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【ヤマト乗組はビートルズと金髪女。】

1974年、菊紋を戴くべき戦艦に乗り込んだのは、ビートルズみたいな茶髪の若者と、金髪女だった。

海外旅行が難しかった時代の、若者の憧れの象徴だ。

おとなが戦争やってダメだったから、若者は外人になりたがった。

当時はまだ、実際に復員してきた人々が健在どころか、社会の中枢にいた。外人タレントの乗り込んだヤマトを見かけたとしても「意味が分からん」って思ったかもしれない。

エヴァンゲリオン搭乗員と、巨人を迎え撃つ調査兵団の若者たちは、黒髪だ。日本人の中高生の理想化された姿として、感情移入しやすいだろう。

『鋼の錬金術師』には、顔立ちがのっぺりして、日本人の大学生のようにしか見えないが、名前からいうと外人さんらしき将校が登場する。

外人が日本人の振りをしてくれるのが嬉しかったのが1970年代なら、逆転したのが後の時代か。

外人さんになりたい路線は、コスプレアイドルに極まったが、残念ながら彼女たちの活動生命は長くはない。

男女とも加齢すると、日本人のおっさんとおばさんになる。

そうすると、アニメから離れて行っちゃうのだ。

いい年してアニメにこだわり、最近のアニメは面白くないというおっさんもいると言うなら、彼らもつまり「心はすでに離れている」わけで、ただちょっと「昔は良かった」って未練を述べたいだけだ。

その頃は、自分自身が、兜甲児をすなおに応援できた若者(子供)だったのだ。


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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。