もと同人のメンタルヘルスという、現代の問題。~逃避上等

  30, 2017 11:06
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「二次創作BL同人誌を売らないと生活費がない」という現役同人の嘆きなら、売らせてやってくださいと言ってやることができます。それが原作の売れ行きと競合しないことは経験的に知られています。

内容が大きく違うので「少年漫画本来の男性ファンが急に二次創作BLに夢中になってしまい、原作単行本が売れなくなった」ということはあり得ません。理屈としても納得できますね。

それに、ほんとうに生活費だけの問題なら、生活保護&就業支援ということも可能です。本人がリスク含みの創作活動の中止に同意して、喜んでパソコンスクールへ通うというなら円満解決です。ほかのニート、シングルマザーなどと同じ。

けれども、いまでは売ってないという人が「これ以上失うものなど何もない」という「無敵の人」意識に駆られ、攻撃的になってしまっている時、重大なメンタルヘルスの問題となります。

この場合、まずは本人が二次創作の世界を忘れて新しい道へ踏み出せばいいのです。でも、それでうまく行ってりゃ攻撃的にもならないわけですから、本来の課題から逃避していることになります。

たとえば現在の職場で出世するための資格取得とか、対人関係の構築または修復とか。後者は自分の努力だけでは立ち行かないことがあるので、職場の上司に相談してみる・転職するといったことが本当の課題ということになります。

いっぽう、本人が二次創作の世界を忘れたくないというと、別の問題となります。

「売れなくなったという過去の恨みを晴らしたい。楽しそうな現役同人・読者を傷つけてやりたい」というのが一番厄介です。復讐心を忘れさせるセラピーがあるものなら、まず自分自身に施術しましょう。

「昔のことは自分の努力不足だったことを認めるが、二次創作を読んだり書いたりする楽しみを失いたくない」ということであれば、どうぞどうぞ書いてください。

じつは、最大の問題は「書きたい人が書かないこと」なのです。

復讐は忘れたほうがいいよと言ってやることができますが、書いていいものを書かないとなると本人の問題なのです。心にリミッターが掛かっている。もう二次創作BLなんか好きだと言ってはいけない・忘れたことにしなければならないという。

おそらく「売れなくなった。人気をなくした」という過去の傷を思い出さないためにですね。

そうやって表面的に忘れたつもりで、現在の職場の人とうまくやろうと思ったら挫折した、となると最初のパターンに接続します。

職場の中に、他人の体型とか、学歴とか、独身であるとか、いろいろとあげつらって悪口を言う人がいるのは確かに厄介ですが、そのストレス解消のためにも、二次創作BLの世界に戻りましょう。楽しそうな現役に復讐してやるためにではなく、新人として再出発するためにです。

(くれぐれもSNSで「二次創作BL始めました!」と宣伝しなくていいです)

なにごともリハビリ期間というものがあります。著作権者からフリー宣言の出された二次創作がネット公開されていることがありますから、まずは読んでみましょう。

それでストレス解消した気分になったなら、あなたはごく当たり前の二次創作BLファンです。その意味では、仲間は大勢います。

夏のイベントは体力的な問題があるので、中年すぎたら迂闊に並ばないようにしましょう。池袋・アキバなど、しかるべき町に行けば、委託販売品をふつうに買うことができます。ホームページ通販もあり得ます。

そうやって現代の若い人々の作品に接して「見ちゃおれん!」という気分になったら、猛然と書けばいいです。

ペンネームは昔と変えていいですし、昔の仲間に連絡を取る必要もありません。新人として委託販売に出せば「顔出し」の必要もありません。ネット上でダウンロード販売・オンデマンド販売・課金制メールマガジンといった可能性もあります。(利用規約はよく読みましょう)

一般社会の皆様は、あまり二次創作BLを目の敵にしないでやってください。好きなものを諦めなければならないと思い込んだだけでメンタルやられちゃう人がいるようだと社会的損失なのです。

まちがったストレス解消方法である言葉の暴力は、連鎖的にメンタル患者を増やすので、医療費なども増大しますしね。

なんのための二次創作。なんのための創作物。逃避上等です。


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