【少子化3題:数より質という説の真実。】

  12, 2015 09:53
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無理して一億人を維持しなくてもいいんじゃない? という考え方があるようです。子供の質を高めればいいらしいです。

それは「ただちに全てのヤングアダルトが結婚して一人ずつ産み、確実に大学へ入れなさい」を意味します。それでも総人口は自然減していくからです。

「そ、そうじゃなくて~~、私じゃない誰かが2人産めばいいと思って~~(なんちゃって♪)」という話であれば、誰も聞きません。

数より質とは、もはや言い訳にもなりません。迂闊にうまいこと言った気分になるものではありません。

……本当は、発言者(新聞記事を書いた人)の真意は、そうではないです。

「幸運にも授かることのできた命を大切に、社会全体で守り育てていこうね。その他の人は、産む・産まないのプレッシャーに傷つけられずに、自分の人生を大切にしようね」って言いたいのです。

でも、女性の就業環境整備へ向けて、やっと重い腰が上がったところなのです。ここで「まァまァ」と言うわけにはいかないのです。

確かに、今までは「だって保育園がないじゃない」「じゃあ保育園を建てたら産むか? 絶対だな?」という睨みあいが続いていたわけです。

これからは「ここまでしてもまだ産まないか」というプレッシャーがひじょうに強まる懸念は、大きいです。

出産は命がけです。誰にも強制できません。

代理母は、軽々しく話題にできることではありません。代理母の人命を幾らで買うか、という話なのです。

彼の子を産むために命を投げうつ覚悟ができるほど愛した男性としか、関係を持ってはいけないというのは本当です。

ただ、これを言うと、若い人にヒロイズム的な自己陶酔を起こさせる危惧もないではありません。



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