【耽美を業界用語を使わずに語る試み。】

  06, 2014 09:22
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と、いうのを個人的にやってみている。

少々前に、地方新聞のひとつに竹宮恵子による漫画作品『風と木の詩』の紹介文が掲載された(ので懐かしかった)のをきっかけに……

当時は耽美と呼ばれた(後にボーイズラブ)、非常に特殊な創作分野に関して、わざと一般的な語彙を使用して語る試みである。

いかに官能的な要素を含む話題であろうとも、独特の隠語や、露悪的なオノマトペを使用した時点で、それに馴染んでいない読者を鼻白ませてしまう。反感を持たせてしまう。反感は、最終的には法規制を呼ぶだろう。

そういうことを避けようとする試みである。

さらに、ボーイズラブといえども、創作物の性質として、他の分野と共通する点も多いことを、わざわざ指摘する試みである。

他と似たようなことをしているのに、一部だけが強く非難される現象を危惧するものだからだ。

たとえば、ミステリー作家の多くは実際に事件を起こさない。読者は、犯人の真似をしてみることを、断じて推奨されていない。

女流が想像によって衆道を描くことも、「想像で書いた」「性暴力の実演を断じて推奨しない」点において、ミステリーと変わらない。

さらにまた、「優れたプロ作品には、時代精神が表現されているであろう」という前提のもとに、1970年代に市販された作品から「読み取ることができると思う」点を指摘し、書評の一種とするものである。

市販物は、誰でも後から内容を確認することができる。

その発行が新聞紙上に告知されなかった自費出版誌は、広く世間に流布することを望んでいない。その誌名をあげつらい、内容を転載することは必要あるまいと思う。

強く影響を与え合った分野として、いわゆる二次創作にも言及するが、その裏話を面白おかしく報告することを意図していない。

もし「当時の事情は、この人の自伝に書いてありますよ」という明確な情報をお持ちなら、ご自身のブログにて、読者の皆様の便宜のために書名を公開して差し上げて下さい。

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