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本当の目的を言っちゃう同人は、学校秀才。

「女性キャラに感情移入できないからといって、男性キャラに感情移入できるとは限らない」というと、「本当の目的はただのエロです!」と言っちゃう人は、けっこういるのです。

おそらく学校の成績がよかったタイプです。先生から問題を投げかけられたら手を挙げて発表しなければならないと思っている。

「それを聞いてどうしようってんだ?」と疑問に思わない。「滅多なことでは言質を取られるようなことは言わないぞ」と警戒することを知らない。

つまり、世間知らずです。まだ保護者の庇護下に学校へ通っている気分。

「アンケートに答えるだけでいい」と言われてキャッチセールスや新興宗教に引っかかっちゃう恐れがあるので、都会を歩くときは、自分で注意しましょう。

逆にいえば、同人活動というのは世間知らずな子がうっかり参加しちゃうことがあります。先輩がぜったい大丈夫って言ったから・同級生が面白いよって言ったから……

【同人やってみちゃうタイプ】

さいわいにして、万引き仲間や売春仲間には加わらなかった。もともと読んだり書いたりすることが得意だから同人活動を始めるわけですから、漢字が苦手とか、椅子に座って書き物するより街頭へ繰り出すほうがいいというタイプではなく、成績優秀で品行方正なほう。

つまんねぇ女です。ふつーの女です。それはそれでいいのです。静かに安全に生きて行くことができます。

でも、そういう子も娯楽がほしいし、成功した気分を味わいたいですから「女同士のホモソーシャルなら大丈夫」と思って、同人誌即売会(女性の日)に参加して、天狗になってしまうということが時々起こるのです。

やっぱり単純なのです。

テレビ番組の流行に飛びついて、他人が考えたキャラクターに寄りかかって、お友達どうしの「乗り」を頼りに、実力以上の利益を得て、自分には才能があると思ってしまう。一生食っていけるつもりになってしまう。

だから、それ以上技術を磨こうともしない。大丈夫・大丈夫と思い込んでしまう。

「先輩が編集部にいるから大丈夫。そのうち漫画家にしてもらえるから大丈夫」と自分に暗示をかけてしまう。実際には小説しか書いていないのに……

発想の根本が「親がついてるから大丈夫」というところから一歩も出ていないわけです。

同人(出展者)ではなく、一般参加者が駅頭で騒ぐなどというのも同じです。親が一緒に謝ってくれるから大丈夫・まだ若いから処罰されないから大丈夫と思っているのです。

「そうじゃないんですよ」と何度も呼びかけているのが同人誌即売会の運営本部。準備委員会などと称するボランティアです。彼らは企業から「人材」として認められることもあるそうです。

警察や周辺交通機関・地元住民にも気を使いながら、大勢の参加者を指導し、イベントを成功に導くわけですからね。

ヴェテランと「にわか」の温度差は、どこの業界にもあることでしょうが、同人の世界は「お客さん」では済みません。

【歳をとったから意味が逆転したのです】

「18歳すぎたら、エロぐらい好きに読んでも書いてもいいが、カネが絡んでるなら遊びじゃ済まない。その責任はちゃんと取れ」と言われるのです。それが法律です。

自分がほんとうに未成年者だった間(1980年代)は、学校の先生や保護者の手前「エロ」がいちばん悪いことで、おカネのことは子どもの遊びで済んだのです。文化祭のバザーでジュースを売っただけ、という気分でいられたのです。

でも、自分が歳を取ってしまったので、意味が逆転したのです。

けれども女性はそのことに気づかないことがあるのです。「まだ若い」と思いたいので、自分から「女の子だから」と言ってしまうからです。

少女とか女子とか、おとめとかガールとか自分で言っていれば法律が適用されないと思い込んでしまうのです。

教育関係者・警察官などとしても「女性は自分で信じ込んで嘘をつくので、証言を取るのがむずかしい」と実感していることでしょう。作家などは伝統的に「女は男の嘘を見抜くが、男は女の嘘を見抜けない」と言うものですね。

女性は自分で自分に「私が大丈夫だと思ってるから大丈夫。世間のみんなが協力してくれる」と催眠術をかけてしまいやすいのです。

ことに「テストの成績がよかったから親になんでも買ってもらえる」という式の、短絡的な自尊感情ばかり育てて来たタイプは、自分が大丈夫と思っただけでは立ち行かないこともあるということを本当に知らないことがあるのです。

そこへ動かぬ証拠を突きつけられると嘘を重ねる。進退きわまると泣く。「あんたのせいよ!」と責任転嫁する。

不測の事態に弱いわけです。そして、たちまち「世界でいちばん可哀想な被害者」という顔になってしまう。

けれども、同人の世界は独身男性も多いです。テレビ局・出版社の社員なども、現在では「上司に言われて見合い結婚した」というタイプではなくなっています。

「べつに誰にも結婚を強制されたわけでもなく都会で自由に生きている独身女性が自分勝手なことを言っている」と思ったとき、彼らの目はすごく冷たいです。

また、ゲイの世界こそ独身男性の集まりです。彼らから見て、女性は憲法と特権で保護された悠々自適の強者でしかありません。

自分が世間様に向かって・ゲイに向かって、わざと失礼なことを言いながら「いざとなったらフェミのおばさんたちが『女の子をイジメてはいけません!』と言ってくれるから大丈夫よ」と計算してしまっているのではないかどうか、気をつけましょう。


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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験・就活を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

映画評は、アップロードする以上は「下げる」ようなことは言わないことにしております。あらすじもあまり申し上げませんので、楽しみに御覧になってください。記事冒頭の色つき文字は映画中の台詞・挿入歌の歌詞からの引用です。

なお、取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・分割・削除しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。