【SFも漫画も若者のルサンチマンから生まれた。】

  16, 2014 14:30
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SF御三家も、書き始めた頃は若かった。手塚治虫はいじめられっ子だった。彼のSF漫画は、くだらないと言われた。

「未来には希望がある」または「このまま行くと大変なことになる」とは、どういう意味か。

「いまの世の中は間違っている! 老人は引退してくれ! 俺たち若者に政治をやらせてくれ!」だ。

女性なら「あたし達にやらせて頂戴!」だ。

ただし、真に政治家としての実力を備えた人は少ない。

必ず何割かが、現状を茶化すだけの映画・漫画・小説の制作に向かってしまう。「こういう悪い奴って、よくいるよな。だろ?」と言って終わりだ。

さらに多くは、それを「いるいる~~」と言いながら見るだけ、読むだけだ。

悪役のほうが大きな顔をしているような映画にわざわざ金を払い、漫画を読み、口先では「お約束」と笑いながら、腹の底では、若くてカッコいい独裁者や、凛々しい男装の麗人が現れて、革命の旗を明るい未来へ向けて振ってくれることを期待している。

庶民の娯楽と夢は、何十年どころか、何百年も前から、そんなに変わっていない。


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