【ニッポンの“9人の職人”スペシャル。】

  13, 2015 13:17
  •  -
  •  -


遅れていなければ、3月28日放映。ハンマー1本で地下鉄の安全を守る職人さんのあたりから拝見。「一路線を一年かけて点検する」という話に視察の外人さんが目を丸くしていました。

次が、JAでキュウリの鮮度を一瞬にして見分ける女性たち。次が木工と和紙の伝統技。

とくに和紙の世界は、工房の代表として名前が出るのは男性ですが、現場で黙々と働く人には女性が多いことが印象的でした。

そして全体を通じて「日本の現場力を支えるには、それだけの人数が必要である」と感じました。

「日本人すげー!」と盛り上がることは簡単なのですが、あなたは地下鉄職人になりますか? キュウリ選別職人になりますか? 

職人たちの多くが、50歳代以上であるとお見受けしました。

日本の若者が職人になりたくなければ、今すぐ移民を雇い入れる必要があります。10年かけて技術を身につけて頂かなければなりません。

彼らが言葉で苦労しないためには、語学学校を増設する必要があります。差別されないためには、日本人の通う学校と職場で、人権教育をやり直す必要があります。

1980年代の日本人は、ニューヨーカーになりたいと思いました。ダブルインカム・ノーキッズと謳われたこともあります。

日本人が決定的に見落としていたことは、欧米列強には問題視されるほど移民が多いということでした。彼らを労働力・納税者として期待できることでした。

中東・東南アジアにも「女性が元気」(=就業率・出生率とも高い)とされる国がありますが、必ず「外国籍のお手伝いさんが多い」というオチがついて来ます。

日本人は、誰をお手伝いさんにするつもりだったのか。誰に何を継いでもらうつもりだったのか。

いっぽうで、視察団が感動してくださるのは有難い限りですが、なんのために視察するかというと、技術を学び取るためです。「持って行かれておしまい」という可能性もあります。かつて日本が、自動車と半導体の技術を海外から学んだように。

もっとも、グローバル時代なので、日本の技術を身につけたオランダ人やフランス人が、ふだんはお国許で活躍し、日本国内で必要になったら連絡して来てもらうということも不可能ではありません。

ネットを通じて人材登録しておけば、グローバリズムとローカリズムを両立できるでしょう。




Related Entries