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【BLとフェミニズム ~学者の本分。】


社会心理学者は実験、文化人類学者はフィールドワークを重視するはずです。

一部のゼミ生、またはメディアによる断片的な報告を鵜呑みにして、「そういう少女はですね」と一家言あるところを見せようとする前に、まず疑ってかかるのが科学者の本分であるはずです。

「変わった漫画を自費出版する少女がいる」

と聞かされたら、何人いるのか、全部で何冊発行されているのか、未成年者の資金はどこから出ているのか、アンケートやフィールドワークを敢行して、数字を出すのが学者の仕事のはずです。

解析結果が存在するなら、各年度における年齢構成をグラフ化できるでしょう。

二十四年組に直接影響されて、1970年代から同人活動を開始した人は、1980年代には成人しています。1980年代から参加したコピーのコピーのコピー組も、1990年代には成人しています。

実際に発行している側は18歳以上の成人であることが分かったならば、成人の創作動機については礼儀正しいインタビューが行われるべきです。

家庭における不幸な事情が確認されたならば、それを暴露して良いのかどうかについても、インタビュイーに許可を求めるのが正道でしょう。

それこそが、女性を尊重することであるはずです。

「少女漫画読者はこうだが、BL読者はこうである」という二項対立を主張するなら、有意差を示す数的証拠が必要なはずです。

なぜ、正しい研究が行われなかったのでしょうか?

断片的な報告を鵜呑みにして、研究対象が「少女」であると信じたから、なめてかかったのです。どうせ子どもだから反論してこないと、たかをくくったのです。

本当は、動機がどうあれ、発行しているのが成人であれば、表現の自由の権利に基づいて、少年愛を書こうが、エロスを書こうが、自費出版しようが問題ありません。

動機を詮索することは、犯罪者あつかいするということであり、それ自体が表現の自由の侵害とも言えます。


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Misha

Author:Misha
スマホ時代にさからう評論系長文ブログ。冷静に通読できる大人の読者様を想定しています。

「若い人」に直接呼びかける文章は、18歳以上のヤングアダルト対象です。高校生は受験を最優先してください。

書く人は、新旧とりまぜて映画とアニメを見ながら文芸書に取りくんでみたり、昔の漫画を思い出したり、お国の先行きを心配したりしております。

記事中の色つき文字は、映画中の台詞・挿入歌からの引用です。あらすじは、あまり申しませんので、楽しみに御覧ください。取り上げる作品は、暴力・エロスなど特殊な要素を含んでいることもあります。

ときおり、耽美・BL・同人・LGBTに言及します。いずれの分野からも、偏見と差別と自虐がなくなるといいと思っております。

「二次創作の責任を二十四年組に押しつけるな」「実在同性愛者に甘えるな」が基調です。

全体として、二十四年組ファンが社会学者に物申すという珍しい構図。一部勘違い同人を叱責することによって全体を守るという意図もあり、ときにかなり辛口です。

記事は時々予告なく手直し・削除・分割しております。保存は個人的閲覧の範囲で、お早めに御随意に。転載・改変利用は固くお断り申し上げます。

解題


Casketとは、玉手箱。

でも検索すると棺桶がならびます。来世まで持っていきたい好きな作品の記録帳とご理解ください。