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【二次創作の自然淘汰。】

なぜ、二次創作は粗雑でも良かったのか。プロの作品として発表できないからです。

「プロの名にかけて」という理念が与えられなければ、人はいくらでも低きに流れるという一例です。

とくに“やおい”と呼ばれた現象は、それが二次創作であったという要因を抜きにしては、解明することはできません。

ここで発想を逆転させると、二次創作であっても発表できることにしてしまえば、目の肥えた鑑賞者を満足させる高度な作品が生まれ得ます。

「好きこそ物の上手なれ」とは申しますが、テレビ放映が終わってからも特定作品の二次創作を続ける人は、ひじょうに技術が高いものです。

何年も前から同じ題材が好きで、その二次創作を見守り続けてきた人々の鑑賞眼に支えられているからです。

これが即売会を舞台に自然発生的に生じたのが1980年代後半で、腕の立つ人の作品だけをまとめた自費出版誌なら割高でも買うよという人が増えたから、個人誌という形態が成り立ったのです。

たとえ創作者同士のトラブルによって、サークルが分裂し、個人営業化したとしても、面白くない自費出版誌など、誰も買いません。

したがって「トラブルがあったから」というのは、後付けの理由です。すべてのサークルでトラブルが発生したわけでもないでしょう。

起きたことは、才能の自然淘汰です。


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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。