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糟取雑誌とは。

【糟取】
1:「かすとりしょうちゅう(糟取焼酎)」の略。
2:米または芋から急造した下等の密造酒。第二次世界大戦直後、盛行した。

【糟取焼酎】 酒糟を蒸溜してつくった優良な焼酎。《季・夏》

【糟取雑誌】 下劣、扇情的な内容の記事を主とする雑誌。「かすとり(糟取)2」が下等であること、また、三合で酔いつぶれるのと、三号でつぶれる(廃刊)ことにいいかけたことによる。

だそうです。「糟取」の第一義と第二義の意味合いが真逆なところが面白いですね。

なお「三号雑誌」という言い方もあります。

取次さんを始め、出版界では「本」というのは書籍(単行本)のことで、雑誌・新書・文庫は「本」って言わないそうです。単行本が文庫化されると、その文庫のことを「本」とは呼ばないそうです。(!)

最近のように写真入りのムックが増えたり、一般文芸書や学術書もハードカバーではなくなって来ると、その分類もどうなのかと思われるところですが「流通上は形態の上から区別している」ということなので、配送の段取りを左右する縦横の長さとか、厚さとか、それによる重量とか、そういうものが基準なのかもしれません。

だとすると、多くの漫画家は一回も「本」を出したことがないことになってしまいますが、漫画が微妙に尊敬されないのはそのことにもよるのかどうなのか。

確かに、手塚・石ノ森などの大ベテラン作品は、ハードカバーのぶ厚い「書籍」の形にまとめられることがありますね。あれでやっと「漫画が認められた」ということなのかもしれません。

なお、同人誌は同人雑誌ということもあります。下劣、扇情的な内容の記事を主としようとも、三号で終わる雑誌にならないように努力しましょう。

いずれのイベントにおいても、参加の際は運営本部が定めたルールと一般社会のマナーを守りましょう。ヒャッハーしていいのは会場の中だけです。よい夏でありますように。



(参考:1988年、小学館『国語大辞典』新装版 1985年11月、井狩春男『返品のない月曜日』筑摩書房)

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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。