【女性向け日本酒の広告には美男を起用なさるといいです】

  16, 2014 12:43
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「このように素敵な女性に飲んで頂きたくて、心を込めて醸しました」と言いたい気持ちは分かる。

が、それを他人へ勧める段階では、「みなさん、僕らが思い描いた理想の女性を見てください」という自己主張ではなく、知的な男性モデルを起用して「僕から貴女へお勧めします」と言わせるのが良い。

男性による消費を意図したビールには、ビキニ水着のキャンペーンガール、ウィスキーには「ウィスキーがお好きでしょ」と微笑む美女がいたのだから、女性による消費を意図した酒には、タキシード姿のキャンペーンガイ、「日本酒をご用意いたしました」と微笑むダンディな日本酒ソムリエがいても良い。

繊細なガラス細工をイメージした青い瓶(ラベル)が暗示する、その中味の消費される場面とは、女同士の「イッキ」騒ぎではなく、ご主人のために熱燗につけてやって下さいということでもなく、本物の味を知る女性が、洒落たグラスへ手酌で傾け、仕事の疲れを静かに癒す……というようなものであるでしょう。

そこに必要なのは、鏡に映る化粧を落とした後の自分よりも可愛い女ではなく、礼儀正しいホストとして振舞ってくれる妙齢の男性(の幻)であるはずです。

「都合のいい人形のような男を欲しがる女なんて、生意気で嫌だな。でも、男に負けずに酒を消費してほしいな」と矛盾したことを言ってる間は、うまく行かないんではないかな……


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