【BLとGLBT③ ~女性がBLを読むと男性がゲイになる説。】

  16, 2015 15:04
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数年前に某県から会議録として発表された珍説です。その後、取り下げられました。

会議のその場で他の参加者から撤回することを求められなかったなら、そのほうが示唆的です。

「なる」と言われて、「そうですとも」と頷いてしまう人が多かったということです。

実際には「なる」ってことはありません。

同性志向であることは、ゲイ生来の個性であり、権利です。彼らは、強気な女性から逃げた人生の敗残者ではありません。

そもそも、話がおかしいのです。例え「なる」ことがあったとしても、余人は困りません。

それぞれに好きな相手と交際し、好きな雑誌を講読して暮らせば良いだけのことです。

ゲイが増えると、何が困るのか?

「子供が生まれなくなるじゃんか!」と思う人がいるわけです。

本当に困るのは、男性が同性へ向かうことではなく、少子化です。

本当の問題は、総人口の9割を占めるストレートが子供を作らないことです。

本当の対策は、生活費・教育費・それを母親みずから稼ぐために児童養育の助力が要るというところへ向けられるべきであるのに、まちがってゲイを非難することと、漫画を非難することに努力が費やされていたのです。

「同性婚を認めると、ゲイが増えるから困る」という発想も、「国が滅ぶ」という不安に直結しています。でも、増えることはありません。

婚姻・配偶者控除といったことを認めてあげれば、急に「我々も」と名乗り出るカップルが増えるにゃちがいありませんが、それは長年がまんしてきたゲイまたはレズビアンであって、ストレートが「ラッキー♪」などと称して転向するわけではありません。

可視化は、たんに可視化であって、発見されない頃から総人口に占めていた割合が変わるわけではありません。


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