【二次創作BLはフェアユースにならないか?】

  22, 2014 21:27
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二次創作の自由を守るつもりで「BLは無理でしょう」と言ってしまったのが、二次創作許可マークに人気がない理由の一つです。

「ロリは大丈夫なつもりか?」と指摘することができます。

海外では、ゲイショップで日本製BLを販売している例があります。「男性同士が描かれている」という物語の内容だけで判断すれば、そうなります。

これは誰向けか、誰が読むべきかと他人が決めたがるのは日本の悪い癖です。

海外なら、実際に金髪の男性や、お化粧する男性もいるのですから、「髭と筋肉」より、金髪の王子様が登場するBLのほうが共感が持てるという男性だって、いるかもしれません。

フランスでは有名キャラクターのイラストをLGBTプライド・パレードに使用した例もあります。よく知られたキャラクターが「自分の仲間だったら嬉しいな」と思う人がいるのは当然でしょう。

というわけで、日本の女性は、「二次創作としてのBLが存在しても良いよね?」という件に関して、海外のLGBTと協力することができます。

日本のゲイ男性が「女のくせに」という意識を強く持っており、これにストレート男性も協調するのが、日本で「BLだけは無理」と思われる理由です。

でも、少年漫画そのものが(ときどき問題視されるように)少女漫画と見分けのつかない絵柄になりつつあります。黒バス犯の例もあります。彼は、まず何よりも「二次創作BLファン」でした。

ゲイ男性の中にも、二次創作BLを楽しみに待っていてくれる人がいるという実例です。

彼の場合は、悪気さえ起こさなければ良かったのです。「BLを読んだから、おかしくなった」ということではありません。犯罪の実行に至るには、他の要因があります。どの創作分野でも、多くの読者が犯罪事例や残酷描写を鑑賞しながら、実行には至らずにいる通りです。

男性が、もともと可愛い少年漫画を上手に真似して、少女漫画と見まごうBL同人誌を仕上げる例も、じゅうぶんに考えられます。

さァ、こうなると、「BLだからフェアユースにはできない」とは言い切れません。問題は「原作のイメージをそこねる可能性のある二次創作は、男性が描いたか、女性が描いたか、BL化か、ロリ化か、鬼六ふうSM化かにかかわらず、是か非か」というふうに、一般化されて参ります。

論理としては「BLだけはフェアユースにならない」とは申せません。

あとは「キャラクター商品全般を無料開放したいのではなく、二次創作に限って新人育成の意義を認める」という考え方ですが、これは「CCライセンス」の「翻案」に当たるってことで、もはや宜しいのではないかと思います。

さらに著作権者には、もともと「人格権」が認められておりますから、個別に「ポルノ化だけは無理」と宣言することができます。

というわけで、「全体として、フェアユースを認めるが、著作権者は個別に異議を表明することができる」という(事実上、現状のままという)対応も、可能だと思います。


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