【ネットと文学① ~インターネットは大きな掲示板だと思われている。】

  22, 2015 11:05
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間違いじゃないんですが……。

「SNS」というべきところで「インターネット」という語に代理させている、という例は多いような気がします。

「ブログ、インターネットで大人気!」という文章を見た時には「ブログはインターネットじゃないのか」と心の中でつっこまざるを得ません。

「インターネットで流される情報は、文学とは違う」とか読んだときには「HTML文書として公開された創作物や、PDF文書として公開された研究論文の立場は」と思わざるを得ません。

たぶんツイッター(またはフェイスブック)=インターネットだと思われてるです。2ちゃんねるでもいいです。都市伝説掲示板でもいいです。

間違いじゃないんですが、弊害は考えられます。

たとえば『青空文庫』で明治の文豪の作品を読破した。研究機関の公式サイトで最新論文を確認した。

こういうことを「インターネットで読んだ」と言った時、「あんなの全然ダメ。読んだ内に入らない」と怒り出す人がいたら?

溜息まじりに「そもそもインターネットというのは、SNSに限らないわけでございまして……」と説明を始めることになろうかと思われます。




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