80年代はオタク世代ではありません。

  14, 2014 21:34
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もはや、みんなで渡れない時代です。

1980年代にパロディ同人だった若者の一部が、今やプロ作家・漫画家として青少年に読ませるための作品を書いているには違いないのですが、その青少年の親が同人活動の味方なわけではありません。

40歳代の非婚率は、高くありません。

逆に言うと、当時は一緒になって「みんなで渡れば怖くない。イェ~~イ」と赤信号を渡っていた仲間の多くが、今や育児生活に転じています。

「少女漫画を携帯した男が、実在少女を誘拐した」と聞かされて、「うちの娘は大丈夫か!」と顔色を変える人の何割かは、40代です。

早い人では、子供がもう18歳以上です。

「成人後も親の金でフィギュアを買い続ける息子をどうしたら良いのか」という人生相談は、一般新聞にも載っています。

去年生まれた赤ちゃん、約106万人です。約106万人が全員コンテンツ産業へ流れると、他が壊滅します。

もう諦めてくれたと思いますが、国がコンテンツ産業を奨励し、お墨つきを与えることは、亡国の皮算用です。

“アニメ関連業”への期待と危惧は、正比例して高まっていると申しても宜しいでしょう。

すでに全員が40歳代となった第二次ベビーブーマーは、団塊ジュニアではありません。それぞれの間を取って、1948年生まれの人は、1972年に、まだ24歳です。

第二次ベビーブームの親世代とは、戦前生まれです。

戦前は富国強兵策の一環として「産めよ増やせよ」と言われました。とくに山間部では兄弟数が多いです。戦後に成人した彼らが立て続けに結婚・出産したのが、1967~1974年の年間出生数の多さの理由です。

彼ら戦前生まれは、子供の頃にテレビアニメを見ていません。

戦後すぐに生まれた“団塊の世代”も、1963年に『鉄腕アトム』の放映が始まった時、すでに15歳以上でしたから、テレビアニメに大した思い入れのない人のほうが多いでしょう。

アニメ文化・同人文化に共感しない人は、高齢者ばかりとは限りません。

「80年代はオタクの時代」「女はみんなやおい」などと言えば、40代から反感を買います。

「一緒にするな」「調子に乗っている一部を早く逮捕しろ」という声は、まず40代から高まる可能性があります。

戦前・団塊の世代に、第二次ベビーブーマーが合流すれば、他は太刀打ちできません。

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