なぜ、女性はゲイと連帯できると思うのか。

  06, 2017 11:02
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「ゲイは女性の肉体に興味がないから私にセクハラしないわ。だからBL大好きな私の性的な質問にも答えてくれるはずよ♪」

2件の思い込みの間に大きな乖離がありますね。

自分自身が「そこらのオヤジの肉体には興味ないから、急に訪ねてきて付きまとうオヤジの質問に答えてやる」ということはないはずです。できるだけ関わらないようにするはずです。

なぜ、それを参考に「ゲイだって女性に親切にしてくれるとはかぎらない」と考えることができないのか?

最初から「彼らを利用してやろう」と計算しているからです。

彼らが水商売で、自分がお客さんであるという立場を利用してやろうと思っているからです。つまり最初から差別意識に立脚しているからです。

だから「まず自分のための女性団体を組織して、ゲイパレード事務局に対して『合同勉強会を開きましょう』という提案書や招待状を出す」というのではなく、個人的にゲイバーへ突入しちゃうのです。そして言いたい放題・興奮がとまらないというふうになってしまうのです。

「あなたたちは男同士で遊んでばかりいてはいけません! パパママごっこしてはいけません! 女性を家事から解放することに協力しなさい!」と説教するタイプも、興奮しちゃってることでは同じです。

そういう自分勝手を「大目に見てもらえる」と思っている人のことを「田舎から出てきたおのぼりさん」というのです。旅の恥はかき捨てだと思っているタイプ。

1980年代以来、若いゲイに付きまとうオバサンって、パターンが同じなのです。

自分では「女性を水商売で働かせてはいけません! 女性の尊厳を搾取してはいけません! 私はどんなに落ちぶれてもそんな仕事はいたしません!」って言うのです。

でも自分ではゲイバーを利用するのです。だからゲイが怒るのです。「自分は俺らを搾取してもいいのかよ」って。

そういうクレームがあったことも知らずに「私たち連帯できるじゃないですか~~」と言っても、ゲイから見れば「なにも知ろうともしないくせに」ってことでしかないです。

いいですか? 多様性を尊重するということは「彼らの考え方も尊重する」ということです。

彼らが「二次創作BLに夢中で、本物のホモから参考になる話を聞きたいと思ってるだけという女とは関わりたくない」と思っていることに気づけば、それに配慮して、自分が身を引くということです。

「自分はほかのストレートから配慮してほしいが、自分はホモに配慮しなくてよい」じゃないのです。

「多様性だから、私たち連帯できるじゃないですか~~」じゃ、ないのです。


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