被害者意識を優先する自分自身を見切りましょう。

  21, 2017 11:05
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1960年代には、まだ芸妓を描いた映画も多いですし、ギャング映画ではストリップティーズが映し出されておりますね。

とすれば、当時の男性が「女性は性的娯楽産業で充分にかせぐことができるから、なにも男とおなじ現場に入って苦労することはない」ということもあったでしょう。

毎日きれいに化粧して、いい着物を着て、お酒を飲みながら野球拳か何かしてるだけで、パトロンをつかまえて店を持たせてもらったり、一生遊んで暮らしたりできる。うらやましいよ、俺も女に生まれればよかった……

温情主義の皮をかぶった差別ですね。これに対して当時の女性が「そう言われて黙っていられるもんですか。私たちだって好きこのんで人前で裸になるような恥ずかしい仕事をしたいわけではありません!」って言ったのは勇気ある行動なのです。

問題は、1990年代にBLを弁護する必要が生じた(と一部の女性が思った)時に、それが持ち出されてしまったことなのです。今さら感がすごいわけです。

すでに雇用機会均等法が改正・施行され、実際に女性総合職も誕生しつつあり、多くの四大卒女子がそのままお見合いではなく、職場入りしている。そういう時代に、女性には性的な役割しか与えられないから、BLに逃避せざるを得ないという弁護論が立てられた。

じつは、当時すでにいい中年になっていたフェミニストたちが、自分自身が1970年代に竹宮恵子などの作品に夢中になったことを自己弁護したのです。

だから、1990年代当時の大学生以下の将来有望な「少女」たちが、将来性のない二次創作BL同人活動および購読に夢中になって、ニート化しつつあることに気づかなかった。

まして新宿二丁目方面からのクレームに対して、まともに話を聞くことさえ出来なかったのです。かつての男性陣が女性の話を聞かなかったことと同じです。

男たちの観察眼が表面的で、他人の言葉を文字通りに解釈することしかできないなら、女たちは自分の被害者意識を優先し、他人の言葉を曲解することしかできない。

自分でそう見切ることによって、おなじ失敗をくりかえさないように、気をつけましょう。

【二次創作BL同人は強者です】

BLの中でも、二次創作BLというのは、著作権で保護されているキャラクターと、同性愛のイメージの両方を利用するので、二重の搾取者です。

しかも、もともとストレートとして原作読者に紹介されたキャラクターを利用する以上「ストレートがホモになる」という偏見を生みやすいので、ゲイにとっては(もともと同性愛者を描いているプロ作品よりも)危険です。

当然ながら「いつ、どうやってホモになったのか」などの無礼な質問も生みやすいと言えます。

実際の性行為の経験が少なく、職場のガールズトークについて行けないと思う人は、モテる女性に対しては(自分で負けたと思った以上)負け組です。

でも、他人のキャラクターを無断利用して「カネもうけ」したと言う以上、社会的に見て、自分だけ「うまくやった」わけで、勝ち組です。しかも、その流行の負の側面として精神的苦痛を受けたゲイに対しては加害者です。

彼らに対して「私、二次創作BLが好きすぎて、ほかの女に負けたから、あんた達の仲間じゃないですか~~」と言うことはできません。

言うだけ言ってもいいですが、冷たい目で見られるので気をつけましょう。

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