【著作権に関する、いくつか。】

  10, 2014 22:00
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※ 素人による個人的見解であって、法律家による助言ではありません。念のため。


アメリカも「全米各地の映画上映会で『スターウォーズ』ファン数十万人が一斉検挙。容疑はコスプレ。最年少逮捕者はチューバッカ(3歳)」ってことでは困るだろうと思う。

ディズニーはファンアートの効用を知っており、腕の良い職人なら自分で雇うこともある。ただし「かせがせてもらった」とか「最初から金目です」などとは言わせておかないと思う。

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間違った理念に基づいて新法が成立してしまうのを防ぐことと、現行法にかかわることでは、話題の質が違う。

現行法に不備がある・もはや時代に合わないと思う時は、その旨を主張するのが本当だ。人権問題のいくつかは、そのようにして解決されてきた。

現行法の精神が「遊び」という言葉でないがしろにされるのは、法治国家の根幹にかかわる。

「そんなに大げさな話じゃないでしょ」と笑う人は、法律家に訊いてみるといい。

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「どうせ都会の金持ちは陰で不正蓄財している」と思うのは、テレビドラマでしか世の中を知らない子供の発想だ。

真の都会人は「権利の侵害」という話をひじょうに恐れる。自分自身に守るべき財産と名誉があるからだ。

だから「ひとつ悪いことをする奴は、いつか必ずもっと悪いことをする」と考える。

過剰防衛意識が「先手をとって法規制」という発想を生む。

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日本の同人の発言の脇が甘いのは「庇ってもらえる」と信じているからだが、かつて便宜を計ってもらったと信じるなら、後になっても、その人たちに迷惑のかかることを言ってしまうのは良い態度ではない。

今でも庇ってもらえるから大丈夫と信じているのかもしれないが、時代は変わってしまった。

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「著作権者は、あくまで原作者です」とはどういう意味か。

 「当社は二次創作を幇助していません。誰も庇っていません」だ。

「二次創作は、うまくやってくれ」とはどういう意味か。

 「ぜったいに見つからないでくれ」だ。

おそらく、彼らは厳しい電凸を受けている。

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「非親告罪になったら壁サークルを密告する」という人は、発想が親告罪から出ていない。

非親告罪なら、警察は独自判断で内偵を進めることができるはずだ。「大量に取引されている」という電話一本を元に、捜査員500人体制でイベント会場へ踏み込み、一斉検挙ということができるだろう。

そもそも、イベント主宰者が規約冒頭に「違法な作品は出展できません」と書く他ないはずだ。

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二次創作の権利は、一次創作に「優先しない」

権利がないとは言わないが、もし一次創作(原作)から親告されたら「こちらの表現の自由です」と言い返すことはできない。

親告されたということは、認められないと思った人がいるということなのだから、「出るところへ出ることに決まった」時点でブラックなのは当たり前だ。

痴漢なら、よく審理したら「本当にさわったのは右隣の人ではなく、左隣の人だった」ということもあり得るが、二次創作の場合「これは○○くんではありません。同姓同名のオリジナルキャラクターです」と言い張ることは……

しかし、現に親告されていない状態が、親告されるべきであるのかどうかは、司法には判断できない。

まして、他人がとやかく言うことではないのだろうと思う。

出版業界としては、すでに宣言した「同人界は出版界の青田です」で一致しているのだろう。(これはかなり踏み込んだ発言だ。)

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