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【BLとGLBT① ~悪役ゲイキャラクター。】



または悪役トランスキャラクター。

女装・化粧している and/or 女言葉で喋る男性キャラクター、およびその二人組が地球の平和を侵略するので……

若い男女、またはファミリーが迎撃し、撃退する。

こういうプロットは、1970~90年代前半のアニメで見られ、その後パタッと無くなりました。

じつは1990年代半ばに、ゲイタウンから「女性が(創作物をつうじて)男色に関心を抱き、わざわざゲイタウンまで押しかけては、プライベートな質問や揶揄をくり返す」という現象について、激烈なクレーム文書が発されたという話があります。

寡聞にして、テレビ番組にも明確なクレームが発されたという話は、個人的には聞いていません。でも「配慮」がなされた可能性はあると思っています。

「ゲイは健全な男女の結びつき(による平和な社会)を破壊する侵略者である」

「オカマは気持ち悪いから、やっつけてやると清々する」

こういう考え方に基づく創作物が、若い視聴者に偏見と暴力の正当化を植えつければ、ゲイは生命の危険にもさらされるのです。

それを「怖い」と思わずに、笑いながら見ていられる人は、やはり異性愛者であり、自分を「数が多いから正しい」と信じている多数決信奉者であり、少数派の気持ちに関する想像力が足りないという他ありません。

で、美少女戦隊アニメは、シリーズ化されて1990年代後半以降も人気を継続しましたが、悪役は大人の女性、または「ふつう」の男性になりました。

ファミリーアニメは、ゲイタウンの住人が“正義の味方”として、ファミリーに助力する話に様変わりし、その後はゲイまたはトランス的なキャラクター自体が登場しなくなりました。

……最近またテレビで見かけたので「忘れた頃に復活するもんだなァ」と思ったしだいです。




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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。