性として実行してしまうと、女のストーカーということになってしまうのです。

「毎日お弁当を届けて猛烈アタック」ということでゲットできるのはストレート男性であって、ゲイではないです。

思いつきを行動に移してしまう前に、慎重に慎重をかさねて、自分自身の御都合主義に気をつけましょう。

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