同人くずれの、にわかフェミ。~学生運動ごっこ

まず学生運動を、すごくドライに見てみましょう。運動によって同志が怪我をしても、自分では治療できません。建造物などが損傷しても、自分では修復する技術がありません。

ほんとうに庶民を勇気づけ、次世代の意識を改革し、社会を変えることに成功するのは、学生運動に加わらず、学問と技能習得を続けて、医師・看護師・教員・技術者などとして社会に出て、次世代の出産・育成・環境改善に手を貸してやった者たちです。

では、運動に加わって逮捕された者たちはなんだったのか。学業について行けなかったので、ふてくされて犯罪者になっちゃったというだけです。社会に出る前に挫折して、なんの免許も取れなかった。大学が保護者から入学金を受け取っただけです。

じゃ、同人というのは何か?

「もともと高校の美術部の分派として漫画を描いていた。卒業後は事務員として働くかたわら投稿を続けたが、芽が出なかった。事務員の給与は低いので実家からの仕送りに頼らざるを得ず、かえって実家の家計が厳しくなってしまった。

だから夜間に安全にできる副業として、二次創作同人誌を思いついた。それが若い人によく売れるということを聞いていたからである。

世の中には、著作権法というものがあるので、二次創作は厳密にいうと悪いことなのかもしれないが、他人のおカネを暴力で奪ったり、人命を損なうというほどではない。女性の自立の難しさを考慮してほしい」

という時のみ、申し開きが立つということができます。

1970年代後半は、オイルショック不況の影響と、今よりも出生数全体が多かった時代なので、高校を卒業しても女性の就職先がない・結婚もできない(男のほうで「嫁に来ないか」と言えない)ということが、あり得たのです。

だから、女性といっていますが、男性同人も同様です。1980年代の同人誌即売会に、そういう同人が大勢集まっていた可能性は高いです。

が、その言い訳を当時の中高生が真に受けてしまい、自分が大学へ通う年齢になってから、二次創作同人活動という副業に夢中になって、学業サボっていたので就職試験の時に不利になったというのは言い訳が立ちません。

それは「大学で赤ヘルメット集団の演説に幻惑されてしまい、明日の見えない革命運動に加わって、単位不足のまま中途退学した」というのと同じことです。

だから、同人として「うまく」行っていた間はいいんですが、頼りにしていたテレビ番組の放映終了や、次世代の成長によって、自分の作品が人気をなくし、新しい流行について行く(ジャンルを変更する)ことにも失敗したとなると、がぜん「社会が悪い」と言い出すのです。

【庶民は喜ばない】

医師になることができた者が「人間は、一人一人みな違うのですから、他人とは違う人がいても当然です」と言うのは、やっぱり影響力が大きいのです。

庶民はそれを聞いて「そうなんだ」と受け入れる。眼からうろこが取れた、これからは他人に優しくするよという気分になる。やっぱり「えらい先生がそう言っている」というのは、説得力があるのです。

逆に、学業を貫徹することができなくて、医師にも教員にもなれなかった者が「社会が悪い」といって暴れても、やっぱり庶民に話を聞いてもらえないです。

庶民の多くは、親の言うことを聞いて家業を継いだり、老幼を養うためと思って、資格・免許がなくても、低賃金でも、単純労働を続けているのです。

「そいつらが可哀想だから俺が暴れてやる。爆弾をしかけてやる」といっても、庶民としてはノーサンキューなのです。そんな犯罪者は自分とは関係ないのです。

同様に、同人くずれが「母親が悪い。男が悪い。社会が悪い」といっても説得力ないのです。

じつは、同人として成功している間は「同人はフェミとは別」と言えるのです。すでに漫画または小説を売ることによって自立できているわけですから、フェミニストと一緒になって「女性を自立させなさい!」と騒ぐ必要がないのです。

逆にいうと、同人として挫折すると、フェミと一蓮托生ごっこしたがるのです。

同人としてうまく行っていた間は「フェミはうるさい」とか「ホモはうるさい」とか言っていたくせに、同人誌が売れなくなると、急にフェミの真似して「男が悪い」と言うようになったり、ゲイコミュニティと連帯させてほしいと言い出したりするのです。

ゲイ側には、お水の花道を極めた方もいらっしゃるので、「世の中そういう子も大勢いるのよ」といって受け入れてくださるかもしれませんが、そういう方ばかりとは限りません。

シス・ストレート女性は、ノンケっぽい素人ゲイ男性をシス・ストレート男性の代用品として利用したがるものですが、彼らは客商売としての配慮がないのですから「意味分からねぇ。いまさらなに勘違いしてんの?」と、はっきり言う可能性を心に留めておきましょう。


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