【やおい定義2:少年愛と混同しないのがいいです。】

  05, 2014 21:29
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たとえば魔夜峰央の漫画作品『パタリロ!』は、やおいではありません。

「パタリロやおい」と言えば、原作では男色の関係にない登場人物同士が実はラブラブ(同居の恋人の立場は無視)という、非公認番外編を指すだろうと思われます。

同様に「風と木の詩やおい」もあり得るわけです。原作ではその関係にない、脇固め的な役回りだった若者同士を主人公にした番外編。

では、原作におけるメインキャラクターであり、不幸な恋人同士だった若者たちが「じつは生きのびて幸せに」という話は? ファンの心情として、一度は想像してやりたい光景ではあります。

これは「風と木の詩による二次創作」でしょう。

いずれも著作権侵害であることには違いなく、発表してしまえば差し止めを喰らうと思います。(※ 喰らうほうが普通です。)


【二次創作の手法の一種。】

こう考えると、やおいというのは、二次創作の手法のひとつに過ぎません。

厳密には「BL」とも違うことになります。

この場合のBL(ボーイズラブの略号的表記)は、「男色」を若向けに言いかえた単語に過ぎません。

ボーイズラブ物語は、当初からゲイカップルを名乗る若者たちが描かれることもあるし、心ならずも辱めを受けるストレート男性が描かれることもある。

それらを田亀のようなゲイ男性が描けば「ゲイ漫画」ですが、女性が書けば「BL漫画・BL小説」というだけです。

西村寿行が書いたハードロマンには、女性が辱めを受ける姿も、男性が辱めを受ける姿も登場しますが、これはハードロマンとしか言いようがないでしょうか。

話を戻して、「やおい」を丁寧に定義すれば……

「原作の文脈を無視して、部分的にオリジナルアイディアを効かせた、二次的創作物としての男色物語」および、それを手がける素人。

プロはこんなもの描きません。プロが、日頃プロとして活動している筆名を用いて、他人の作品を挨拶もなく部分利用し、「最初から金目」などと言うことは、プロ同士の仁義として許されません。



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