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【アニメの捉え方が狭いんじゃないか。】

確かにディズニーはうらやましい。

家族そろって安心して見られるアニメ、“オタク”ではない若い人にも喜ばれるアニメを売り出して、記録的動員数を叩き出してみたい。

かつて、それを成し遂げたのがジブリ(『千と千尋の神隠し』)なら、「ジブリよ、もう一度」と誰しもが思う。

まして、暴力行為を賛美したアニメを「子供向け」と称して無料放映すれば、海外PTAが良い顔をしない。

それなら、日本製アニメを浄化すれば、もっと売れるんじゃないか……と思いたくもなる。

でも、「映画」という目で見渡せば、世界にはエロ映画も、グロ映画もある。『羊たちの沈黙』のように、猟奇食人犯を美化した作品もある。

実写映画の特殊メイクには何時間もかかる。謎の宇宙生命体が乗りうつった動物などを造形したら、途中でシリコンが溶けたとか、燃えたとかいう話もある。

アニメなら、その苦労はない。

「しょせん実写には劣る」と思われるかもしれないけれども、アニメならではの表現が認められるかもしれない。

「表現手段の一種」と見なすなら、「子供向けに限る」とすることはない。

猟奇ミステリーでも、官能SFでも、作りたい所で作らせておいて、「ただし18歳以上に限る」とする。

「そんなんじゃいやだ。健全なアニメが見たい・作りたい」という人は、本来、自分たちでお金を出し合って、プロダクションを設立するものです。

能楽師も大衆演劇も自腹。地域の祭りだって、日ごろから町内会費を集めておいて、それで会場を整備したり、飲食物を買ったりしている。

政府が「ジブリみたいな映画を創りなさい」と言うなら、「ジブリみたいなアニメ会社」を公的資金で立ち上げればいい。

……それどころじゃなくなったと思うけど。

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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。