【ヤマト乗組はビートルズと金髪女。】

  21, 2014 11:12
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1974年、菊紋を戴くべき戦艦に乗り込んだのは、ビートルズみたいな茶髪の若者と、金髪女だった。

海外旅行が難しかった時代の、若者の憧れの象徴だ。

おとなが戦争やってダメだったから、若者は外人になりたがった。

当時はまだ、実際に復員してきた人々が健在どころか、社会の中枢にいた。外人タレントの乗り込んだヤマトを見かけたとしても「意味が分からん」って思ったかもしれない。

エヴァンゲリオン搭乗員と、巨人を迎え撃つ調査兵団の若者たちは、黒髪だ。日本人の中高生の理想化された姿として、感情移入しやすいだろう。

『鋼の錬金術師』には、顔立ちがのっぺりして、日本人の大学生のようにしか見えないが、名前からいうと外人さんらしき将校が登場する。

外人が日本人の振りをしてくれるのが嬉しかったのが1970年代なら、逆転したのが後の時代か。

外人さんになりたい路線は、コスプレアイドルに極まったが、残念ながら彼女たちの活動生命は長くはない。

男女とも加齢すると、日本人のおっさんとおばさんになる。

そうすると、アニメから離れて行っちゃうのだ。

いい年してアニメにこだわり、最近のアニメは面白くないというおっさんもいると言うなら、彼らもつまり「心はすでに離れている」わけで、ただちょっと「昔は良かった」って未練を述べたいだけだ。

その頃は、自分自身が、兜甲児をすなおに応援できた若者(子供)だったのだ。


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